宇宙情報(その2)

〈ニュワー銀河系の人類〉
 前回はボラン銀河団の人類の話をしましたが、今回は我々が住む乙女座銀河団内の他銀河系の人類の話です。承知の様に天体の開拓作業は聖地である乙女座銀河団の天の川銀河系から始まっており、そこから他銀河系へ、更に他銀河団へと進められて行きました。乙女座銀河団にはトータルで1142個の銀河系が存在し、その半分が生命を育めない右巻銀河系ですが、571個の左巻銀河系のうち24箇所の不安定銀河を除いて、547箇所の銀河系を対象に生命霊界が設けられました。その中でも我々の天の川銀河系だけが、大宇宙の中央回線本線が入力されている特別な聖地銀河系と呼ばれる存在でした。左巻の乙女座銀河団の直径は約1億2000万光年であり、右巻の乙女座銀河団と水平結合した状態にあって、両銀河団の合計直径は約3億光年に達します。右巻銀河団にも約1000個の左右の銀河系が存在しますが、これらの銀河系には左右の回転とは無関係に生物は誕生して来ません。ちなみに、19個の銀河団のうち、相方の右巻銀河団が無い銀河団は全部で三つ、一つは大熊座クイオ銀河団、もう一つは孔雀座トヨユデ銀河団、最後が山羊座キャプリコーン銀河団です。
 
 我々の銀河系(天の川銀河系)から竜骨座の方向に向かって約4600万光年の距離を隔てた位置に、この物語の主人公民族が住む「ニュワー銀河系」があります。この銀河系は我々の銀河系と同様に乙女座銀河団に属する近隣銀河の一つですが、地球ではその存在は余り知られておらず、その姿は竜骨座のイータカリーナ星雲(NGC3372)の内部に一個の星の様にポツンと見えています。これでも我々の天の川銀河系とは8番目に近い至近距離の銀河系です。ニュワーと言う天体名称は地球用語では無くオリオン帝国の総帥民族であるベテルギウス言語の名称であって、神語ではこの銀河系の名は古来から「ズイフリ銀河系」と呼ばれて来ました。天の川銀河系(お隣の右巻アンドロメダ銀河も含む)と一番近い距離にある銀河系を列挙すると「ボブセチヒ銀河(30霊界)」「マルガメハ銀河(30霊界)」「ヨグラエ銀河(36霊界)」「ヌオヨエブ銀河(30霊界)」「ヌエリギツ銀河(36霊界)」「ヒアネ銀河(30霊界)」「フェギ銀河(36霊界)」「ニュワー銀河(36霊界)」と言う順番になります。これらの8個(右巻を入れると16個)の銀河系は地球では局部銀河群と称されており、また銀河系の名称には我々はベテルギウス言語を採用しています。無論、局部銀河群の他にも有名な所では「ズズタニー銀河系(30霊界: 距離8300万光年)」や「デズド銀河系(30霊界: 距離7500万光年)や「ニギオビ銀河系(36霊界: 距離1億1000万光年)」などが在ります。
 
 さて、ニュワー銀河系内の36箇所の太陽系を選定して、その水の惑星に生命霊界を設置する訳ですが、ヒト遺伝子を注入するに相応しい霊長類が誕生するか否かは創造主にとっても一種の賭けであり、こればかりは実際に育ててみなければ分かりません。統計上は約半分の惑星がヒト遺伝子注入を見送られた猿の惑星であり、またヒト遺伝子を注入しても大脳アンテナの発達が不十分で言語誘導が見送られた惑星も多々在ります。しかし、最低限として一銀河に一文明人は絶対確保したいのが本音、幸い天の川銀河系の開拓が早かった為に、創造主は天の川銀河系に発祥した三大文明を未開拓の星々へ注入する方法を選択しました。その銀河系で一番優秀と思われる民族に三大文明(プレアデス文明、カシオペア文明、ベテルギウス文明)を注入し、言語移植を図って最低限の文明を興隆させる事となりました。一つの優れた民族を誘導すれば、今度はその民族が他の星の人類を誘導してくれるからです。ちなみに、文明注入された民族はボブセチヒ銀河では「ヌヨ星人(プレ系)」、マルガメハ銀河では「ブエクリ星人(プレ系)」、ヨグラエ銀河では「ネアゲ星人(カシオ系)」、ヌオヨエブ銀河では「ノイベウ星人(プレ系)」、ヌエリギツ銀河では「ヤオル星人(ベテ系)」、ヒアネ銀河では「ブイレ星人(プレ系)」、フェギ銀河では「ギューグ星人(ベテ系)」、ニュワー銀河では「ウギ星人(カシオ系)」でした。
 
