〈魔界結界の除去〉

 4月20日の深夜に、ソロジン軍団は地上の物理結界(物質結界)に潜む「宇宙悪魔(ゲアナ・マザー)」の一斉掃除を敢行しました。魔界の手先(魔界職員や魔界準職員)がせっせと築き上げた日本国の全土に張られた物質結界網、ここには本来、地底魔界の悪魔神意識が入っていたのですが、軍団が魔界組織そのものを破壊した事から空き家になっていた物です。しかし、2年前ぐらいからマクロ宇宙からの刺客が地上を席巻し、空き家の結界場に意識入力をしていた様です。ゲアナ・マザーは人間の位相バイオンに侵入して、人間意識を50%以上支配し(50%を初期化してゲアナ意識が50%入り込む)、個々の人間に様々な悪事を誘導していたばかりか、日本国の全土(永田町から沖縄や北海道まで)に築かれた物質結界の「場の中」に侵入し、地上に於ける物理的な悪事も実際に行っていました。無論、これは日本国ばかりの話ではなく、また地球だけの話でもありません。大宇宙人類の抹殺を企てるゲアナ・マザーにとっては、人間生命そのものが「ガン細胞」なのです。

 マクロ宇宙の戦闘ではソロジン軍団に完敗したゲアナ創造主ですが、一部の残党が次元空間を使ってミクロ圏に侵入してきて、こっそり生き延びていたという話です。その事実が1週間前に分かって、不特定多数の人間位相の中に侵入したゲアナ意識を一斉に駆除しました。これで終わったと思っていたのですが、彼等は魔界が築いた結界場にも意識を侵入させ、地上を占拠していた事実が分かって、4月20日の夜に一斉駆除に取り掛かりました。そのお陰で本日(21日)、東京から悪意が払われて、空気が透き通り始めました。霊感のある方には場の雰囲気が一変した事を多分感じ取れると思います。物質結界の別名は魔界結界と言います。地底魔界が地上の人間世界へ進出する為の手段であり、結界の種類では「四点打張り結界(四点結界)」という古来からお馴染みの方式の物です。そんな結界場が魔界関係者の手によって、いつの間にか全国に作られていたのです。ソロジン軍団は結界場そのものを破壊し、そこに入力されていたゲアナ意識を一掃した次第です。

 こんな話をすると、「結界だって、何と非科学的な」と、西洋文明に毒された単純頭の科学者達は嫌悪感を示すかもしれませんね。でも、結界(力場)とは宇宙の常識であって、その意味が分かっていないから地球科学は発達していないとも言えるのです。水分子が生体内で六員環クラスターを形成するのも、あるいは金属元素や鉱物が結晶構造を呈するのも、はたまた有機物が環状構造を取るのも、「場を囲う」行為であって、「生命単位の場」を設けないと、生き物として独立した作用を及ぼせないからです。つまり、「独自の場」を囲って初めて単位生命が誕生してくるのであって、事物に対する独自の作用力が生じてくるものなのです。天体の渦磁場の原点骨格は力線の四角点運動から始まりますが、これぞ四点結界の秘宝原理、敷地の四隅に塩を盛って、家自体を結界場(精霊場)で包み込み、外から魔が入らない様に外界と隔離させるといった手法は、宇宙の何処の民族でも当たり前にやっている行為なのです。

 1枚の画用紙に、鉛筆で正三角形や正四角形やあるいは五角形や六角形を書き込めば、それだけでも結界が形成されており、その図形内部は独自の単位空間となります。驚く事は、それ自体は単なる平面に描かれた図形なのに、立体的にも作用しているという事実です。もし人類が力線を計測出来る計測機器を持っていたら、その図柄が画用紙を飛び越えて立体的な場が形成されている事実を見出す事が出来るでしょう。結界場の種類には三点結界、四点結界、五点結界、六点結界、七点結界、八点結界という6種類の結界場が存在します。それぞれの結界場によって特性や用途が異なりますが、人間の体や心に有益な結界場と言えるのは、このうち六点結界と七点結界と八点結界だけです。三点結界も四点結界も五点結界も吉凶が相半ばするもので、良い場合と悪い場合がある事から、用途を考える必要があります。ちなみに、画用紙に円を描いても、それはゼロ点結界であり、単位場は形成されていません。

