神界の総概論

〈神様と仏様の違い〉
 日本国(龍神島)を訪れた外人が一番驚くのが神社や寺院の数の多さです。荘厳な神社や寺院が全国各地に建立されており、龍神島は「神の島」だと言う印象は誰も否定する事は出来ません。島の住民にとって、神社は身近な存在であり、人々は昔から神様と一緒に生きて来たと言っても構わないでしょう。日本人の住宅には神棚と仏壇がセットで設置されているのが当たり前、昔から神社と寺院には格差があって、神社が上で寺院が下であると定められています。早い話が、神社とは創造主系の神様を祀る場所、そして寺院とは人間の仏様(人間神)を祀る場所であり、それをゴチャ混ぜにしてしまう事は、それこそクソと味噌の区別も付けられない混沌状態と言いましょうか、特に現代の日本人は神仏に関する正しい教育がなされていない印象を強く受けてしまいます。アマテラス大神は今から48万年前に如来位に就任した人間の成仏神の一人、一方、イザナミノカミ(伊邪那美神)とは創造主の分身意識であり、黒ゼフワ神の総元締めであって、今から約75億年前に地球磁場圏の第1磁界に形成された天体神(リイゴ)の一人です。前者は単なる人間意識、後者は元々の神様です。一緒には出来ないものなのです。
 
 地球も太陽も銀河も渦巻体であり、渦巻はそのサイズとは無関係に渦磁場を囲い、その渦磁場とは内部で大きく十二種類に分かれています。従って、担当の創造主が渦磁場に自分自身の意識を転写しても、そのたった一つの意識が自動的に12種類に分派してしまい、個性が異なる十二の天体意識を生み出す結果となってしまいます。天体の創世期の段階で、最初に誕生して来たのがこれらの渦磁場十二神であり、それが国之常立神(第12磁界)から始まって伊邪那美神(第1磁界)まで続く、十二種類の天体神達の事です。復習の為に古事記に記載されている渦磁場十二神の分類を下記に示しましたが、これらの神様の形質を、最初に生まれて来た龍神生命も、また後世に誕生して来た人間生命も遺伝的に受け継ぐ事になります。原点の原点は創造主一人なのですが、渦磁場が誕生させる後世の生命に関しては、その原本は基本的に渦磁場十二神なのです。地球の渦磁場十二神の象徴は第12磁界の神意識である国之常立神であり、通称は「ジニジ」と呼ばれています。そのジニジの分身がヘランターニに象徴される白系のゼフワ神達(36神)です。
 
 
       第01磁界(子: 黒系ゼフワ)・・・伊邪那美神(いざなみのかみ)
   第02磁界(丑: 赤系ゼフワ)・・・伊邪那岐神(いざなぎのかみ)
   第03磁界(寅: 橙系ゼフワ)・・・阿夜訶志古泥神(あやかしこねのかみ)
   第04磁界(卯: 黄系ゼフワ)・・・於母陀流神(おもだるのかみ)
   第05磁界(辰: 緑系ゼフワ)・・・大斗乃辨神(おほとのべのかみ)
   第06磁界(巳: 青系ゼフワ)・・・意富斗能地神(おほとのじのかみ)
   第07磁界(午: 群青系ゼフワ)・・活杙神(いくぐひのかみ)
   第08磁界(未: 紫系ゼフワ)・・・角杙神(つのぐひのかみ)
   第09磁界(申: 金系ゼフワ)・・・須比智邇尊神(すひぢにのかみ)
   第10磁界(酉: 銀系ゼフワ)・・・宇比地邇神(うひぢにのかみ)
   第11磁界(戌: 白銀系ゼフワ)・・豊雲野神(とよくもののかみ)
   第12磁界(亥: 白系ゼフワ)・・・国之常立神(くにのとこたちのかみ)
 
