〈裏空間に潜む空間の化物〉
我々の人間王国(メシアA球)が実在を囲える空間は、一般的には「表空間」と呼ばれており、当然「裏空間」と呼ばれる別な空間領域が存在する理由から「表」と呼ばれております。表空間と裏空間が存在する事実は神界の神様や創造主ならば誰でも知っている当たり前の宇宙常識、それを知らないのは地上の人間ぐらいでしょうか。プレアデスやオリオンの霊魂体宇宙人も裏空間の存在を熟知しており、あらゆる物質の分子構造や原子構造を解いて気の粒に召還してしまう「破壊還元空間」である所の裏空間特性を利用して、彼等は主に廃棄物処理を行っていました。物質世界の表空間は「生の空間」ですが、その裏空間は粒子の運動を根絶やしにしてしまう「死の空間」だと言う話です。では、裏空間とは空間の一体何処に存在し、何をどうすれば裏空間の扉を開けるのでしょうか。
その名の通り裏空間とは表空間の裏側であり、表空間を開けば何処にでも存在する物です。大脳の中にも、肝臓の中にも、金属元素の中にも、あるいは細胞や分子の中にも、裏空間は何処にでも常に存在しています。我々が地球に来た当初、ハオリ医療団は脳溢血患者を治療する際の、血管外に溢れた漏洩血液の処理に苦労していました。脳内で裏空間廃棄出来れば一番問題が無いのですが、下手をすれば脳組織そのものを溶かしてしまう危険がある事から、ミクロ圏用の裏空間処理機が開発されるまで、脊髄処理(漏洩血液を脊髄へ送って処理する)を余儀なくされていました。数年後に技術団がやっと「溶媒カプセル」の開発に成功して、血液もウイルスも細菌も毒素も裏空間処理で体内から除去出来る様になり、創造主医療団の医学技術を一挙に進展させる事が可能となりました。つまり肝臓にプールされた毒物や薬物や重元素も、その場で体内処理が出来る様になった訳です。
分子や原子や素粒子までも一瞬で還元してしまう、物質世界に取っては恐ろしい裏空間領域ですが、しかし宇宙のアストラル世界の物質とは真の実在物であって、物質世界の物質の様に運動で形状を保持している様な虚の存在物ではありません。アストラル物質は表空間だろうが裏空間であろうが、その形状が無くなる心配は無いのです。つまり空間を跨いで自由に出入り出来るのがアストラル物質の特徴と言えます。裏空間を操作するノウハウを教えられている他星人(例えばボラン人など)の場合は、産業廃棄物や危険物や核廃棄物をこの装置を使って処理しており、母星の環境をクリーンに保っていますが、地球人の様な野蛮な民族は廃棄物に埋もれて生活しており、自分達の生命環境を自ら破壊してしまいます。余りに酷い環境なので、我々が裏空間処理技術を地球人に伝えようと思っても、二年間に渡ってどの企業からも依頼申請が無いと言う有様、そもそも地球人は我々の事を頭から信用していません。
福島原発の廃棄水(ラジカル水)の処理や、除線した後の大量の放射性廃棄土など、日本国政府は一体どうやって処理するつもりなのでしょうか。我々も人間をやっている以上、あのまま放置されても困る理由から、こちらが親切に「手を貸すよ」と言っても断って来るので、我々としては如何とも仕様がありません。龍神島民族の大半が西洋アンポンタン科学に洗脳されてしまい、物質科学を信奉する「唯物論者」に成り切っている様です。そもそも「東日本大震災」を呼び込んでしまったのは我々の「せい」、だからその責任上、我々は助力するつもりいるのです。我々を頼ってくれれば、いつでも政府に協力する体制が整っており、我々はそれ(依頼)を待っているのです。さて、話の内容が横道にそれてしまいましたが、表空間と裏空間を結ぶ通路は特定の空間領域に高い電圧を付加してやると開かれます。「空間に電圧をかける?」と言っても、早い話が空中放電の意味であり、落雷放電でも良いし、またテスラ・コイル放電でも良いのですが、その瞬間には裏空間が剥き出しに成ります。