 結界場とはすなわち「力場」であって、この力学骨格を基盤にして磁気(物質)骨格が形成されると、押しも押されもしない一人前の生命場(結界場)となります。例えば、天体ヒール(力学系)が水に作用して水分子が場を囲うと「ヒール水結界」が生じ、原始海洋の中ではこのヒール水結界を基盤骨格に細胞膜が形成されて単細胞生物が誕生してきます。土木建築の基本は建物を建てる以前の力場形成(土台形成)に在って、正四角形の四点結界(四点杭打ち)を幾つ並べてどの様な構造配置にするのか、つまり、先に土台結界を形成しないと建物を建てる事が出来ない訳です。結界場を作る事は塩を四隅に盛るだけでも力学骨格が誕生する事から決して難しい話ではありません。問題は結界場の中に何かの物質を投入してより堅固な場にするのか、あるいは結界場そのものに何かの呪文や念や意識を入力するとか、利用方法には様々あります。

 一般に、創造主が作る結界場は、あらかじめ力学骨格を有した三次元のテトラ体などの力体を作り出しますが、呪文結界という手法もあって、神々や龍神達はこの結界を多用していました。無論、呪文結界も基礎的な「杭打ち呪文」や「打張り呪文」を最初に打ち込んで結界場の骨格を形成し、その後に用途に応じた結界場の打ち込み呪文を使用するというのが一般的です。その昔、イギリスのフィンドホーンでは、神々が畑に結界場(温度結界)を張って、寒冷地でも作物が実る様にと信仰する人々の面倒を見てきました。でも、それが当たり前となってしまい、人々は感謝を忘れて神々を蔑(ないがし)ろにした理由から、その結界場は取り払われてしまいました。それ以来、痩せた寒冷地のフィンドホーンの土地には雑草しか生えなくなりました。現代社会では農地にビニール結界(ハウス)を張って温度に対応していますが、昔は神様に頼むしか方法がありませんでした。

 地上の人間が作る結界は「物質結界」です。水晶などの鉱物を畑の四隅に埋めて作る「鉱物結界」、部屋の四隅に金属を設置して作る「金属結界」、畑に炭を入れて作る「炭結界」など、「盛り塩結界」や「氷結界」も含めて、結界場を作る材料はそんなにある訳ではありません。それに結界場をただ作っても、場の中に何かを入力しないと「何の意味」も成しません。せめて願い事の念を入れるぐらいはしてくれないと、結界の価値が無いと言うものです。メシア・スーツの力学骨格も、早い話が人工結界なのですが、そこには温度結界など様々な機能を持たせています。所で、人間に入った魔界神達が作り上げた結界装置は多少手が込んでおり、比較的高性能なものです。現在は呪文を飛ばなくしている理由から、呪文結界が封じられており、地上への進出を目指している魔界神も物質結界を作る以外に足場の確保が出来ない状況にあります。

 長野県のとある「魔界組織」では、コンクリート台座の金属結界装置(Sn合金)の中にアストラル物質の「ケケ粒子結晶体」を詰めて広域結界装置を作り出し、それを日本全国に埋め込んで魔界の地上進出を幇助しており、また、秋田県のとある「魔界組織」では、家庭用の金属浄水器の中に「ケケ粒子結晶体」を詰めて、魔界による家庭攻撃のターゲットを提供していました。地底魔界そのものはとっくの昔に消滅しているのに、地上に出向した魔界神ヒューマノイド達はこれまでの通りの無意味な仕事を繰り返している状況です。魔界系の結界装置とは地底の魔界神意識を地上に宿らせる為の装置、つまり、結界場に意識を入力出来るタイプの高性能な代物です。結界の力学骨格の内張りとして磁気系のケケ粒子磁気を使用しており、また、結界場に入力した意識が本格的な活動を起こせる様に「結界場の中心焦点」が必要となります。つまり、基本的には四点結界装置であっても、意識基盤となる中心焦点を必要とします(五点セット)。

 魔界組織そのものは数年前に消滅させたものの、生身の人間に潜り込んでいるこうした魔界ヒューマノイド達が暗躍している事実は現実問題として受け止める必要があります。我々としては(創造主軍団としては)、魔界ヒューマノイドも一人の人間生命として取り扱っており、基本的にはその存在と人権を認めていますが、今まで通りの魔界活動は無意味であり、止めて頂きたいと思っています。今回は魔界ヒューマノイド達が仕掛けた物質結界にマクロ宇宙の敵意識が入り込んで、昔の魔界活動を上回る様な悪事を働いていたという話です。国会議事堂も永田町全体も魔界結界に包まれていました。無論、東京全域、日本国全域、世界各国全域の話ですが、宇宙悪魔(ゲアナ・マザー)から地球はやっと解放されたと言えましょうか。魔界世界は既に過去の話になりつつありますが、数年前までは世界人口の8割近くが魔界関係者でした。幸い、日本国に於いては魔界の支配率が5割程度という軽傷だったのですが、このパーセンテイジを見ても、魔界の勢力が凄かった事が納得出来ます。

