光速度よりも速いものがあるのか? と問うと、多くの科学者は今のところは発見されていないと答えます。皆アインシュタインの弟子なのだから、師匠の持論を支持しないのは一体なぜなのでしょう。彼らは、たとえ相対性理論でも一人の人間の理論、本当に正しいかどうかは分からないと思っている様です。それならまだ少しは救いようもあるというものです。
波形運動は媒質を揺する運動であり、直進運動と比較すると、ギザギザの反復行程がある分どうしても遅くなってしまいます。もし光がギザギザ運動をせず、延べ単の直進運動をすれば秒速30万Kmどころの話では無くなってしまいます。その理屈は誰にでも分かる筈です。だがそんな屁理屈をいくら主張したところで、実際には光より速い速度のものは発見されて無いのだから信用できん、というのが一般の地球人感覚ですが、我々人類は本当に光速度を上回るものを知らないのでしょうか?
空間媒体である気(fozon)の存在仮定を、単に計測不能という理由で拒否して勝手な真空宇宙論を展開し、光を粒子にしてしまった我々人類は、肉眼や計器で確認できるものしか信用しないという、それ以上の成長や進化の芽を削がれた盲目の閉塞状態に陥っています。一度真理の軌道から外れた科学は、本道に戻るまで永久にカオスの海をさ迷う破目になるのです。その盲目地獄の真っ只中にいるというその認識が一番無いのは当事者である科学者本人に他なりません。もしその奈落の底から本当に這い上がりたいと思うなら、たった一本の真理の糸を手繰って上まで登るしか手がありません。その真理の糸とは、その昔デカルトが照らし出してくれた、科学が辿るべき 「真理に通じる小路」 の事です。そこが地球科学のターニング・ポイントであって、そこから新たに再出発する以外に方法はありません。
さて光というものは、磁場の振動が空間媒体を介して伝わるもので、その本質は回転運動を直進化したものです。一個の陽子という回転する渦磁場が外界から何かの衝撃を受けると、それ自体がぶれ振動を起こし、その振動が波と化して周囲の気を介して伝わります。磁場は陽子だけではなく、電子も原子も分子も備えており、それぞれの磁場サイズによって誕生する波の波長が異なります。それは大気という空間媒体の中で太鼓を叩くのと一緒の理屈であって、小さな太鼓を叩けば細かい波長の振動波が、大きな太鼓を叩けば大きな波長の振動波(音波)が発生します。波に関してはわざわざ難しく考える必要はどこにもなく、磁場の皮膜(磁壁)と太鼓の皮膜は原理的に一緒だと言えます。実にデカルトが主張したその通りであって、そもそもニュートンが空間媒体の存在を無視したから、マクスウェルやアインシュタインによって盲目の海へ投げ出される破目になっただけの話に過ぎません。
回転運動があれば、直進運動もあるのがこの世の道理というものです。光の波形運動はその発生メカニズムから考察しても、回転と直進の混血児と言えるもので、純粋な直進運動とは呼び難いものです。果してこの宇宙に純粋な直進運動と呼べるものは本当に存在するのでしょうか? そこにちゃんと存在しているのに目の前にあるものに気が付かない、目を開けているにも関わらず、実際には見えていないから盲目状態だと酷評されます。この宇宙にたった一種類しかない、その唯一無二の存在に気が付かなければ真理に到達する事はできないのです。それは一体何なのでしょうか。
そもそも我々の目に映るこの世界は 「虚の世界」 であり、「仮の姿」 を呈しているものです。地球という中心物体に捕らわれればその本質である渦磁場が見えない様に、その 「仮の衣」 を剥ぎ取ってその本体を見なければ真実の姿は一向に見えて来ません。実は回転運動も波形運動も本当は 「仮の姿」 に過ぎなく、実際の宇宙運動とは皆 「直進運動」 なのです。この世はたった一種類の 「力線」 が描く 「直進の世界」 であって、詳しく論じれば 「作用力線」 と、それから生じる所の 「反作用力線」 という陰陽の異なる二つの直進力線が奏でる 「直進運動の世界」 というのが真実の姿なのです。
回転運動の実体が、一本の単位ベクトル(作用力線)の四角点運動によるもので、その単位ベクトルから生まれる反作用ベクトル(磁力線)が正八角錐形の三次元立体を形成しており、更にその反作用ベクトルから重力線が誕生して来ます。これは力の進化と呼べるものですが、その大元は気流(気の直進流)が生み出す一本の作用力線がその原型と言えます。作用力線ー反作用力線ー重力線という 「力の進化」 こそ生命進化の本質であって、実はこの重力線こそ意識の実体であり、生命の本源の姿なのです。この話は次の機会にするとして、いずれにせよこの宇宙は直進の世界であり、見せ掛け上の球体の世界に惑わされてはいけないという話です。
ところで重力線(重力ベクトル)の入力速度、そして反作用ベクトル(磁力線)の速度、あるいは作用力線の速度は皆一緒です。特に重力線速度と意識速度は一緒のもの、これらは皆光の速度を延べ単にしたものと同じであり、光速度を遥かに上回るものです。そもそも光の波動運動も、作用力線と反作用力線の反復運動から成り立っており、宇宙の 「力の世界」 の中では光速度が最も遅い事を知って欲しいと思います。ここまで語ってもまだ貴方はアインシュタインを我が師匠だと思いますか? 彼は一地球人、宇宙を実際に見た事も無い、仮の姿に翻弄されるただの人間に過ぎません。
Comments are closed