 今から1500万年前の話ですが、聖地銀河だった天の川銀河系とは約1000万年程の時間差がありますが、創造主は霊界を築いた惑星に対して、一斉にヒト遺伝子注入を開始して人間を猿から分派させる工作を行いました。特に乙女座銀河団内の局部銀河群(8銀河系)に関しては創造主が直接言語を教えるのでは無く、天の川銀河系の先人文明を移植させて発育を観察すると言う実験的な手法が選択されました。創造主がプレアデス文明やカシオペア文明を移植したのは今から33万年前の話ですが、一方ベテルギウス文明の移植は今から4万年前の話でした。その関係上、やはりプレ系民族とカシオ系民族が先に興隆し文明を築きますが、なぜか科学の発達に差が発生し、最初に円盤を造って「銀河広域指定民族」の称号を得たのはニュワー銀河のウギ星人(恒星ウギの第三惑星ヌイワ民族)であり、彼等がニュワー銀河系の先進民族と成りました。プレ系民族が基本的に貴族政治(帝政)なのに対して、カシオ系民族は逆にシビックな民主政治であって、支配者の血筋では無く個人の能力を評価する為に最終的には大きな差と成ってしまったと考えられます。昔のプレアデス文明がなぜ興隆したのか、それは多分当初はアルデバランを中心とした複数民族から成り立つ連合国だったからだと思われます。
 
 
 
 
〈ヌイワ文明〉
 乙女座銀河団(左巻)の生命活動が営める銀河系(547個)の中で一番科学を発達させたのが、無論天の川銀河系の341部族でしたが、その341部族が存在しない今現在、乙女座銀河団全体では宇宙空間に進出を許されている民族はニュワー銀河のヌイワ民族だけです。局部銀河群には地球人よりも科学が発達している民族は4箇所ほど在りますが、いずれも地球同様に力学計器が発達しておらず、円盤に必要な無燃料エンジンは開発しているものの、超光速航海ができない理由から、神界の銀河広域指定の特権を得られていない状況です。宇宙空間へ乗り出しても、人間のズザネ管が切れて乗組員が死亡する事故が相次ぎ、宇宙船を開発した程度では宇宙には出られない現実をまざまざと体感している状況でしょうか。もし、我々が宇宙船用の科学技術を現在の地球人に伝授しても、命を繋ぐ船内位相の装備や、移住用の惑星位相の装備をしてやらないと、空間を飛ぶ事も、他惑星に降りる事もままならないのが現実、どんなに科学を発達させた所で人間は自力では宇宙には出られ無いのです。地球人は自惚れていて、自分達の力で宇宙を開拓できると信じている様ですが、それは何も知らない子供と一緒、科学の力を信奉し過ぎです。科学力も未熟だし、宇宙哲学も未熟、神仏に対する信仰心も今一、それでは「銀河広域指定」の許可が下りる筈もありませんね。
 
 ニュワー銀河系のヌイワ民族が銀河広域指定の特権を得たのは今から10万年前の話、彼等の科学水準は第四レベルの宇宙航海技術に達していました。今から5万年前に天の川銀河系では341部族が入り乱れて群雄割拠した時代がありましたが、その当時のレベルには達していた事になります。創造主が人間に伝授する第四宇宙航海技術(ニビエ回転速度差走行: 光速度の3000倍以上の速度)とは早い話が「力学推進装置」なのですが、これを改良する事によって、光速度の3000倍速〜12000倍速まで性能を高める事ができます。当時のベテルギウス科学では1万倍を軽く突破していましたが、現行のヌイワ科学では光速度の約8000倍の速度が限界だった様です。全滅する前のプレアデス宇宙船の速度もこの程度でした。ヌイワ民族の母星であるウギ太陽系と、他の人間が住んでいる太陽系の星間距離は一番近い星でも約60万光年程の距離を隔てており、この宇宙船の速度では物理的に到達するのが不可能な位置にあります(何十年間も航海時間が掛かる)。創造主としてはヌイワ民族に他民族の啓蒙を委ねるつもりだったのですが、余りにも距離が有り過ぎて、第五レベルの宇宙航海技術(ズイマ反電荷走行)を伝授する段階を迎えていた様子です。ちなみに、現行の人類で第五レベルの推進装置を開発している民族はボラン銀河団の三銀河系の民族だけです。
 
