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陰陽流転(陽化の概念)陰陽査定の矛盾

 最も難解な生(陰)と死(陽)の陰陽区分が正しく識別できるならば、全ての事象の陰陽を正確に分類することができるようになります。その陰陽分類の鍵となるのは、陰から陽へと一方的に流転していく“陽化の潮流(成長の流れ)”となります。従って、その絶対潮流を先に見定めることが必要となります。陰陽合体したものは必ず陽が流転して死の方向へ導かれていきます。この現象のことを陽化流転、または単に“陽化”と呼んでいます。この陽化(成長)は必ず回帰原点(仮零点)に至るまで続きます。途中で止まったり、逆流することなく行き着くところまで進むわけです。したがって、その陽化の潮流を見定めれば、どちらが陰でどちらが陽か簡単に見定めることができるということなのです。

 

 しかし、その時に注意していただきたいのは、一方通行の流転を見定めると言っても人間がその観点を変化させたり、あるいはそれを包み込む“場”が反転すると、前後・左右・上下が逆転してしまい、まるで陰陽が正反対になったような錯覚に陥る場合があると言う点です。始まり(陰)と終わり(陽)を勘違いすれば、それだけで陽化の潮流は逆転してしまいます。例えば、北半球においては右巻きの高気圧(陰)と左巻きの低気圧(陽)に分類される気圧渦ですが、磁場が反転した南半球においては、右巻きの低気圧(陰)と左巻きの高気圧(陽)となり北半球とはまったく反対の気圧渦となってしまいます。この現象だけを見れば、陰陽分類は非常に複雑で難しいものに感じられます。しかし、一見分類が不可能のように思える事象であっても必ず陰陽は決まっているのです。地球の北半球と南半球でも同じで、どちらかが陰でありもう一方が陽と決まっています。

 我々の生きる宇宙(小宇宙磁界)は左巻き(反時計回り)宇宙です、銀河系も太陽系も地球もみんな左巻きに回転しています。従って、地球上のどこであっても左回転が陽となり、右回転が陰となることが決まっているのです。
球形の地球であってもその上下左右を決定するのは簡単ではありませんが、地球が左回転をしていて回転軸が定まっていることを考えますと、その上下はN極が上となり、反対にS極が下と明確に決定できます。左回転の地球では、同じく左回転する低気圧が陽と決まっている訳ですが、その低気圧を南半球では右回転と錯覚してしまう理由は、それを判断する人間の上下が逆転していることに気づいていないからなのです。逆さまに立っている南半球の人間は、足に目を付けて見て判断しなければならないのです。地球をN極側から覗き込めば左回転していますが、反対にS極側から見上げてみれば右回転しているわけです。つまり観点を変化させると回転方向も変わってしまうということなのです。

 現在の科学理論においても、計ったように大半が陰陽哲理とは正反対の内容を導いており、本当に正しい判断ができているのかと疑問に思う内容もあります。貴方も学生時代に学んだ内容を鵜呑みにしないで、陰陽哲理に照らし合わせて検証し直してみられたらいかがでしょうか。

 

次回へ続く

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