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〈陰陽合体(生命の定義と概念)〉

 これまでの内容ですべての物が異なる陰陽の二種に分割できる事はおわかりいただけたかと思います。野球ならば守備(陰)と攻撃(陽)、ボクシングのパンチならば引き(陰)と打ち(陽)、呼吸ならば吸気(陰)と呼気(陽)という風に“陰”の作用があってこそ、“陽”の反作用を生み出しているのです。回転運動ならば前半部分の行程(陰)と後半部分の戻りの行程(陽)、往復運動ならば往路工程(陰)と復路工程(陽)といったように分割できるわけです。

 それではここで先ほどの章の最後にあった生命の定義について考えてみましょう。
陰陽の法則から結論を簡単に言えば、“生命とは体(陰)と心(陽)が一体となった物”つまり陰陽が合体した物といえます。そもそも生(陽)とは“活動する”という意味ですし、命(陰)とは“核になる物”という意味なのです。

 核になる物が活動するのが生命、核になる物が作用力つまり、生命力を持つのが生命と言い換えることができます。従って生命とは生物だけを指すわけではなく、水素原子のように核となる物の周囲を電子が回ることによってその特性を現すものも生命と言えますし、星の核(コア)の周辺を渦磁場が回ることも同様に生命と言えます。ですから生命という表現は生き物だけではなく運動を行なうものはみんな生命と解釈できるとも言えるのです。

 ところで話は変わりますが、この本を読まれている貴方は、自分の“心”はどこにあると思われますでしょうか?
頭の中? それとも胸の中?・・・

 私たち人間の“心”とは物理的な惑星地球を取り巻く、巨大な渦磁場である“地球磁場圏“の中に存在しています。そしてその“心”は地球磁場圏の中の一角にある位相と呼ばれる場所に存在しているのです。ですから貴方という人間は惑星上にある“肉体”に、遥かかなた空の上にある“心”が接続された状態という事になります。
地球上の現代科学では未だに認識されていませんので、にわかには信じられないかもしれませんがこれが“心”の存在する場所なのです。

 

 そしてここからがさらに重要な内容となるのですが、陰(体)が内側の物質地球に存在するのに対して、陽(心)は外側の地球磁場圏に存在しているという事実です。つまり形質の体に対して本質の心はその外側(遥かかなた空の上)にあるという事なんです。そして生命作用の根幹は外側にある陽(心)の方にあるということです。つまり自分という意識を持てるのは心の作用ですし、体を動かすのも心の作用があるからなのです。

 

 

 生命とは体と心が陰陽合体したものであり、その両方を意味しますがここからは単に生命という場合は心の方を指しており体は心の中に含まれるものと解釈しておいてください。

 陰の因子と陽の因子が合体して一つの生命単位を形成しますが、今度はその生命単位が陰(核の土台)となって次の陽の因子と合体し新しい生命単位を形成していきます。つまり言い換えると、生命単位とは磁場単位のことであり、一つの磁場単位(内磁場)をもう一つの磁場(外磁場)が覆い囲って新しい生命単位を生み出すということなのです。ですから陽の因子は必ず陰の因子の外側に存在することになります。
人間を人間として動かしているのは体ではなく、心の方でありそれは体の外側に存在するということなのです。これは人間だけでなく全ての生命、全ての物質にも共通します。
生命作用の本質が外側にあるということをよく認識しておいてください。

次回へ続く

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