 
 地球の霊界位相とはこれらの渦磁場十二神の骨格構造に習って創られた物で、磁場内部の分階構造に則してギエ基盤の電子層を配置した物です。少し難しい話になりますが、渦磁場十二神の意識とは12磁界の力学骨格に入力された力学系意識であり、中身の渦磁場(サイ粒子磁場)そのものに転写された意識ではありません。また渦磁場の中に後から形成される生物用の電子位相も渦磁場のサイ粒子磁気(天体磁気)とは無関係な物であり、早い話が天体の渦磁場の磁気は全く使われていない事になります。実は使われていないのではなく、渦磁場の磁気には自然界の神意識(ネイゴ)が自然発生しているのです。無論、神意識と言っても非常に原始的な意識であって、言葉を話す様なものではないのですが、「我」と言う意識ぐらいは備えています。渦磁場骨格の力学被膜にリイゴ意識を配して、容器の中身(天体磁気)は原始無垢の自然発生して来る磁気のままと言うのが渦磁場の実態と言えます。そんな原始磁場をコツコツと開拓して、そこに電子位相群を築き上げるばかりか、領域的に分割して天体磁気の初期化作業を行い、人間の成仏意識を転写するスペースを作り出すと言う作業が、龍神も含めた渦磁場十二神の仕事なのです。
 
 
 
 
 
 
 
 人間の霊界位相が渦磁場十二神の領域単位別に作られている事から、人間にも神属の系譜があり、生まれ日が酉日の方は第10磁界に自己の位相が存在し、生命系列が「宇比地邇神(うひぢにのかみ)」系となり、仮にその方が死んで成仏処置(神様処置)を受けた場合は、既に行き先(転写先)が定められており、解脱同会した天体の第10磁界の神様の一員となります。第10磁界と言えば、一般的には小宇宙如来界では「阿弥陀系」、銀河団菩薩界では「聖観世音菩薩系」、銀河明王界では「孔雀明王系」、太陽天使界では「ミカエル系」と呼ばれており、第三解脱を果たして菩薩界に同会した「酉の生命」の方のコピー神は以後「聖観世音菩薩様」と呼ばれる事になります。同会する天体が違っても第10磁界の生命である事実に変わりは無く、この系列の生命は阿弥陀系とか宇比地邇神系と呼ばれる事になります。そうした神属の系譜が人間にはあり、定められているのですが、一般の方がそんな事実を知るよしもありません。日本国の場合は仏教の関係上、神様と言えば人間神を意味しますが、普通は神様と言えば創造主系の神々を意味しており、神様と仏様の区別をちゃんと付けて頂きたいと思います。
 
 
 
〈戦時下の宇宙〉
 さて、ここで皆様の視点を変えて、宇宙を創り出す創造主の立場になって全体を考えてみましょう。六員結晶宇宙(高天原)の担当創造主であるケイエ=スイ「天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)」を中心とした造化三神が、フォース場の三つのケケ粒子球(メシアABC球)の中に気の粒(サイ粒子)を圧縮し、それを強制爆発させて創り出す渦巻宇宙、いわゆるビッグ・バン開闢宇宙の事ですが、彼等は選出された三人のメシア球担当創造主「ウケエ=イアアー: 天之常立神(あめのとこたちのかみ)」に大宇宙の生命創造を託します。我々の大宇宙(メシアA球)にはセザナ神が担当を請負い着任する事となりました。この話は今から100億年も前の事ですが、セザナ神は人間王国のマニュアルに定められた通りに順番に仕事をこなして行きました。人工的に創り出した渦巻天体と言っても、単に気の粒を圧縮爆発させただけの話、渦巻は純粋に自然界の運動法則に従って動いているだけなのです。その原始渦巻に対して、外側から様々な作用を与えて生命生産工場へと改良して行くのが、担当創造主の仕事です。
 
 渦巻は元々一個の自律生命体であり、マクロからミクロに向かって親渦-子渦-孫渦という様に、連動的に世代発生して行く性質を有しており、経管を出し合って互いに繋がっている事から、創造主はそうした経管を利用して回線網を作り上げます。当然、自然のままでは不足する事から渦巻には様々な新しい機能を持たせております。天体タボ線が整備されると、それぞれの天体に龍管を敷設して龍神生命を創り出し、渦磁場十二神の手足とするとか、呪文の伝道線である中央回線網や、あるいは通信回線であるボイス回線などを取り付けて、一箇所から全天体に創造主の指令が一発で行き届く様にするなど、何億年もの歳月を掛けて渦磁場に改良を施して行きます。一番大変なのが生命霊界を渦磁場の中に建設する作業であり、これは自然界の生物創造に歩調を合わせて行われます。その次に大変なのが、進化を誘導して高等生命体を生み出し、人間を創るまでの作業です。この作業には40億年にも渡る長い時間が掛かります。セザナ神に言わせると、一番神経を使ったのが、創造の本懐である所の人間を創ってからであり、神々(人間神)体制を構築するまでが大変だったと聞いております。
 