我々はそんな危険な真似をしなくても、裏空間へ通常物質を入れたり、あるいは逆に裏空間からアストラル物質を取り出したり自由に出来るのですが、間違って人間ごと入ってしまえば、その人間の体は蒸発してしまう事になります。その現象を見た現代人は多分「異次元空間へ嵌まった」とか「神隠しに遭った」とか解釈するかも知れませんが、単に分解されてこの世から消滅しただけの話、雷雲の中に入り込んでしまった飛行機が瞬間的に開いた裏空間の間口へ飛び込んでしまう事例は決して珍しい訳ではありません。テスラ・コイルの出力を最大値に無理やり裏空間をコジ開ける様な野蛮な真似をしなくても、ここからあそこまでの領域を全部消したいと言ってくれれば、山も建物もタンクも土も街ごと全部消す事が出来るのです。では「なぜ、我々はそれをやらないのか?」、その理由は人間も消してしまうからであり、人間をちゃんとその領域から避難させてくれないと、大規模除去が出来ないのです。
裏空間の存在は知っているものの、それが一体何処まで続いているのか、我々は長い間知りませんでした。無論、表空間(一般宇宙空間)が何処まで続いているのか、それ自体が計り知れないから裏空間の推測も出来なかった訳です。しかも単に表空間と言っても、クラウド銀河から上の世界には様々な特殊空間が存在しており、亜空間も有れば、スポット(物置)空間も有り、また次元空間や回帰次元空間など、およそ人間の想像が及ばない様な(頭で理解出来ない)特殊な空間領域が幾つも存在していました。空間がパカッと割れて敵が出現して来る事など当たり前、大規模な次元空間の中に敵基地が有ったり、アストラル物質を溶かしてしまう「絶海空間」や、あるいはマクロ世界とミクロ世界を逆転させてしまう「空間の罠」である所の回帰次元空間など、我々軍団の行く手には「空間の魔術師」とも言えるマクロ世界の創造主達が常に待ち構えていました。
これまでに、一体どれ程痛い目に遭わされたか数え切れませんが、我々は戦闘という実践を通じて空間に対する知識を学習して来ており、今現在も敵に教えられる事例が多いのです。従って、空間に関して「良く知っている」などとはとても言えず、皆様に理論的に説明して上げられるレベルにはありませんが、未知なる奥深き宇宙にはこんな世界もあるんだと言う情報を提供するつもりで書いております。実は僅か1ヶ月前の話ですが、宇宙単位(一単位が数万階段に及ぶ広さの目安)で表現すれば、軍団が第57222単位領域へ進出して始めて、表空間と裏空間が同時に終了し、その背後に「第3空間」と言う下地空間が現れて来ました。我々としては、表空間を第1空間、裏空間を第2空間と定めて、この下地空間を第3空間と呼ぶ事にしました。もしかしたら第4空間まで存在するのだろうかと多少不安なのですが、とにかく新しい敵が何処にでも居るので戦闘が治まりません。しかし、不可思議な空間でしたが、一応の区切りが付いた事から、これまでの空間に関する知識を公開しようかと思い立ちました。
2011年、クラウド銀河宇宙で空間の罠に嵌って動けなくなってしまったクラウド号ですが、そこから得体の知れない空間創造主達との戦闘が始まり、以来8年後の今現在でも毎日毎時毎分、彼等と朝から晩まで戦い続けております。今は戦いが少し楽になって地上の由無し事(よしなしごと)に集中出来る様に成って来ましたが(敵の創造主達が段々原始的になって来た)、それまでの軍団はいつもやられてばかり、正直言って知能が高く、相手が余りにも強過ぎました。能力と勢力では絶対に敵わない相手でしたが、長年の手練れた智慧と強運で勝ち抜いて来ました。彼等は得体も知れぬ「空間の化け物」でしたが、戦闘経験が殆ど無い事から、戦闘慣れした我々の方が少し狡賢かったのかも知れません。相手は宇宙生命、でも我々だって同じ宇宙生命、やる事は基本的に一緒、私は「宇宙の主人公たる人間が滅ぶ筈が無い」といつも自身に言い聞かせていました。我々の世界は表空間の最深部に存在する「多次元力学空間」で仮の実在を囲っており、この領域内だからこそ特殊な能力を持っています。