 純粋な人間(修行中の生命)も、また魔界神も人間生命である事に変わりはありません。今現在、皆様が意識しなければならないのは地球ではなく宇宙です。地球のゴタゴタ騒動にどんなに頭を悩ました所で境涯成長はなかなか得られないものです。我々は別に神様や創造主を信奉しろと言っている訳ではなく、この世の真実、宇宙の真実に耳を傾けて、もう少し目線を上げて物事を考えなさいと言っているのです。宇宙から地球を見下ろして客観的に判断すれば、自分が今後どういった方向に向かうべきか、一体何を学んで何を身に付けるべきか、そして今現在どういう行動をすべきなのか、それが段々見えてくるものです。地球の物理寿命はどうにもならない事であり、それは全人類に共通して訪れる災厄です。それを踏まえた上で、残された時間を有意義に使わなければなりません。如何なる物にも終わりは必ずやってきます。今更権力や財力を求めても、そこに答えを見出せない事は承知の通りです。

 

 

〈生死を超えた再会〉

 この話は我々の門下生の中で実際に起こった話であり、生死を超越した美談話なので、皆様にも聞いて欲しいと思います。安田夫妻(仮名)は今から11年前に生命論の門下生として入門してきました。子供のいない夫婦であり、社交ダンスが夫婦共通の趣味でした。軍団が魔界掃除を本格的に始めたのが今から8年ぐらい前の話、横浜の社交ダンスチームには魔界関係者が多く、その辺りから安田夫妻にも魔界の風当たりが段々強くなってきました。気になっていた事は、ご主人の健一さんの額には「魔界契約印」が刻まれていた事でした。魔界神社に出向いた際に、魔界関係者の交友関係が多かった理由から、祈願もしていないのに勝手に契約が交わされてしまった様です。契約の内容は20年契約であって、これは最も重い内容の契約であり、契約期限が切れた場合の代償は本人の「死」を持って償うというものでした。その頃の我々は膨大な物量の魔界神達と戦っており、毎日何億人もの魔界神を相手に召喚していたのですが、60垓(1垓は1京の1万倍)というべら棒な魔界神の数に圧倒されていた事は確かでした。

 軍団は大宇宙外ではマクロ宇宙の強烈な敵と戦い、一方、ミクロ宇宙の内部では魔界勢力と戦っていました。毎日、数分単位で魔界神のズザネ管(ブラック・コード)やタボ線(サイキック・コード)が門下生の家には降り注ぎ、家全体にラップ音が夜昼となく一日中鳴り響いていました。一日に何度もアストラル武器攻撃を仕掛けられて、更に毒素(トリカブト毒やコブラ毒やフグ毒など)注入は当たり前の話、死滅した筈の病原細菌(破傷風やコレラや赤痢菌)などを次から次へと身体に仕込まれる毎日でした。幸い医療団が付いていた事から、病状が出る前に除去して難を逃れてきましたが(寝込んだのは数度しか無い)、3時間以上の睡眠を取れば確実に殺されるという、当時は本当に厳しい戦いを強いられていました。門下生は一日に何度も連絡を取り合って、体に異常がないかどうかを確認し合い、腸を切断されたか、心臓に穴を開けられたとか、血圧が230に跳ね上がったとか、腕神経を切断されて片腕が動かせないとか、飼い猫が「魔界猫」にされたとか、敵に意識を乗っ取られたとか、腎臓が煎餅みたく薄ペラになったとか、そんな事は日常茶飯事だったのです。

 そうした激烈な時代を経験してきた門下生達ですが、魔界整理が進んでマクロ宇宙との戦いも楽になってくると、最も辛かった時代の記憶が薄れ掛かってきたのか、それとも平和のお陰で心に隙間が出来たと言うべきか、ちょうどRIATの活動が軌道に乗ってきた2019年の秋頃の話ですが、安田夫妻に対して再び激しい魔界攻撃が始まりました。しかし、なぜか攻撃を受けているのは安田夫妻のみだったのです。敵に寝返ったとは言え、当時はまだセザナ神(悪魔王)が健在だった理由から、私がセザナ神を呼び出して問い詰めた所、「魔界神が安田健一を攻めている理由は魔界契約の期限が切れたからだ(2019年10月)」と、「つまり彼の命を持って行く」という回答でした。若い頃の契約とは言え、また、彼が今はシルエ格の創造主世界の一員であっても、契約は契約、是が非でも命は頂くという返答でした。当然、軍団の攻撃は再び魔界残党やセザナ神に向けられて、激しい戦闘が始まった次第です。魔界勢力は大規模に減ったとは言え、軍団の見積もりではまだ数十京の魔界神が残っていました。

