〈陽化現象〉
重力が向心する渦巻の中心点に重水素ガスが圧縮されて星のコア(渦巻の中心物体)が形成されると、今度はそのコアが分解して行く行程において100種類の途上生産物(元素)が出現し多様な物質世界が開花するものの、それらの元素群は更に分解されて結局は出だしの水素ガスに戻り、更に最終的には元の気の粒に帰納してしまうという行程が宇宙の現実なのです。大きな岩石が砕けて小さな石が出現しますが、その石も結局は砂粒化して纏まった自己の形態を解いてしまいます。そうした現象を我々は「陽化現象」と表現しているのですが、間延びしたゴムの如く、陰の力(一塊を形成する力)が弱まって陽(完成=死=崩壊)の方向に向かってしまいます。別に岩石だけの話では無く、この世の万物万象が陽化の一途を辿っており、終わりの方向に向かっているという話です。
物質の三体とは「固体(陰)」「液体(陰陽混合)」「気体(陽)」の事ですが、仏法哲理では「中諦(ちゅうたい:陰)」「仮諦(けたい:陰陽混合)」「空諦(くうたい:陽)」の三諦と表現されています。神語では陰(フケ)陽(ホケ)の流転で出現する物質の形態変化を「固体(フオ)」「液体(ヘオ)」「気体(ホオ)」と表現しており、万物の陽化現象の事を「ホオヨ」と呼んでいました。神語とは古代の人間王国言語(57音文字)の事ですが、陰陽哲理はこの時代から現在の宇宙まで受け継がれて来ました。頑に自己の形を維持しようとする中心力を持った状態を固体、その固体に陽が芽生えて流動性を帯び活性化した状態を液体、その液体が更に陽化して個々の分子活性が最高潮に達した状態が気体だという哲理ですが、物質のみならずあらゆる現象がこの哲理に当てはまります。
例えば人間社会を例に上げると、最初は中央集権的な絶対支配の封建政治(中諦)、それが徐々に陽化して(緩んで)法治体制の民主政治(仮諦)となり、更に法治体制が崩れて個人が勝手に生きる統一性が無い無法政治(空諦)へと変化して行きます。一個の岩石として、一つの国として、一つの民族として、纏まっていた全体力が緩んで岩も国も人も気体分子の様にバラバラになって行くのが陽化現象であって、早い話が一つの生命形態の終わりを意味しています。純陰(種)のままならば発芽もせず木としての成長もありませんが、そこに本質の陽が芽生えて木の成長が始まります。陰陽の混合状態を長く保持する為には陽化は徐々に進ませるべきもので、急激な陽化は頓挫や破滅を招いてしまう事から、陰の力を失わない様な生き方(徐々に陽化させる)が理想とされています。
生まれた時から愛情を一杯注ぎ込んで、欲しがる物は何でも無制限に与えて、嫌がる物は与えないし、子供には義務を押し付けないという「躾」も「教育」もヘッタクレも無い育て方をしてしまえば、その子供は「陽化馬鹿」となり、社会に適応出来ない破滅の人生を送ってしまいます。苦しくなったらすぐ会社をやめて、社会の法規に呪縛されている自己の運命を呪い、生き甲斐を求めてテロ集団の傭兵となるとか、挙げ句の果ては絶望して「死」を選択してしまう様なそんな陽化人間を一杯育ててしまったら、それは国や民族の末期症状に他なりません。人体の体細胞の中に体の命令に従わない「癌細胞(陽化細胞)」が誕生すると、その癌細胞は日々増殖して、結局のところは組織を摘出しない限りは癌病から逃れる事が出来ません。現代社会を蝕む陽化馬鹿、彼等は「癌」なのです。