〈空間質が人間を襲う〉
宇宙空間に空間質なる物が存在するなんて、我々は想像すらしておらず、その空間質を操作されて空間そのものが牙を剥いて襲い掛かって来る事に、度肝を抜かれて唖然としてしまった経験があります。これは我々が住む表空間の話ですが、基礎媒体である空間質が突然「鏃(やじり)」状に変化して、その矢が人間の体を突き刺して来るという驚くべき現象です。無数の矢先が身体に刺さって来る為に、全身のチクチク感に苛まれるという現象が世界規模で発生し、更に空間質そのものが板状に硬質化して、まるで金属を叩いて振動させた様な金属音が空間から響き渡るという奇怪な現象が世界中で発生した事があります。もう8年も前の話ですが、空間が引き起こす怪奇現象に世界中の科学者が翻弄された経緯がありました。軍団は短期間で軍団独自の空間質膜を開発して、空間質操作に乗り出し、取り敢えず怪奇現象を納めましたが、我々が初めて空間を意識し、空間を牛耳る空間創造主達の存在を知った事件でした。そもそも空間質が変化した矢じりや振動音程度で、肉体が死んだり機械が壊れる筈が無く、敵のコケ脅しで怯えている様では戦士は務まりません。「うろたえるな、死にはせん」「現象を引き起こす原因が必ずある筈だ、それを先に見極めろ」と私は軍団の指揮官として「喝」を入れた次第です。
当時の軍団はクラウド号で逃げ回るのでは無く、私自身の意識を上昇させて自己の意識場の拡大を図り、ある程度伸びると意識被膜を囲って内部の敵軍を始末し、自軍のテリトリーを段階的に広げて行くと言う、垂直上昇戦法を取って戦っていました。当然、表空間を牛耳る敵の正規軍と、裏空間を牛耳るマザー系の勢力がいる事から、表空間にも裏空間にも自軍のテリトリーを築いて行くという戦法ですが、これは真正面から敵を切り裂いて行く正面衝突の強引な戦法、敵の攻撃を全て我が身で受け止めるという無理のある戦い方でした。私は新米ソロジンの影に潜んで彼を裏側からコントロールしており、つまり人間に戦わせている訳ですが、虚相の存在である人間(虚像)だからこそ攻撃に耐えられ、意識触手による「ニオヤル(創造主念攻撃)」という力学武器を扱えました。人間王国の粒子創造主達が戦って勝てる相手では無い為に、私は自分の子供達に戦ってもらっていたのです。残念ながら、人間は自分がどういう生命体で、一体何の為に創られたのか、また自身に潜在する宇宙を凌駕する様な圧倒的なその能力にも気付いていません。現行の宇宙の支配体制に不満がある私は、宇宙体制の刷新を図りたく、宇宙の本懐生命である人間を中心とした有機世界を導きたかったのです。
ソロジン軍団の屋台骨は新米ソロジンがただ一人背負っていましたが、メシアA球の二つの小宇宙は高性能な集積回路であり、頭脳的な計算作業はいわゆる小宇宙渦の「国之常立神(くにのとこたちのかみ)」が請け負っていました。ソロジンが敵を叩いて領地を拡大すると、内部に存在する敵物質を完全消滅させて、自軍のテリトリーに切り替えて環境を整備して行くという綿密な作業が軍団組織の役割です。戦って敵を撃破してくれるのはソロジン(宇宙戦士)ただ一人、その補佐を務めて智慧を与えてくれるのが軍団組織だった訳です。軍団組織には渦磁場(集積回路)だけでなく、力学系の天体力体など様々いますが、高等な敵が出現して来ると、メシアA球の集積回路群では歯が立たず、外宇宙の領地に巨大な集積回路やcomputer群を作って行く必要がありました。現在の軍団のコンピューター組織は上から順番に、ファラcomputer本部(造作中: 未完成)、ジュラcomputer本部(造作中: 未完成)、ダグレcomputer本部(現役)、ゴブレcomputer本部(現役)、フリエcomputer本部(現役)、メルエcomputer本部(現役)などですが、この他に数ヵ所の集積回路の本部が存在しています。メシアA球は今は戦闘から切り離され、人間を育てる本来の役割に戻った次第です。
