〈ヌクヒブイ動帯の可動域〉

 霊界の位相群の中の一位相、それがあなたの記憶を持っているあなた自身の意識当体が存在する場所ですが、その位相は型枠に嵌められて身動きが取れない状況にあります。心活動の特徴は地球磁場圏の12磁界を秒単位で飛んで歩くという事です。この話はもしかしたら少々受け入れ難いかも知れませんが、地球磁場圏の12磁界は大きく四つに分かれて、第1磁界〜第3磁界は「本能階」、第4磁界〜第6磁界は「知性階(感情階)」、第7磁界〜第9磁界は「理性階」、第10磁界〜第12磁界は「精神階」と分類出来ます。特に真ん中の第6磁界も含めて第1磁界までを「下六道界(肉体を操作する領域: 抑圧界域)」、第7磁界も含めて第12磁界までを「上六道界(思考する領域: リラックス界域)」と定めています(図表参照)。人間の心はこれらの階層を秒単位で動いており、半径800万kmにも及ぶ地球磁場圏を所狭しとばかりに動いています。この様な心の力学的な可動帯(ヌーエ動帯もしくはヌクヒブイ動帯)を操作して、用途やその場に合わせた磁界領域に瞬時に同会させて行く「収縮膨張運動」を神語では生命の「ネブヤハゲル運動=心運動」と定義しております。皆様が普段の生活で自己の心の居場所を意識しているかどうかは疑問ですが、今この文章の一節を読んでいるあなたは「知性階(物を覚える勉強の磁界)」に同会させており、ここに心を入力しない限り物を覚える事が出来ません。

 夕刻、会社から自宅に戻った瞬間にあなたは緊張を解いて(目線を上げて)ソファにドカッと座り込みます。こうして時折リラックス磁界に入力してやらないと、抑圧から解放されず神経的に保たないからです。理性階域はものを思考する磁界であり、体を操作する磁界では無い事から、お風呂の湯船に浸かりながら本日一日の出来事を確認し、「あれはチトまずかったかも知れない」とか「そうだ明日の朝礼の時に皆に話そう」とか頭はクルクルと回転していますが、余り考え事ばかりしていると風呂場で足を滑らせて転倒したりする可能性もあります。明晰な頭脳回転が出来るのが理性階の特徴であり、長時間に渡る思考作業も余り疲れないのが特徴です。しかし、その領域を越えて心を更に上げてしまえば、「心ここに非ず(地に足が着いていない)」の状態となり、夢想領域とも瞑想領域とも言える精神階域に入ってしまいます。そこより上は睡眠の磁界(仮死状態)であり、気が付かない内に寝込んでしまう様です。もともと心のサイズは地球磁場圏大であり、肉体操作が可能な第6磁界以下に同会させると言う事は、半径800万kmの自己の心を地上スレスレまで圧縮して目線を下げる行為であり、当然それでは長続きがせず、瞬間瞬間目線を吊り上げてリラックス磁界に同会させないと一時間すら保たない事になってしまいます。

 

(心の可動領域: 地球12磁場圏)

 

 

 ところで、ここで言う所の「心の可動帯」とは具体的に「何の事」なのでしょうか。実は地球磁場圏の端の端には力学層であるネブヤハゲル層が存在し、そこには数千億枚もの「ヌーエ動帯」が詰まっています。位相がものを分析しようとしたりあるいは地上の肉体を睡眠から目覚めさせる時は、この「ヌーエ動帯」を呼び込んで位相の現行意識をこれに転写するのです。転写された「ヌーエ動帯」は「ヌクヒブイ動帯」と呼ばれて、これが個々の心活動の因子となります。あなたが集中したりリラックスする度にいちいち高度を変えているのがあなたの位相の象徴物である力学帯の「ヌクヒブイ動帯」なのです。皆様は毎日自己のヌクヒブイ動帯を駆使して心活動をしています。一般に自己のヌクヒブイ動帯は二日間使用すると三日目の朝には新しい物と交換されますが、交換日の朝は特に寝ぼけが激しく時折前夜の記憶が飛んでいたりしますが、初期化されたおニューのヌクヒブイ動帯は鮮明で透き通っており、昨日を引き摺らないシャキッとした感覚になります。膨張収縮がテキパキと出来るみたいです。コテコテに疲れ果てて爆睡を決め込むと、次の目覚めでは前日のヌクヒブイ動帯は殆ど交換されているのが普通です。仮にあなたが覚醒して悟りを開き、太陽磁界生命になると、あなたの心運動は太陽磁界の方で営まれる様になり、混雑した惑星の喧騒から逃れて広い領域を自由に一人占め出来る事になります。

 さて、空の上のヌクヒブイ動帯と地上の肉体を直接結び付ける接点が皆様の魂体の頭部魂に存在するオーブ球です。これは動物であれば必ず備えている「力学指針球(力学レセプター)」であり、地球磁場圏を取り囲む「天体力体(正八角錐構造)」に反応する力学磁石の様なものですが、自己のヌクヒブイ動帯とも連結しています。中脳水道の真ん中に在って(眼と眼の間の鼻の付け根の奥: 眉間の中央)、ズザネ管のバイオン噴出部の内部に位置するものであり、身体の空間認識や体の平行バランスや空間に置ける体の座標点を認識出来るものです。一般に魚類や鳥類の頭部魂オーブ球は良く発達していて、帰巣本能や空中バランスを奏でるものですが、この力学支点とヌクヒブイ動帯が繋がって自己の心の収縮膨張運動が起こります。ボクサーが強烈なパンチを顎や眉間に喰らうとガクッと崩れ落ちますが、それは物理衝撃で頭部魂オーブ球が振動し自己の心(ヌクヒブイ動帯)との接続が一時的に切れてしまうのが原因なのです。生物の体魂には腹部魂オーブ球というもう一つの「力学レセプター」が存在しますが、これは所謂「臍下三寸(臍の奥三寸の箇所の意)」にある体の力学重心点の事です。これらの二つのオーブ球は地球の天体力体と密接に関係し合っており、頭部魂オーブ球はヌクヒブイ動帯と、また腹部魂オーブ球は天体力体の重心点と同調同期しています。

 

(人間球体図と二つのオーブ球図)

 ちなみに、人間生命の場合は満22才の年齢を迎えると、男女とも神々もしくは創造主が二つのオーブ球を繋いでオーラ球の表層部まで続く「デジタル魂通信回線」の配線設備と、オーラ球の外側を囲う「三角力帯」という力学場を装着してくれるのですが、神々の世界が瓦解してから既に久しく(40年間が経過した)、現在それらが装着されている年代の方は最低44才以上の人のみとなっています。前者は神々や他魂との交信能力を与える装置、また後者は心のグランディングの為の装置です。前者が無いとどんなに頑張っても霊界交信が不能であり、また後者が着いていないと精神が地にグランディングせず、プカプカと心を浮かせたままいつまで経っても精神が定まらない生き方をしてしまいます。当「機構」はいわゆる「人間王国の地上出張所」である関係から、デジタル魂回線の取り付け手術と三角力帯の敷設施行に関して、満22才以上の方ならば如何なる人でも希望が在れば無償で取り付けを行なっております(満21以下の年齢の方は取り付けが出来ないのでご了承下さい、対象は満22才以上の方のみです)。本来は神様がやってくれる取り付け作業なのですが、地球には神様が一人も居ない関係から我々の組織がその義務を代行すると言う話でしょうか。

(人間魂の通信回線図と三角力帯図)

 

 

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