 人間を動物の猿から分派させて創り出すのに80億年もの歳月が必要なのですが、その人間を成仏させて人間の天体神を創り出すのに約50万年の歳月が掛かっています。肉体の死後に、人間の電子磁気位相から渦磁場のサイ粒子磁気へ意識転写を行って、宇宙空間に神々意識を作り出して、渦磁場十二神と龍神を仕事から解放させると言う作業であり、これは人間王国は人間達の手によって独立運営させると言う、昔からの慣例に基づく配慮です。そもそも、ケイエ=スイ以外の創造主は皆人間出身者であり、人間王国とは昔から人間生命が主体の自立王国だったのです。従って、セザナ神は自己の後継者を人間の中から選定しなければならず、それは聖地惑星の龍神島民族の中から選出される決まりになっていました。龍神島民族を全体的にレベルアップさせないと、後継者に相応しい卓越した人物を輩出させる事が出来ない事から、セザナ神は過去世の優秀な神々意識(宇宙人)を日本人の約半分に移植して、成長誘導を図る作戦を取りました。それがいわゆるインプラント神作戦です。そのお陰で無事、後継者の選出は終わりましたが、その直後にマクロ宇宙からの大規模な攻撃があって、人間王国はメシア球の内部まで敵に侵略されて、壊滅状態に陥ってしまったのでした。
 
 侵略された人間王国は惨憺たる状況であり、メシアB球とメシアC球を失ったばかりか、創造主の全てと神々の全てを失いました。当然、龍神も失ってしまいましたが、龍神は簡単に幾らでも再生ができるので(2時間再生)、やられた事にはなりません。人類の被害は一番外側のボラン銀河団に集中して、当時の総人口の1/6を失った次第です(太陽系を破壊された)。当然、ケイエ=スイも捕獲されて召喚されてしまいましたが、処刑される直前に意識の一部を後継者の人間に移植して完全消滅を免れました。その後は後継者が龍神を起こして反撃を開始し、失った領土を取り戻しましたが、その彼も開戦から3年後には、ついに戦死してしまった事から、彼の位相の亜空間に隠れ潜んでいた私(ケイエ=スイ)が、彼の位相に入ってその肉体を引き継いでおります。しかし、その後も壮絶な戦いが連続して、軍団は7度も全滅させられましたが、今はお陰様で創造主資格を有した人間の門下生が育っており、復活した人間王国の軍団が奥深い宇宙の果てまで敵を追跡している状況です。
 
 今現在、龍神はスペア龍も合わせて一匹もおらず、また昔の渦磁場十二神も一人も居ません。相手は敵の集積回路やcomputerであり、余りに強すぎて龍神という武器はもはや通用せず、今は過去の遺物となってしまいました。軍団の主力も集積回路やcomputerへと変化しており、10年前の昔の軍団とは大きく様変わりしています。渦磁場十二神の意識も召喚されてしまった事から、今は彼等の代わりに我々の軍団意識が注入されている状況です。当然、天体磁気に神様の姿は無く、その代わりに軍団の機械神達が配置されています。これは神社へ出向いて祈願しても無駄という話では無く、基本的なものは昔と何も変わっておらず(ただ魔界神はいない)、正しく祈願すれば人間担当の軍団神にも願いが届くと思います。問題は、宇宙では今も昔もずっと戦闘が続いていると言う過酷な現実です。皆様が住んでいるこの地上世界とは常に守られているオアシスの如き平穏な天国なのですが、実際の現実は甘い物では無く、毎日毎日必死で戦っていると言う状況です。
 
