〈日本の建国〉

 大宇宙の聖地「地球」、その聖地の中心は龍神島の中心点オーブ球に位置する現在の三重県伊勢市に在りました。そこに創造主セザナが自己の宿り先である「返り御霊」を置いていたからです。本来、セザナの意識袋は大宇宙の中心点に在って、小宇宙内のあらゆる天体にはセザナの意識が注入されておりますが(磁場に焼き付けられている)、地上の物質世界に常駐降臨する為には基点となる何かの具体的な「足がかり」が必要です。水晶内部にセエ粒子から構成される小さな意識袋(分割意識: 直径2m)を龍神島のオーブ球の位置に移植すると言うのが、歴代のソロジンの慣例でした。皆様も承知の通り龍神島は北海道を龍の頭部とした形状を呈しており、北は稚内・国後・択捉から南は沖縄の八重山諸島の与那国島までが龍体を映し出す日本国本来の形状です。それが故に「龍神島」と呼ばれており、地球の四大陸を象徴する島とされて来ました。ソロジンとは龍王の事であり、大宇宙創造主を象徴するものが「龍神」だったのです。龍神島に移植されたセザナの分魂は、今現在でも伊勢市の地下30m下の岩盤の中に在って、その住所は「三重県伊勢市宮後1丁目」、その上には「月夜見宮」の社殿が建てられています。それは内宮と外宮から構成される神々の宿り場である伊勢神宮全体を管轄する位置に配置されています。

    龍神島(創造主の島)はセザナの許可を得た者だけが、出入りを許されており、神々と言えども低位の者は近づく事さえ禁じられていました。土中の神々(地球魔界に封じ込めた悪神)の進出を防ぐ為に、龍神が誕生する魔界シャンバラ(日本だけで432個有る)には必ず門番の「迦楼羅王(カルラ王)」が配置され、動物神などが地上を徘徊する事すら許されていませんでした。聖地は次世宇宙のソロジンが誕生する場所なれば、極めて厳格に統治されていたのです。迦楼羅王とは銀河明王神の事で、創造主の特命で聖地の門番として守備に就いた者です。京都鞍馬山の「サナート・クマラ(リラ星人)」や伊勢神宮の「キーウエ・ヒースズ(プレアデス星人)」などが有名ですが、魔界神を狩る為に山野を移動する事から「天狗」の異名を持っていました。龍神島に神抜民族を移住させる以前から、何十万年にも渡って厳格な管理が施行されて来た日本国ですが、それまでの地球の中心は銀河ファラ王が君臨するエジプトに在って、聖地は堅く閉ざされた侵入不能の「小さな無人島」、神々も含めて俗世の者の出入りは許されず、三種の広域結界バリアで島ごと封印されていました。時折、船に乗って聖地に侵入して来る原始人達は定期的に巡回している聖地守備隊の円盤によって、全員が焼かれて召還されていました。

    セザナと言えば荒ぶれの大神(天罰を与える荒御霊)として有名であり、神々や霊魂体を取り締まる「龍神(ゼフワ: 三本指)」で強制統治をして来たばかりか、時には地上の物質人間ですら、放電玉(雷玉: 雷雲の一部を球形にしたもの: 数十億ボルトの電位)で街ごと焼き払うと言う天罰を下して来ました。直径1kmのアストラル円盤など巨大な天体龍が一握りで押し潰してしまうし、またグレイの様な物質円盤ですら放電玉で打ち落としてしまいます。放電玉の操作は、ソロジンの特権であり、神々にはその様な粒子を操作する能力は有りません。そもそも肉体を破壊したからと言って、生命を召還した事にはならず、人間を生かすも殺すも、あるいは神々を召還する否やも「セザナ次第」である事は承知の通りです。しかし、そんなソロジンの絶大なる支配力を持ってしても、人間を成長させる事は至難の技、人間を教育する為に人間王国では代々「神々」にその役割を任せて来ました。ソロジンの仕事は天体に自己の手足となる天体龍神を造り出し、物理条件が整った惑星に生命霊界を築いて、惑星(地上)に高等生物を肥やす事です。そして獣から人間生命を育て上げて、その幼稚園学校から優秀な卒業生(神々)を育てると言う順番で行われます。人間が本能的に所有している獣性を抑制し、理性的な精神が発現するまで教育訓練するのが惑星霊界の業務、つまり惑星とは生命の養育場であり、そこは学校なのです。その学校を運営する神々を管理するのが、龍神やソロジンの役割となります。