 ヌイワ民族の科学が突然進化した理由は「π-tube反重力装置」や「π-tube発電機」の開発にあって、これらの開発が宇宙への道筋を開いてくれました。航空機の胴体にπ-tubeを巻きつけるだけで、その飛行機は落下しない訳ですから、後は宇宙航海用の無燃料推進器の開発だけの話です。π-tube発電機も軽く5000年〜1万年の寿命を有しており、ヌイワ民族は創造主から伝授された数々の宇宙技術を一つ一つものにして、ついに惑星磁場圏の外に出る権利を獲得したのでした。現在、ヌイワ民族は周辺の惑星を四箇所ほど開拓しており、そこに金属の採掘工場を建設している段階ですが、まだ広域宇宙人としての本来の使命(他民族啓蒙)には程遠い状況にあります。仮にグレイ円盤の様にズイマ反電荷走行技術を身に付けたとしても、限界速度の絶対壁(光速度の12万倍)は在るし、また乗組員の健康上の問題が在って、円盤は造れても人間を乗せる事が出来ないというジレンマに陥る事になります。ちなみにボランではズイマ反電荷走行の宇宙船にはロボットを乗せており、生身の人間を乗せる事はしていません。もし、絶対に人間を乗せたいならばグレイ方式(アンモニアの船内大気)しか手段が無い代物なのです。第五レベルとは元々霊魂体専用のアストラル円盤専用の技術だからです。
 
 ヌイワ民族はカシオペア言語(26音言語)を喋る単一民族であり、地球人の様に宇宙人居留区で教育された民族なのが特徴です。従って最初から国家単位や自治州単位には分かれておらず(部族はある)、惑星ヌイワには最初から統一国家が形成されていました。彼等は創造主一神教の敬虔なる信徒であり、また基本的に真面目な性質なので(世俗的では無い)、創造主に取っては模範的なお利口ちゃんの民族でした。セザナ神に取っては、落ち零れが少ない代わりに、また突出した優等生も輩出しない平均的な民族である事から「面白く無い」とは言っておりましたが、特別に目をかけて可愛がっていた事は確かな様です。宣教師民族としては打って付けの理想的な存在だったからです。恒星ウギの第三惑星であるヌイワは地球直系の約1.6倍という大きな惑星であり、住民の平均身長は約2mです。人口は約40億人であり、30光年程離れた猿の惑星を植民地にして一部移住しており、そこには約6万人の開拓者部落が在ります。ニュワー銀河系は天の川銀河系よりも一周り大きく約1兆8000億個の太陽系を抱えています。このニュワー銀河にはヌイワ民族の他にも9種の人類が育成されており、その大半が非文明国の土人レベル、我々としても今後のヌイワ民族の活躍に期待しており、是非土人達の世界に文明を届けて欲しいと願っている次第です。
 
 カシオペア文明の特徴はプレアデス文明とは異なり、先進的な煌びやかな都会は造らず、農村や漁村でゆったり暮らしていると言うのが特徴です。彼等は空飛ぶ自動車で通勤したり買い物をしているのですが、その自動車の形状のいい加減な事は有名であって(地球のガソリン車が空を飛んでいるみたい)、この民族には体裁を構うセンスが無いのかと思ってしまいます。求道者的な生き方に徹しているのか、さっぱり格好を付けない所が素晴らしいと言うべきか、半端なくダサイと言うべきか、少しはプレアデスやベテルギウスの爪の垢でも煎じて飲んでは如何だろうかと思ってしまいます。宇宙時代を突然迎えてしまったインディアンの如き佇(たたず)まいには呆れ果ててしまいます。しかし、ヌオヨエブ銀河のノイエブ星人(プレ系)の如く、林立するビル群の中を空飛ぶ自動車が行き交う様な非常に近代的な都会を建設するのも困ったものであり、物々しく美しい都会の中で麻薬に入り浸っている様な生活では煩悩の世界から逸脱する事が出来ませんね。π-tubeを開発しているのに、創造主の許可が下りないと言う、何か地球人の未来を見てしまった様な気がします。ヌイワ民族を見てセザナ神が「つまらない」と言うのも良く分かるし、またノイエブ星人を見て「阿保か」と言う気持ちも良く分かります。
 
 
 