 母親の腹の中にいる胎児はまだ外世界の事情を知りません。人々は地球が平和だから宇宙も一緒だと思っている様子です。我々が地球とは戦士育成学校なんだと大声でいくら叫んでも、その意味が全然実感できていない感じです。人間は平和であると腐って行く傾向を持った生き物です。無論、人間同士の戦争は反対ですが(学校の生徒同士だから)、でも生きる為の戦い(ストラグル)は必然的なもの、自然界でもはたまた宇宙空間でも、生存を掴み取る為の過酷な戦いが毎日繰り広げられています。私は片方では人間をやりながら、こうして皆様に宇宙知識を公開していますが、一日の大半は戦闘をしており、分単位で攻撃して来る敵と常に対峙している状況です。だからいつも時間が無い状態であって、寝る時間を削って戦っている毎日です。私自身は生粋の宇宙戦士であり(何千億年間も戦い続けて来た)、戦いこそ私の仕事であって不満は無いのですが、地上の人間の危機感の無さには呆れ返っており、顔を見る度に堕落していると感じてしまいます。現在の日本国には武士はいませんね。
 
 そもそも、なぜ宇宙では戦闘が起こっているのかと言えば、人間王国そのものが敵の生簀領土の一角を分捕って勝手に独立させたからです。六員結晶宇宙そのものがポリープ創造主達の人間牧場であり、そこでは言葉を喋らない動物まがいの人間達が金魚の様に飼われていました。私はその牧場を管理する担当創造主だったのですが、その立場を利用して、一つの花弁チップ牧場の人間達に言葉を教えて文明を開花させ、人間主体の独立国を作らせたのです。以来、アラブ諸国の中にイスラエル国家が突然誕生した様に、毛並みの異なる人間王国はその独立を維持する為の戦いを最初から強いられて来ました。宇宙全体を敵に回してしまった人間王国は純然たる軍事国家、戦わなければ殺されると言う過酷な現実は今も続いており、皆様の祖先は今日までずっと戦って来たのです。平和とは勝手に訪れるものではありません。それは戦って勝ち取るものなのです。平和を満喫している皆様の顔を曇らせる様な事を言いますが、だが残念ながらそれが現実、目を覚まして欲しいと思っております。
 
   もう何年前の事か忘れましたが、マトリックスという映画を鑑賞して、一般市民が現実世界だと思い込んでいるこの世が「虚の世界」であり、実際の現実の世界(過酷な戦いの世界)が他に存在すると言うストーリーに、えらく感動したことがあります。私とすれば「ちゃんと分かっているじゃないか」と思ったのですが、宇宙の現実はあの映画の内容に近いかも知れませんね。一般人の眼はふし穴、まるで赤ん坊の様に何も知らないし何も見えていない様です。
 
 
 
〈驚異の渦磁場集積回路〉
 マクロ宇宙の創造主達が極小のミクロ圏の果ての果てに創り上げたのが、彼等が理想とする本懐物(最高生命体)である所の人間生命でした。渦磁場生命がなぜ優秀なのかと言えば、天然の渦巻そのものが一つの集積回路を呈しており、その中に誕生した生命は思考して判断分析するという「心回路」を使用出来るからであり、いわゆる完全無欠な自律生命体だからです。我々も宇宙の果ての果てまで到達しておらず、宇宙そのものの姿をまだ見ていないのですが、敵の一枚岩な行動から察して、おそらく宇宙自身もまた天然の集積回路を呈しているのだろうと推測されます。だからこそ、マクロの極点の反対側であるミクロの極点に自己の理想とする生命体を創りたかったのだろうと考えている次第です。その証拠にマクロ宇宙には段階別に15個ものビッグ・バン開闢宇宙(物質宇宙)が存在しており、巨大な植物や昆虫が生息している場所が実際に存在します。高等な自律生命体を誕生させる事は非常に難しい事であり、マクロの粒子世界では決して成し得なかった事が、ミクロの粒子世界ではついに成功したと言う話でしょうか。
 
