〈地球コアの消滅〉

 今年(2022年)の11月の始めに地球内核のコア(D-重合体)が完全に燃え尽きて消滅しました。これで地球磁場圏は「芯」を失った事になり、同時に「コア磁場(地磁気)」を消失した事になります。地球は全ての細胞体の原形であり、コアを失うという事は細胞体にとっては細胞核を失う事と一緒の意味を持ちます。銀河の一般常識では生物霊界を有する「水の惑星」のコアが燃え尽きる事はセキツイ動物の終焉を意味しており、コア消滅から約5年から8年で高等動物は死に絶えると言われております。微生物の異常活性と、微生物の反電荷化(癌化)による「病死」によって絶滅するのが相場なのですが、地球だけ例外という事は無いと思っております。コロナ騒動から始まった「微生物の活性現象」、それまで人体には無害だった細菌もウイルスもウイロイドも地磁気の減退と共に病原体化し、これまでに地球全体では500種類以上の不定型インフルエンザが流行しております。もはや地球に未来は無く、待ち受けているものは病気地獄でしょうか。
 
 我々が恐れていたのは「コア消滅」よりも「地殻崩落」という突発的な物理災害の方でした。事実、これまでも地球は何度もその危機に直面してきましたが、我々の悪運が強いのか、それとも人類の悪運が強いのか分かりませんが、間一髪の状況でギリギリ回避してきましたが、ついに回避の仕様も無い終末段階を迎えてしまいました。当然、こうなる事は我々も予期しており、これまで地球脱出に向けた様々な下準備をして参りました。目下はヒューマノイドの脱出月間であり、未来の担い手(若い家族)から優先的に脱出させている状況です。母星のコアが無くなるという事は、細胞核が正常な機能を発揮出来ないという意味であり、別に病原体に犯されなくても生物の体細胞が異常を来していきます。細胞核と惑星コアは互いに呼応し合っているからです。連続5年間、惑星に降り立つ事無く宇宙航海を続ければ宇宙飛行士は必ず死に至る様に、コアが消滅した星に長い期間留まるのは自殺行為、生物体には健全な「生きた惑星」が必要なのです。宇宙空間は地球人が考えている程甘くは無く、そこは元々生物の存続を拒否する恐ろしい空間と言えます。
 
 生きた惑星コアが無いと生物は生きられないし、位相帯もしくは位相に準ずる意識層が天体に存在しないと自身の意識も囲えず、また心稼働も出来ないというのが生命の成り立ち構造です。特に生物の場合は肉体を存続させる条件が整っていなければならず、空気や水や食べ物ばかりではなく、適正な気温や湿度や重力が必要であるし、そもそも「雌」が居ないとあっという間に全滅してしまうものです。地球は直ぐ死ぬ訳ではありませんが、生物を肥やす子宮内環境では無くなったのであり、我が子を出産する段階を迎えた事になります。いつまでも子宮に居残れば胎児も死ぬ事になるし母親も死ぬ事になるのです。そうなる前に科学を発達させ、母星から外に出て独り立ちする事が人間生命には義務付けられていたのです。聖地が他の銀河人と比較して2000万年以上意図的に猿のヒト化を遅らせている理由は、若い天体の方が長く保つからですが、残念ながら地球の場合は銀河ルヒイ神によって天体寿命を縮められてしまいました。しかし、地球の寿命を奪った当人が、皮肉な事に我々に存続の機会を与えてくれました。幸か不幸かよく分かりませんが、聖地民族の宿命は変えられない様です。
 
 今の地球社会が「まともな社会」だと思っている人が一体どれ程いるでしょうか。ここは欲望にまみれた「狂気の世界」であって、これが人間本来の社会だと思ってもらっては困ります。地に獄された土中の虫達が、欲望の赴くままに這い回り、領土の分捕り合いや、財力の凌ぎ合いや、勢力争いをしているだけの話、月ロケットを飛ばす理由も、月を自国の領土にするのがその目的、なんてお馬鹿さんなのでしょうか。虫達は自惚れ過ぎて身の程も弁(わきま)えれない状態であり、地球の危機にすら気が付いていません。温暖化を炭酸ガスの排出量が原因だと決めつけて、人為で克服出来ると思っている様子、神様や創造主の力添えなど不必要、独力で何でも出来ると思っている様です。動物から進化して、まだたったの550万年しか経過してないとはいえ、余りにも無知文盲なので思わず閉口してしまいます。だが、収穫不能な「不作の畑」であっても、数の中には値段が付けられそうな野菜もあって、畑は「全滅」では無さそうです。我々は価値のある野菜を収穫しに来たのであって、それ以外の成りそこないの野菜は畑に残していくだけの話でしょうか。
 