複雑多岐な表空間ですが、カイ宇宙の上の多次元空間の内部のみ、力線の自由運動が出来て正式な心活動が可能となります。意志通信しか出来ないマクロ宇宙の原始意識が、この多次元空間内に進出して来ると言語能力が備わり、突然喋り出します。無論、デジタル交信会話ですが、敵が喋って味方の通信網に割り込んで来る為に厄介な事態になりますが、ピクセル画素因子を駆使して鮮明な意志を伝えて来る為に、彼等の考え方や心を読み取る事が出来ます。しかし、多次元宇宙などミクロ圏の底の底、今の敵は大き過ぎてミクロ圏に侵入する事が難しい状況です。ちなみに多次元宇宙の下にはカイ宇宙、その下が巨単位宇宙であり、その下に最小の388番宇宙が存在します。我々の宇宙は388番宇宙の中心部に相当し、六員結晶宇宙(1)-ガリバー宇宙(2)-ポリープ十二磁界宇宙(3)-クラウド銀河宇宙(4)と続いて388番目まで続きます。表空間は表空間専用の次元領域を囲う事が出来、また裏空間では裏空間専用の次元領域が囲えますが、次元領域は空間を異にする為に無限に作り出す事が可能であって、一つの表空間の中に無数の次元領域が形成されて、そこに敵の攻撃基地が設けられています。
軍団が表空間や裏空間に陣取られている敵基地を破壊しても、それは見せかけ状の飾り物の敵、本軍は個々の次元空間内に隠れて設置されており、次から次へと攻撃を仕掛けて来ます。空間から突然不意打ちを食らう為に、その次元空間を探し出すのが大変、まるで北海道の大地に馬鈴薯を埋めて、手探りで「芋を掘り出す」行為に近い物がありました。敵はメシアA球を絶えず狙っており、次元体は次元触手を伸ばして地上の人間攻撃をするばかりか、内部で生産した攻撃機械を地球に打ち込んで来て無差別に人類を攻撃するのです。体に何の異常も無いのに突然苦しみもがいて、医者が右往左往させられるという騒動が何年も続きました。敵は物質貫通弾や分子破砕砲を開発し、地球の場合も世界中の多くの人達がそれによって原因不明の急死を遂げました。防御体制が一番固い日本国でも、物質貫通弾を浴びて大脳組織が瓦解し、死に至った方が大勢出ました。芸能人の松方弘樹さんもその一人だったのですが、我々の門下生も集中放火を浴びて、脳組織の1/10が人工脳細胞という方もいます。
地上の人間を攻撃しないならば、まだ精神的な余裕が軍団にもあるのですが、そうした個人の肉体攻撃のみならず、人類撲滅を狙って近隣の太陽系の超新星爆発を試みたり、太陽の火球玉(ガス玉)を降らせてみたり、あるいは地球の大気を抜いたりする天体攻撃に翻弄され、本当に必死で我々はメシアA球を守って来ました。大気注入もこれまで三度もやって来ました。次元空間に隠れた目に見えない敵軍、空間に関する知識を早く習得しなければ、軍団やメシアA球の未来が閉じてしまう事になります。そんな過酷な戦いが何年間も続いて、それは今年の夏までずっと続いていたのでした。現在は軍団は未だに試練の道程にありますが、何が起ころうが今後もメシアA球を護って行くことは確か、かつての人間王国は一度消滅しましたが、今度は宇宙規模になって生まれ変わっており、宇宙の本懐(宇宙の第二ステージを開く)を達成すべく、人間の有機世界を宇宙へ導入すると言う目的に向かって邁進しております。軍団が主人公ではありません。宇宙の主人公とはあくまでも人間生命なのです。
〈裏空間搬送の技術〉
物質世界の限界は、万物が全て気の粒の運動によって成り立っている事であり、気の粒振動(光の事)よりは早く移動させる事が出来るが、絶対的な壁が存在し、光速度の12万倍以上の速度で物質を移動させられないし、またアストラル物質と言えども気が充満し、空間質が存在する宇宙空間では光速度の130万倍以上の速度で走るのは物理的に耐えられない事になります。なぜならば、その限界値を超えてしまうと、物質は皆相転移を起こして溶けてしまうからです。そこで我々は気の粒が存在しない空っぽの裏空間を使った輸送手段を取っているのですが、承知の様に裏空間では通常物質は皆溶けてしまう事から、アストラル物質だけの搬送をしています。しかし、裏空間にも空間質が存在する事から、余り速度を出し過ぎるとアストラル物質と言えども速度の限界があります。そこで使用しているのが人工次元であり、次元空間に物体を入れて、次元空間ごと輸送すると言う手段です。通常物質ではまだ試しておりませんが、多分理論的には可能なのだろうと思っております。