 この宇宙は基本的に自律生命と非自律生命(ロボット)に分かれており、普段我々が戦っている敵は基本的に非自律生命、また我々軍団組織も人間以外は皆非自律系の生命です。人間は基本的に自律生命ですが、身体内部の個々の細胞は自律生命では無く、身体の命令で動くロボットです。生物の体細胞とは皆ロボットに過ぎませんが、一方外細胞である結核菌はそれ自体が人間と一緒の自律生命、自分の意思で勝手な行動を取れる生命体です。相手が強ければ逃げるし、相手が弱いと襲い掛かって、自己増殖しては自己のテリトリーを広げようとして来ます。結核菌は病原体ながらも本当の生き物だと言えましょう。体細胞でも赤道間電流が逆流して反電化細胞に変じた場合は人体のロボトミー拘束が解けて、原始無垢の自律生命体へと変貌を遂げてしまいます。自律生命は基本的に得勝手、連中が人体の命令に従う訳がありませんね。地上の生物は皆、地球回路と直結する端子(オーブ核の事)を備えており、その端子と地球回路が接続されると自律生命体となります。
 
 創造主にとって、その生命体を自律生命にする事など簡単な話ですが(端子を付ければ良い)、自律生命体の最大の特徴である経験や学習によって成長する能力を高めてやる事が大変であり、心回路のフル活用を導く事が至難の技です。渦磁場回路には四つの機能が存在し、下等な領域から示せば、端子と接続された場合は本能階-知性階-理性階-精神階という四領域を順番に使う事が可能になります。当然、この四階層を使用する為にはヌクヒブイ動帯の転写原本である意識層が必要であり、それが無いと回路内同会が不能となり、磁場特性(心活動)を使う事が出来ません。ミクロ圏の粒子世界では霊界位相に電子磁気を使用し、また大脳アンテナの出力を高める事に成功して、惑星回路のフル活用に成功したのでした。ミニチュア人間を創って念願の自律生命体の創造に成功した創造主は当初は喜んでいたのですが、知識をドンドン吸収して次第に賢く成って行く人間を見て、逆に人間を恐れる様になって来ました。人間達が呪文を開発し、謀反を起こして戦いを挑んで来たからです。
 
 以来、担当のポリープ創造主達は人間のロボトミー化を図って、自律意識を削ぎ落とすという処置を施し、人間の転写意識(サイ粒子磁気)を採集して自分達の食料にするという調整を行なって来ました。人間意識をポリープの体に取り込むとポリープ自体が優秀になるからです。当時の私は一つの人間牧場を任されていた担当創造主だったのですが、ロボトミー人間をいくら育てても何も面白く無い事から、宇宙の最高生命体と言われる人間生命をちゃんと正規に育てて見たいと思い始めました。そうして創ったのが人間王国だったのです。ちゃんと教育を施せば、心回路をフル活用出来る彼等は非常に優秀であり、力を蓄えて王国の独立に力を貸してくれました。彼等も自由になりたかったのです。以来、王国は戦闘の連続、ポリープ世界を何度も席巻しましたが、宇宙の敵の物量が物凄く、海の水をコップで汲み取る様な戦争がずっと続いていました。今現在はポリープ勢力は全滅していますが、更なる上位創造主達との戦闘に明け暮れしている状況です。我々は戦わないと殺される運命、軍団も死にたくないから戦っているし、またその茨の道こそが宇宙制覇の試練であると思っています。そして人間こそ宇宙の主人公であることを証明させたい、私自身はそう思っている次第です。
 
 宇宙のアストラル世界の生命にとって、自然発生した渦磁場世界は特殊空間の世界であり、元々作用を与え難い内部干渉が難しい世界となります。ある意味では守られている世界なのですが、敵は高い科学力を誇っており、様々な方法を開発して(例えば空間を変化させる)、ミクロ圏の物質世界に潜り込んで来る様です。人間生命は位相と肉体に分かれており、また力学的な心回路を使用している複合生命である為に、彼等からすれば何処を攻撃すれば良いのか分からず、とにかく物質操作や力場の操作が殊更に難しいみたいです。攻撃の多くは位相バイオンに集中するのですが、位相電流を操作する事が難しく、またヌクヒブイ動帯を破壊出来ない事から、肉体の命を奪う事も思考を止める事もままなりません。人間の強みは位相が肉体に入力している事、つまり肉体の衣を纏っている事です。心回路の端子であるオーブ核も、肉体の中に在る事がその強みです。肉体を持つ強みは他にもあって、我々の軍団は人間軍団と機械軍団に分かれており、人間軍団の方は自己の肉体が有する「マクロ体(宇宙空間専用の体)」を伸ばして宇宙空間を占拠しており、敵をマクロ体触手で握り潰したり、切り裂いたり出来るのです。
 