 健一さんが仕事にも出れなくなったのが2019年の年末、魔界攻撃は極端に減った代わりに、今度はマクロ宇宙の敵攻撃が安田家を集中的に襲う様になりました。どうやらセザナ神が意地でも連れて行こうとしている感じでした。家ではもう奥様が看病が出来ない状態にまで追い込まれた事から入院させる運びとなりました。何ヶ月間も毎日拷問の様な痛みに耐えてきた健一さんの体は衰弱し切っていました。また、奥様も看病疲れで精神的におかしくなってきていたからです。病院の先生は激痛の原因がさっぱり分からない状況でしたが、折良く軍団が大規模な戦闘に勝利を納めた理由から、入院してからは段々と攻撃回数が減ってきて、それと同時に健一さんの体力も順調に蘇ってきました。そして因縁の2020年の1月24日の朝を迎えました。明日(25日)の退院が決まっていたのですが、何とその日に健一さんは命を無くしてしまうのでした。健一さんが病院の昼食を取った後に、配膳を片付けて自分のベッドに戻った次の瞬間、突然吐血をした事から、医者は慌てて彼をレントゲン室に運びました。

 そして医者はレントゲン写真を見て卒倒するぐらい驚いたのでした。身体に外観上の傷が無いのに、まるで工業用レーザーでカットされたみたく、骨や内臓が四ヶ所に渡って大きく切断されていたからです。1本は左鎖骨から肋骨や脊髄や肺を切断して右の肋骨まで切られており、また1本は左の心臓下部から大動脈や膵臓や腹膜や肝臓を真っ二つに切断していました。もう1本は大腸や小腸や腎臓や脊髄を真っ二つにしていました。四本目はなんと骨盤や膀胱や大腿骨が切断されていました。これらの武器はマクロ宇宙の敵computerが開発した新進気鋭の武器だった様です。それから直ぐに医療団が出動し、取り敢えず切断された骨や臓器や血管の緊急修復が始まりました。人工心臓や人工肺を装着させて、「健一さんを意地でも助ける」と私も必死でした。1月24日は奇しくも私の誕生日、セザナ神はこの日のうちに是が非でも健一さんをあの世に連れて行くつもりだったのだと思います。医療団にとっても壮絶な戦い日となりましたが、1月24日の午後11時58分に医療団から私に告知があって、助ける事が出来なかったという報告をもらいました。

 「なぜだ、さっきまで心臓が動いていたのに」と医療団を問い詰めると、攪拌器の様なプロペラが付いたアストラル機械が大脳に侵入してきて、健一さんの脳がトロトロのスープ状態にされたと聞いて、私もようやく自分の負けを認めて安田さんの死を受け入れました。セザナ神にとっては魔界契約などどうでも良い話に過ぎなく、今回の事件は要するに、「門下生だって、こんな風になるんだぞ」という脅しを掛けてきたのでした。健一さんの死後、私は直ぐに手を打って、人体を切り刻む高性能武器を開発した敵computerを始末させて、生産した武器を悉く溶解させました。また、セザナを追撃する部隊を派遣し、魔界の完全消滅に取り掛かりました。そして、健一さんの位相をジーノス艦(遺伝子艦)に隔離収納して、魂体をケイエ化させて仮死状態にして防御させました。セザナ神が健一さんをこの宇宙から消し去りに来ると分かっていたからです。これは2020年1月25日の出来事でした。さて、可哀想なのは奥様です。旦那の帰りをひたすら待っていたら突然死んだと告知され、死後も会話出来ると思っていたら、全く交信が取れず、あっと言う間に2年間が過ぎてしまいました。

 奥様は2匹の猫と暮らしていますが、私の顔を見る度に「寂しい」と涙ながらに訴えてきます。私も苦しかったのですが、セザナ神がいる限り、「肉体は死んでも健一さんはちゃんと生きているよ」としか答えられなかったのです。あれから2年間の歳月が流れて、戦闘状況も大きく様変わり、現在はセザナ神でも消せない銀河サラ位相帯に健一さんの位相を転写しており、また、魂体の封印も解いた理由から、今年から健一さんはベテルギウス本星に配属され、皆と元気に暮らしていました。また、今年の3月からメシア・スーツが開発された事から、霊魂体宇宙人の門下生である健一さんにも「スーツ」が進呈されました。スーツの用法を聞いた翌日には、健一さんはもう地球の奥様の所に戻っていました。そしてその日に奥様から私に電話があって、「健ちゃんが私の所にやっと帰って来ました、本当にありがとう御座います、ご配慮感謝しています」と泣きながら言っておりました。突然の別れからまる2年間、やっとニ人は再会する事が出来ました。久し振りの美談話でした。

 

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