 
〈ギューグ星人とヤオル星人〉
 フェギ銀河系の言語注入は今から4万年前であり、つい最近の話、それまでのギューグ星人(ビオ民族)は土着民的な暮らしを余儀なくされて来ました。当時は宇宙人居留区などと言う大規模な文明養成法は用いておらず、ベテルギウス星人の死者(男性)を三人、現行意識のままでこの星に転生させたと言う大変お粗末なものでした。たったそれだけの処置で現在のギューグ人(ビオ人)はベテルギウス言語を話しており、この三人の活躍が如何に凄かったのか思い知らされます。フェギ銀河系と全く同じ手法を用いて、ヌエリギツ銀河のヤオル星人にも同様な手段を講じましたが、こちらの惑星では上手く運ばず、二大陸の民族だけが言葉を喋っていると言う状況です。しかし、転生させたのはいずれもたった三人の男性なのに、ここまで言語が広がるとはビックリ、両星の今の文明度は地球で言う所の中世ルネッサンスの時代背景でしょうか。それまで木製の弓槍だった民族が三名の文明人を送り込んだお陰でいきなり鉄器を扱う様になり、あっと言う間に一民族だけが興隆して周囲の民族を力で圧倒してしまいました。彼等は爆弾や羅針盤や暦術や錬金術を開発したばかりか、大砲を搭載した帆船を建造して、他の大陸の民族まで征服してしまったのです。
 
 ベテルギウスと言えば典型的な軍人国家、規律を尊び怠慢を嫌悪して厳格な生き方を選択する誇り高き精鋭民族です。そんな彼等が気が付くと原始人の身体に入っていた訳ですから、あっと言う間に軍団を組織して大陸や惑星全体を支配してしまう事は当然予想できる事でした。元々彼等は天の川銀河系を円盤で飛び回っていた連中であり、頭が割れているばかりか、神々との交信能力も備えており、死んだ筈の自分が何を目的としてこの世界に送り込まれたのか、神界の真意も聞き出して分かっていました。しかし、そんな優秀な彼等でも材料も道具も何も無い原始世界に送り込まれれば、自分の腕一本で生きて行かねばなりません。彼等は仲間の菩薩神達と常に連絡を取り合いながら、神々情報を生かして利用し、時には呪文を用いて原始世界を生き抜いたのでした。ベテルギウス言語もプレアデス言語(アルデバラン言語)もカシオペア言語も、いずれも26音言語であり簡易言語なのですが、全ての宇宙音は表現できないものの、簡易呪文に関しては扱う事が可能です。呪文と言っても幅が広く、攻撃系呪文は勿論の事、生活に役立つ医療系呪文から農業用の結界呪文や物質を加工する呪文など様々な種類が存在します。本来、呪文は人間が唱えてはいけない物なのですが、彼等は覚醒者であって肉体を備えた神様であるが故に、その使用は許されていました。
 
 恒星ギューグの第三惑星(ビオ)は地球の約1.2倍の比較的若い惑星です。この星の北半球の広大な平原地帯に送り込まれた彼等は伝統の遊牧的な暮らしを捨てさせて、穀類を育てる定着型の農耕民族へと変貌させて行きます。作物が育たない冬場が強烈な環境の寒冷地帯で農業を営む為には「保温結界」が必要であり、彼等はその結界呪文を駆使して、寒冷地でも穀物を栽培できる様にして行ったのです。先ずは自分が所属する地域民族に安定力を付けさせて(町を作る)、更に鉄製の生活道具を開発して、治水工事を行い、次第に国力を充実させて行くのが原始生活を脱却させる常套手段だったのです。食べる事に不足の無い安定した地域社会を築いて、そこに人を集中させて経済流通を生み出し、段階的に裾野を広げて国を形成して行くと言う開拓の手法です。神界の特命を担う三名のベデルギウス人は、そうして一つの星に文明と言語をもたらして行ったのです。ギューグ星人もヤオル星人も今現在はまだ発達途上の段階ですが、いずれは優れた物質文明を築き上げて、宇宙文明の仲間に入って来るものと考えられます。ちなみに、ベテルギウスの三名の転生者とは俗にいう「神々ヒューマノイド」、文明国ではある種のスパイ工作を行うアジテーターの役割を果たしますが、原始星に送り込まれれば「パイオニア」としての役割をこなします。

 
 さて、今回は乙女座銀河団(547銀河/1142)の中の他の銀河人類の情報を提供しましたが、基本的に人間は皆一緒であり、自力では成長しないものです。一昔前の地球のオーストラリアのブッシュマンやマオリ族を見て、あるいはアフリカやパプアニューギ
ニアの原始人や、アメリカ・インディアンを見ても分かる様に、彼等は何十万年間も同じ生活を続けて来ており、もし文明人の介入が無かったら(外界からの刺激が無かったら)、ずっとあのままの状態が続いていた筈です。何万年間も進歩が無い状況、それが動物(猿)の動物たる所以なのです。我々の役割は原始星にヒト(アジテイター)を送り込んで、文明を誘導し、地上の猿を名実ともにヒト化して行く事なのです。
 

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