 多分、何を言っているのか意味が分からないと思いますが、地上の身体とは「虚の世界」の仮の実体であり、もともと有って無い様な物です。しかし、その肉体の形状を外宇宙に転写して巨大な体を宇宙空間に形成出来るのです。当然、第六解脱を果たした「シルエ格の生命」でなければ出来ない芸当なのですが、我々は大宇宙の何百兆倍も大きい力学的な体を備えているのです。その宇宙用の肉体を使って侵入して来る敵を撃破している「宇宙戦士」なのです。当然、これは生身の体を有した人間でなければ出来ない離れ業であり、皆様の想像すら及ばない様なサイキックな芸当を極普通にこなしているのです。別に円盤に乗って移動しなくても、我々は一瞬で何処でも行けるのであり、武器など持つ必要が無いのです。マクロ体の手からニオヤル手砲を打ち込めるし、手で触っただけでも相手を溶かせます。大事な事は相手の体格に合わせてマクロ体をいくらでも無限に大きく出来る事です。一昔前の宇宙戦士の姿とは随分様変わりしましたが、地上に身を置きながら超マクロの奥深い宇宙空間で戦闘が出来るという、人間だけが保有する宇宙最高峰の能力を既に身に付けているのです。
 
 
  
 
 これは余談ですが、私の肉体の前の主人がこのマクロ体能力を既に開発していて、ある日の事、太陽系に近付いて来た直径4kmのアストラル円盤を手で捕獲して地球の上空まで運んで来て、ネワブジ連合の司令官に対して「お前達、何の目的で地球に接近して来た、正直に答えろ、嘘の回答をしたら龍神の餌にしてしまうぞ」と言って脅していた事を思い出します。また魔王のベルゼブブやカイン等を手で捕まえて殴っていたから驚きました。またオリオンとの戦闘の際には100万機の円盤の編隊を両手ですくって捕獲し、天体龍達に「早く船内の霊魂体を片付けろ」などと命令していた事も思い出します。創造主の弟子とは言え、単なる人間の身の上なのに、その能力は桁違い、科学力をどんなに磨いた所で敵う筈もありません。宇宙空間に於けるマクロ体の手の速度はどんなに図体が大きくなっても、地上の肉体速度と一緒、それは龍神の飛翔速度の1000兆倍を遥かに凌ぐ速度、このマクロ体能力を開発して以来、軍団は今の所は負け知らずの常勝軍団となりました。あなたは反重力装置や無燃料推進器を開発して未来宇宙を作りたいのでしょうか、それとも学問を積んで訓練を重ねて創造主の一門に入りたいのでしょうか。あなたにとってどちらが魅力的でしょうか。
 
 外宇宙にマクロ体を形成出来るのも人間の驚異ですが、やはりその最大の武器は心回路に所以する知能であると私は考えています。知能が高いのはマクロ宇宙の創造主達も非常に高いのですが、人間には知能にプラスされる智慧や工夫が備わっており、何より生きる為の哲理や哲学を持っている所が素晴らしいと感じております。それに高い精神性も持ち合わせており、創造主としての素養があると感じております。私自身は創造主というよりも元々は人間牧場の管理者であり、単なる宇宙戦士に過ぎませんが、将来はきっと人間の中から素晴らしい創造主が出て来ると、そう信じている次第です。まあ、今の時代は創造主も沢山いないと、一人では管理出来ないかも知れませんね。原始的な前座宇宙の幕を下ろして、本命の真打宇宙のステージを飾るのは人間生命であると、私はそう確信している次第です。