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〈心は宇宙の磁気生命体〉

 人間を人間として動かしているのは心の方であり、それは体の外側に存在するとお話しました。
では心は一体どうやって体とコンタクトをとるのでしょうか?

 人間には大きな大脳がありますが、実は大脳こそがアンテナの役割を果たしているのです。肉体で感じた情報を大脳(左脳)を通じて、地球磁場圏の心が受信し記憶、判断をするのです。そして大脳アンテナ(右脳)を通じて今度は体を動かすよう送信しているのです。脳に障害が発生すると、体が思うように動かせなくなったり、思うように言葉が出なかったりするのは心と体のコンタクトが上手くいかなくなるからなのです。心と通信不能となった体は、記憶することも、喋ることも、自力で動くことすらできません。つまり陽因子である“心”こそが人間を人間たらしめているということ、体はテレビ受信機のようなものに過ぎないということなのです。
そう言った意味では人間とは地上の人の肉体を支配した宇宙の“高等磁気生命体”と言えるかもしれません。

 貴方もお分かりの様に、我々人間の体には寿命があります。しかし、心には寿命はありません。仮に肉体を失っても、心という自己の意識は天体の磁場圏に一時的に隠れ潜んだ後に生命輪廻の途に着き、永久の循環行程を歩んでいくのです。その様な意味では、人間の死とは単なる肉体の死に過ぎず、生命循環の一区節に過ぎないと言えます。

 卵子(陰)と精子(陽)が陰陽合体して創造する物は、霊長類ヒト科という高度に進化した長い寿命を持つ肉体となります。しかし、その肉体は母親から出産されると同時に、地球磁場圏と陰陽合体して“宇宙生命体”として生まれ変わるのです。そして肉体が続く限り心の成長は続けられ、あらゆる情報を吸収した心は、今度は別次元の成長を遂げていくのです。
死んだら全て終わりと考える人もいますが、決して終わりではないのです。

 

次回へ続く

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