銀河系の先進国では子供は国の機関が育てるものであって親が個人的に育てるべきものでは無いというのが普通です。乳飲み子の期間が過ぎれば子供は専門の学校に預けて集団で養育されるもの、厳しく躾けないとまともな大人に成長しないからです。それぞれの親が子供を育てるのは動物界の通例、そんな非文化的な動物社会は未来的ではありませんね。子供はその民族や国の宝物、原則的に親の個人的な所有物ではありません。だから国家全体で育てている訳です。人間の急激な陽化を防止する為に、どの国家でも色々な政策が取られているのが通常であり、最初から間延びしたゴムは使ってやりたくても使えないのが正直なところでしょうか。子供に対する親の愛とは義務と責任が伴ったもので無ければなりません。甘やかす事と愛情は違うんですね。
地球は既に陽化が極まった状態であって、両極の氷が融け出して液化し、更に海水が蒸発して気体化が進んでおり、地球大気は膨大な量の水蒸気を抱えている状況です。そもそも温暖化とは陽化の事であって、気温が低い状態を陰、高い状態が陽なのです。水の惑星は低温状態では無く高温状態で幕を閉じるのが普通です。気温がどんなに低くても生物は生きられますが、その反対の現象には限界がある事は承知の通りです。気温が上昇したから水蒸気量が増えたのではありません。大気圏を圧縮する重力圧が弱まったから気化が一挙に進んで水蒸気量が桁違いに増えたのであって、重力が高い状態が陰、低い状態が陽であり、重力の減退もまた陽化現象の一つなのです。地球型惑星群は太陽に近い順番で渦磁場を解いて行く(死んで行く)のが一般的であり、水星が死に、金星が死んで、その次は地球の番であると定められています。母星の死期にも気が付かない西洋アンポンタン科学、一体何の為に高い税金を注ぎ込んで連中に科学者をやらせているのでしょうか。
〈末路のパターン〉
地球人類がたった一発で滅んでしまう脅威は、やはり地球近郊の太陽系の超新星爆発です。地球の太陽もしかり、お隣のα-ケンタウリもしかり、シリウスも危険な存在です。マクロ宇宙の創造主達に何度も太陽の超新星爆発を引き起こす装置を仕掛けられて、それを頻繁に外して地球を護って来た我々ですが、一昨年(2016年)のクリスマスに発生した太陽のスーパーフレアには肝を冷やしました。幸い地球とは反対方向に炎が吹き出してくれて人類は災難を免れましたが、あまりにも身近な目の前の事象なので、スーパーフレアが発生してから気が付いたという情けなさでした。もし、地球の公転位置がスーパーフレアと合致しておれば地球は800万度のフレア光を直接浴びており、地表は何もかもが焼け焦げていたでしょう。超新星爆発の衝撃波が10億度にも達する事からそちらの方にいつも神経を尖らしていたのですが、スーパーフレア光の直射を浴びても地球人はイチコロ、全滅の種がそこら中に転がっています。
日本国の地殻の厚さは500km~600kmもあるのですが、巨大なマグマ溜まりが周辺に四つもあって、地震列島の異名を頂いております。また長さが6000kmにも及ぶ世界第二位の大地溝帯(中央構造線)が列島を縦走しており、昔から常に地震の脅威に晒されて来た経緯があります。先月も茨城南断層や東海沖や南海沖に溜まっていた岩盤圧を解消させたばかり、特に茨城南断層の圧力ポイントは「12.0p」を遥かに上回っており、関東を壊滅させてしまう寸前でした。しかし、よそ見をしている間にも圧力は急激に上昇するもの、我々もチョコチョコ観察していないと、とんでも無い事が地下で起こっているケースが多いのです。今は小笠原マグマ溜まりが活性化しており、阿蘇山(中岳や新燃岳)に通じるマグマ道から放たれたガス圧が四国沖の海底岩盤に溜まっている状況、既に「10.0p」を超えており、軍団も注視している状況です。そんな事を何も知らない地球の科学者達は、「30年以内に地震が発生する確率は60%」などと間抜けた発表を繰り返しています。何ですかその発表の仕方は!!