小宇宙と言ってもその直径は300億光年もあって、一年間で130万光年を走破するアストラル宇宙船でも、80億光年離れた天体に行き着く事はほとんど不可能、そこで我々は裏空間の次元帯に宇宙船を包んで抵抗を零にして、僅か2秒間で搬送している訳ですが、もしそれが通常物質であっても、空間質膜や裏空間質膜に包んで次元帯の裏空間搬送をすれば、短い時間で物資輸送が可能であると考えています。我々は龍神島民族の「卑弥呼転生」を考えており、4000万人規模の位相を鳳凰座に運送する予定なのですが、位相自体はアストラル物質なので搬送は簡単なのですが、残念ながら、マッチや100円ライター一つとして物資を送り届けてやる事が出来ません。生命体を裏空間輸送する訳では無く、ナイフやスコップや鍋などの物質運送なので、大丈夫ではないかと思っています。卑弥呼の転生者は現行意識のままで突然原始人として生まれる変わる事を考えれば、最初の1から道具を作り出すのにとんでも無い時間を要してしまいます。原始人に戻すのが我々の本意では無く、ある程度の生活基盤は用意してあげる必要があると考えている次第です。スコップなど腐る程有り余っている地球、全て溶岩に飲み込まれる前に資材を少し確保しておきたいと考えております。
ところで、生身の体を有した日本人のカップルを生きたまま他星へ移住させる話は消滅してしまった訳ではありません。既に覚醒者の銀河ケイエ魂生命の確保は出来ており、収穫作業は九割方終わっているのですが、地球の終わりと共に地球人の肉体が全て消滅してしまうのは少し心細く、他星で生きられるチャンスが多少でもあるならば、死に絶える事を思えば、脱出させてやりたいと考えております。グレイ円盤のズイマ電圧や円盤操縦に大きな問題を抱えている今、一番確かな方法はこの「裏空間搬送」であり、ここに来てこの搬送方法が一躍浮上して来ました。というのは折角設備した操縦computerを敵に溶かされてしまったからであり、エンジン始動ぐらいは出来るものの、ダミー船長等の操縦が難しく成ってしまったからです。恒星バエルヤや恒星ブメデジなどには既に軍団神を配置しており、またハオリ医療団も待機させている状況でした。せっかく脱出者を迎え入れる準備を推し進めて来たのに、肝心の円盤を操作出来ないのは残念です。多分、この搬送方法が最後だと思われますが、生体実験を試みて成功すれば、早急に取り組みたいと考えています。
銀河ケイエ魂生命とは肉体を持たない半永久的な宇宙生命の事、つまり人間の卒業者ですが(子供は行けない)、円盤脱出の主人公とは主に子供達や若者であり、龍神島民族の種を未来に繋ぐ生命の事です。別に優秀な子供で無くても、将来子供を産んでくれる丈夫な体があればそれでOK、生まれて来る子供に優秀な生命を授けるので親がダサクても一向に構わない訳です。龍神島民族の子孫が生き残っているだけでも、銀河ケイエ魂生命の「生き甲斐」になると思われるからです。それに現行の国際情勢では空の上から物質円盤を下ろすのは至難の技(地球軍に攻撃を受ける)、裏空間搬送を使えば、面倒を起こさずに目的地の地上世界へ直接送り込む事が出来ます。最後の手段として空間を活用してみたいと思います。
〈第4空間の存在〉