    惑星霊界とは天体磁場圏の磁界構造に沿ってアストラル物質のギエ基盤と電子を集めた位相群(いそう: 電子袋の層)の事です。早い話が地上の高等生物の意識袋と申しましょうか、人間で言えば個人の記憶が存在し自意識を奏でる層域の事であり、人間ばかりでは無く高等生物は皆、空の上に個人の位相が備わっており、地上の肉体とは生命コード(シルバーコード: 神語ではズザネ管という)で繋がっています。あなたの心臓が無意識的に脈打つのも、あるいは体が勝手に呼吸して消化吸収するのも、自律神経電流(位相電流)が身体を操作してくれているからなのです。その自律神経電流とは中脳水道の間脳部に開口する空の上から連結する「生命コード」から入力されています。地球では生命の神秘と言われていますが、分かってしまえば単なる宇宙常識、地上の肉体とは空の上から操作されるロボットに過ぎず、心や意識というものは元々空の上に在って、あなたは大脳では無く空の上で物を考えているし、またあなた自身は誕生する以前から元々空の上に住んでいるのです。要約すれば地上の人の肉体に宿った(取り憑いた)天体磁気(電子磁気)の生命、それがあなた自身の本来の姿なのです。人間とは肉体を纏っている期間を現す意味に他ならなく、あなた自身は元々地球意識であって、地球の分身と言えます。皆様が住んでいる所の位相群、創造主の命令でこうした生命霊界を造り上げるのが龍神達の仕事です。

    さて、話を本文に戻そうと思いますが、たった300名(男子70女子230)のモーゼ軍団(オリオン・ヒューマノイド)が安房の国(現在の千葉館山市)に辿り着いたのは、今から4796年前の話です。移住途中に他界したモーゼ(ゲイニジェゼ)は、その功績を認められて銀河明王界の責任者(銀河霊界第12位: 降三世明王)に抜擢されました。モーゼ自身はベテルギウス・ヒューマノイドでしたが、聖地への移動を託された3000名のユダ族は「神語」を話すコップ座のケウエグ星人のヒューマノイド達でした。神語とは龍語のことであり、前宇宙から継承された(セザナも話す)人間王国由来の57音からなる選抜言語のことです。その文字言語はかつてアリニラムに伝えられていましたが、同時にコップ座の星々にも伝えられていました(少し異なるが基本的には一緒の言語: カタカムナ言語と称される)。神語を話す300名のモーゼ軍団は、神々の誘導に従って、上陸先の安房(あわ)の国から、科野(しなの)の国に移り住みます。現在の長野県佐久市に当たりますが、浅間山と八ヶ岳に挟まれた領域です。たった一世代だけの短い期間ですが、なぜ長野の山奥に定住させたかと言えば、コップ座ヒューマノイドの親達が全員他界し(ユダ族の魂を消滅させる)、純粋な日本人(子供達)だけの構成に成るのを待ったからです。彼等はやがて佐久市から諏訪湖の畔(諏訪大社の付近)に移り住みます。

    モーゼ軍団が上陸する以前から、神々は既に龍神島民族固有の特別な位相を誕生して来る子供達の為に用意していました。この民族こそ宇宙の聖地民族、将来この民族の中から創造主の後継者(次世宇宙のソロジン)が選定されるという人間王国の伝統があるからです。創造主にとって聖地民族がエジプトのユダヤ人であっては困るし、またその言語が宇宙から伝来した言葉であっても不都合、世代交代が進み過去の記憶が薄れて、子供達が生粋の聖地生まれであって、自分達がこの地で生まれ育った龍神島民族であるという自覚を促す為にも、ユダヤの伝統は封印されて隠され続けました。また神々が山奥に人々を誘う理由は、高い山々の峰には神々が降臨し易く、啓示を与える関係上、都合が良かったからです。さて、科野の国から出た龍神島民族は、導かれるまま山越えをして現在の岐阜県飛騨市の神通川支流の北西部に移り住みます(飛騨金山町付近)。四世代にも渡って、ここに民族を駐留させた目的は、無論教育の為であって、人間王国伝来の哲学と霊界の知識を身に付けさせる目的の為でした。如来界や菩薩界が総力を上げての教育体制が敷かれ、宇宙人魂インプラント作戦を敢行し、高い教育を施された人々は次第に目を開けて優秀になって行きました。本命の地である「伊勢」に移住させる為に、猛特訓の為の訓練所をもうけたと言う訳です。この地に駐留する期間(約80年間)、龍神島民族の人口は5000人規模に成っていました。その民族が伊勢に向かって南下を始めたのは、今から4680年前の話です。

次回に続く

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