陰陽輪廻(2)

 

    川の生命輪廻を大きな視野で見れば、川とは独立した生命体ではなく母体である海の循環(水の循環)の一部に過ぎません。人間の生命輪廻も同様で、一人の人間は独立した生命体ではなく地球磁場圏(心の大循環)の一部に過ぎないのです。つまり、川とは海であり、人間とは地球磁場圏に他なりません。貴方という一個の人間単位に執着すれば、大規模な地球磁場圏などに気付くことなどありません。貴方自身は地球磁場圏、つまり地球そのものなのだということを、この機会にしっかりと認識しておいてください。

    また、小さな単位とはいえ川は土壌を肥やし、水を与えて生命を育んでいます。人間についても同じです。一人の一生に決して無駄ということはありません。未来の後世のために肉体の遺伝子を残し、一生涯をかけて刻んだ心の遺伝子とも言える生命記憶を育んでいるのです。そして地球や宇宙は、その貴方の心の遺伝子を求めているのです。

    宇宙は岩石から人間を作り出しました。宇宙(陰)と生命(陽)の関係は、花鉢(陰)と植物(陽)の関係と同じであり、宇宙とは生命の生産工場に過ぎないのです。我々人間こそ、この宇宙の主人公なのです。だからこそ、小さな肉体にとらわれてしまうことなく“我=地球”そして更には“我=宇宙”という意識を持てるように貴方の心を成長させていって欲しいのです。

    ここまでの内容を少しまとめましょう。
肉体(陰)の輪廻は“世代交代”であり、遺伝子情報に基づいた肉体(器)を複製し後世につないでいくものです。肉体には寿命があるので永遠には存在できない事と、肉体の複製が途絶えてしまうと心を宿す容器が無くなってしまう事から面倒でも続けて行くのです。
一方、生命輪廻(心の輪廻)とは地球磁場圏の位相が運動する事に基づくもので、循環する位相(器)と記憶情報(中身)から構成されています。位相とは機械的に回転するもので、新しい肉体が生産されれば、それと合体して自動的に生命体を形成することとなります。その位相(心)が獲得した記憶情報(心の遺伝子)は別次元の回路を通って心の進化の行程を歩みます。

    ここで重要なことは輪廻が生み出す縦の伸長運動(進化成長)の存在を認識しておくことです。世代輪廻と生物進化、そして生命輪廻と心の進化これらはワンセットであり、輪廻(因)と進化(果)が一体のものであるという認識なのです。一区節の輪廻を終えた心は、起動点に戻りますがそれは以前の起動点ではなく一つ位の上がった起動点に戻るのだと考えてください。そもそも進化しないのであれば輪廻してるだけであって、そこには何も意味が無い事になります。
人の記憶情報とは物質磁場が保有するただの形状記憶とは違い、生命記憶です。そこには人間の意識(生命=心)が存在するからとても重要なものなのです。

次回へ続く

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