軍団の最先端は現在、57222単位+162段階目に進出しており、もはや表空間と裏空間が存在した小さな宇宙球を目で確認する事は難しい距離に在ります。辺りの空間は第3空間ですが、つい先程軍団が第3空間の裏空間を発見、これで宇宙空間が表層空間と下地空間の二種類に分かれていて、それぞれ裏空間を有している事実が確認出来ました。裏空間(第4空間)に潜ってみると、そこには隙間が無い程敵で溢れており、その始末が大変ですが、とにかく旧宇宙の生命を一匹足りとも残す事は出来なく、全て溶かしてしまう腹づもりです。軍団は宇宙の開拓者であり、今風に表現すれば開発局や土木事業所の役割、整地して土地を均し、有害物を取り除かなければ人間が住める環境にはなりません。皆様は整地された土地にマイホームを建てている訳ですが、誰も先駆の開拓者達の苦労を忍んでくれる者はいません。別に感謝など要りませんが、そういう下積みの者が居るから、社会が成り立っている事を知って頂ければと思います。宇宙開拓も土地開拓も一緒なんですね。
宇宙と言えば、何処か遠い場所にある様な感覚を抱いている人が多いのですが、我々は宇宙のど真ん中に住んでいる宇宙人なのです。上位の創造主達はここが自分達の領土だから、毛並みの異なる生命は消し去ろうとして来ますが、地球だって宇宙であり、宇宙に住む権利が我々にもあるのです。我々は死にたく無いから戦って来ただけの話、トコトン攻めて来るからトコトン戦うのであって、ここに住んでも良いと妥協策を講じてくれれば、我々だってそれに従うつもりだったのです。まるで免疫細胞の如く、最後まで排除しようとして来る為に、こちらも最後まで戦おうと覚悟を決めてしまいます。彼等にすれば多分我々は癌細胞なのでしょう。実際の癌細胞と違うのは、宇宙を壊そうとは思っておらず、破壊の傍、新しい宇宙環境を創造している事でしょうか。宇宙という場に最初に繁殖した原始的なカビ創造主を一掃して、新しい宇宙ステージを切り開く、それが我々が宇宙から請け負った仕事であり、その目的の為に自分は生まれて来たと思っている次第です。宇宙の未来ステージを飾る人間を抱えているから、宇宙の天意を全うしている我々が負ける筈が無いと、そう信じて今日まで戦って来ました。
こうした我々軍団の心を汲み取って欲しいと人間にはそう願っております。地上の欲望世界にドップリと漬かって、目先の名誉や地位や権力や財産に心をよろめかしている悲しき人間達の性(さが)、地球が終われば何も無くなってしまう事ぐらいは予測できる筈です。そんな物は宇宙では通用しないのです。そもそも物質世界は虚無の実相、そこは現実の世界ではありません。惑星とは修行する為に作られた芝居小屋であり、皆様の人生劇を見ている観客がいるのです。地上で起こる事は宇宙空間でも起こり得る事、そして地上で起こらない事は宇宙でも起こらず、つまり地球=宇宙なのです。日常生活でも宇宙を学べる訳ですから、だからこそ、半径1mの狭い「節穴の目」を返上して、宇宙の大義に目覚めて欲しいと思っております。何か説教がましくなりましたが、まあ、最後の人生を目一杯生きて、出来れば有意義に過ごして欲しいと思います。我々も陰ながら助力させてもらいます。
一体何処まで続くのか、宇宙の深さは底が知れません。まさに無窮の宇宙でしょうか。しかし、何にでも必ず限界が訪れる物、我々もいつか宇宙の最果てに到達する事でしょう。未来宇宙はそこから始まります。陰陽論原理から考察すれば、実相世界とは陰、そして虚相世界が陽になります。最初に存在する実像よりも鏡に反映する虚像の方が人間の本質を表しており、自分では自分の顔を見ることが出来ません。周囲の人間が「あなたは悪党」だと判断すれば、あなた自身は納得しなくても、それがあなたの本質の姿なのです。アストラルの実像世界の中に誕生した虚像世界、そこは虚無の世界なれど、宇宙の本質は人間に反映されており、この物質世界に象徴されているのです。この世界は天国なのでしょうか、それとも地獄なのでしょうか。それはあなたの考え方次第、そして宇宙もあなたのイメージ次第で生まれ変わるのです。我々は部外者ですが、薔薇色の未来宇宙である事を祈りたいものです。
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