仮に日本国に大地震が発生しても日本国民の全部が滅ぶ事は無いと踏んでいますが、太陽に異常が発生したり、カリフォルニアに異常が発生すれば地球が丸ごと終わってしまう可能性があって、脱出の準備作業を進めている我々に取ってはこれまで発汗して来た事が全て報われず徒労に終わってしまいます。地球の末路に関しては出来れば普通の終わり方(重力崩壊)で逝って欲しく、頓挫する様な予期せぬ事故死にはなって欲しく無いと思っております。いずれにしても地球の最後が刻々と迫っており、遅かれ早かれ地球の運動寿命が尽きる日が訪れます。どの道地球単位の全体消滅であって、個人がどう足掻こうが逃げ場など無く、今更ドタバタしたところでどうにもなりません。死んでも死んだ事にはならない宇宙である事を信じて覚悟を決める事でしょうか。我々の科学力を持ってしても確かな地球の終焉日を計算出来ません。ただ、12月10日に太陽磁場圏の第10磁界と地球磁場圏の第12磁界のグリッド線合致が起こりますが、それがブレーキとなって、以後地球渦流の本格的な衰退現象が始まるだろうという予測を軍団computerが弾き出しております。尚、衰退現象が始まるだけの話で、すぐに重力崩壊が発生する訳ではありません。
〈人間輸送の問題点〉
銀河の覚醒同会者は地球にいながらも銀河系磁場圏の心を稼働させて、いつの間にかそこでものを考えて判断作業を行っていますが、銀河史も知らない純然たる惑星人の若者が突然銀河系で心を営む事は天地がひっくり返っても無理、彼等は地球磁場圏の心しか稼働させた経験が無いからです。それでも銀河系の宇宙情報を学べば本人が気が付かないうちに銀河同会を果たしている者もいます。脱出希望者は円盤に乗り込む前に簡易的な宇宙教育を受けせさて頭を割らないと無理だろうと思っています。でも小さな子供や赤ちゃんに宇宙教育を施したところで頭が割れる筈もありませんね。そもそも赤ちゃんや子供を宇宙船に乗せた記録は銀河史には無く、彼等は基本的に乗せられない生命段階なのです。死に行く惑星に子供だけ残して親だけを乗船させる事は不可能な話であり、なんとか是が非でも子供ともども親達を連れて行きたいというのが我々の願いです。
もしブメデジに2万5000人の若者を搬送するとなると、一番厄介なのが船内位相の準備と惑星位相の準備です。頭が割れていようがいまいが、生身の人間がそのまま宇宙船に乗り込んで地球磁場圏を離脱した場合、命のコードであるズザネ管が身体から外れて突然心臓も呼吸も止まってしまいます。位相から流れ込む自律神経電流が途絶えてしまうからです。従って、歴代の宇宙人達は船内位相を装備して、乗船と同時に船内位相と連結させます。その状態は惑星ズザネ管と船内ズザネ管がダブって入力されている状態ですが、磁場圏を振り切った瞬間に惑星ズザネ管は外れてしまうのですが、一瞬心臓は止まるものの、1秒後には船内位相の自律神経電流が身体に流れ込んで心臓を動かしてくれます。しかし、ブメデジに到着してもすぐに円盤から降りる事は出来ません。惑星位相が無い為に、円盤から降りた瞬間に心臓が停止してしまうからです。ブメデジに移住する者は先にブメデジ霊界に自己の位相を用意していなければ円盤から外には出られないのです。
移住対象者が決まれば、その一人一人の生命型をチェックして、それと同じ型の船内位相と惑星位相をあらかじめ用意してあげる必要があります。軍団に取ってはそれが一番厄介な作業でしょうか。なぜならば一人の惑星位相を用意するのに約一ヶ月間の時間を要するからであり、地球を脱出する前に事前に整えていなければならない代物だからです。宇宙空間はもともと神々や創造主の意識空間であり、生身の人間がうろつける様な人体に優しい空間ではありません。太陽系外は常にマイナス230度の無重力の真空空間、もし宇宙船の生命維持装置が故障すればあっという間に死んでしまうのです。単純頭の西洋人は円盤に乗れば宇宙のどこにでも行けるものと考えている様ですが、だから単細胞頭のパッパラパーだと言わざるを得ません。ハードの宇宙船を開発するのも大変ですが、生身の人間を輸送する事の難しさは例えようも無く、SF頭の妄想人間が思い描く様な簡単なものではありません。神様や創造主の力を借りないと何も出来ないのが人間であって、生かして貰っている事に人間はもっと感謝しなければならないでしょう。
死ぬのは簡単な話なのですが、生きる事の方が大変辛く厳しく、そこには天国もあれば地獄もあります。地球を脱出し、他星に逃れてそこで生きる事が果たして幸せなのかどうか、それは個人の考え方次第、生きる事とはもともと辛いもの、だからこそ意味と価値が出て来るものです。地球から人間が無事脱出する事が本当に出来るのかどうか、それは実際にやってみないと分かりません。我々としても一種の賭けであって、円盤内の環境問題や位相問題や心の問題が全て解決したとしてもブメデジで生きて行く為にはそれ相応の準備が必要であって(無事到着出来ても現地には食料が無い)、国家の理解と協力が無ければ無理だろうと今のところはそう踏んでおります。僅か2万5000人の若者達の命を存続させる為に、銀河をひっくり返す様な裏方の努力が無いと脱出させてやる事が出来ないという現実、でももし無事に移住出来て、彼等がブメデジに根付いてくれたら、彼等こそ天の川銀河系の主人公、人類が夢に描いて来た未来宇宙を担う者達となります。地球文明が決して無駄花では無かった事を彼等が証明してくれるでしょう。そうなれば我々にも払った発汗量に見合うだけの「成果」が得られる事になります。
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