 地殻崩落さえ回避出来れば、地球の物理環境はまだ保ちます。数日前に我々が築いた崩落防止バリアが一体何処まで通用するのか分かりませんが、それが破られれば地球人類の命は2日以内で終わります。お陰様で、今は崩落が少し落ち着いて安定している現状となりましたが、この先この均衡状態がいつまで続くのか見通しが立たない状況であり、「脱出するならば今の内」といった状態でしょうか。バリアの強度次第ですが、もしこのバリアで当面の地殻崩落が防げたとしても、コアを失った母星環境は大変厳しく、生物の肉体が日々蝕まれていく事になります。微生物に侵略される以前の問題として、細胞のメタボ化が急速に進行し、組織細胞の機能が衰え始めて、神経伝達に異常が生じてきます。銀河の歴史に於いても、多くの老星がコアを失い、地上に肥やした生物が全滅の末路を辿りました。身体に現れる最初の兆候は皮膚異常であり、皮下組織にビー玉サイズの良性腫瘍が大量に形成されて、全身の皮膚があちこちで盛り上がってボコボコになっていきます。やがてそれは内臓器官にも及び、様々な腫瘍弊害が現れてきます。次の兆候は骨細胞に現れて、骨自体がボロボロになっていくという症状が現れてきます。
 
 身体の腫瘍化がドンドン進んでいくと(今度は野球ボール大になっていく)、人間の肉体はもはや原形を止めず、肉の塊と変じていく訳ですが、その前に循環器や呼吸器や神経経路に弊害が及んで死に至ります。ラジカル濃度が高い惑星の場合は、微生物の癌化や体細胞の癌化が大きな問題となりますが、別にラジカルに汚染されていなくても、微生物の病原体化と身体の腫瘍化は避けられなく、地上の生物が次々と死んでいく事になります。地球の場合は今年(2022年)の11月にコアが消滅した事から、それから半年後には細胞の急激なメタボ化が始まって、皮膚の腫瘍化が発生するだろうと推測されます。地球はもはや生物が住めない環境に変わってしまったのです。後5年間、地球で生きられると計算しても、その間に体はドンドン蝕まれるだけの話、健全な体を有している今の内に覚悟を決めて脱出する事でしょうか。我々は惑星に閉じ込められて全滅していく人類の姿を何度も見てきました。それは正に「地獄絵図」の世界、毎度の話ですが、見るには耐え難い凄惨な光景でした。我々には地球を脱出する以外に生きる術はありません。
 
 
 
 

〈移住者の心構え〉

 さて、宇宙に出るという事は、人間期間を卒業して「生き神」になったという意味です。つまり、最低「銀河神」という成仏神ランクになったから地球脱出がOKになった訳であり、また、神になったのだから、地上の人間達と同様な得勝手な真似は出来ないし、どなたにも神界の職務というものが与えられます。その職務をこなす為には先に宇宙知識を学ぶ必要があります。他星へ移住しても、肉体の寿命はいずれ尽きるものであり、最終的には皆「霊魂体宇宙人(銀河ルヒイ神)」へと切り替わります。銀河明王神の役割とは、「銀河指導霊界」の名の通り、人間に対する具体的な個人誘導や技術指導や文明誘導が仕事であり、健全な人間を育む為の人間管理がその仕事となります。また、惑星の旧神々を一掃して(戦闘)新しく軍団の機械神を設置したり、言葉を話せない惑星人に言語を広めたり、あるいは怪我や病気の人間達を救ったりする役割もあります。当然、各天体には軍団や医療団が配置されている事から、軍団用員を指揮して行う仕事です。銀河ルヒイ神は心を使う自律生命体ですが、軍団用員は指令で動く機械生命体であり、指揮者が必ず必要だからです。
 
 移住される年配者の多くは「社会の為に何かのお役に立つ事」を願っており、その尊い心を「神業」に使って頂きたいと思っています。また、神業を通じて霊界のイロハを学んだ方は、昇級試験に合格すれば創造主門下生への道が開かれており、大宇宙運営の中核部に入っていく事が出来ます。そこで勉学に励めば、外宇宙で「戦士」や「開拓使」として活躍出来る場もあります。マクロ宇宙に続く創造主階段は勘定が難しい程の段階が存在しており、それを登って創造主の一員として働く事を目標にして頂きたいと思います。ただ生き延びて余生をのんびり暮らす為に、あるいは自由に宇宙空間を闊歩する為に皆様を惑星から救い上げて他星へ移住させる訳ではありません。「生きる」という生命行為は「事物に作用を与える」意味であり、生きている限り働き続けるのが生命の生命たる所以です。生命の意味も価値も意義もそこに眠っているからです。従って、人間時代のご隠居の延長戦を続ける為に移住する訳ではない事を再確認して頂きたいと思います。ただ食べて寝るだけの「役にも立たない」人間が来るべき場所ではないという話でしょうか。
 
 「ヒューマノイド」の意識は基本的に軍団意識であり、個人意識の皆様とは全く異なります。彼等は自分の本分を心得ており、基地を稼働させて人間が食べて生活出来る様にするのが目的であって、仕事をする為に地球から移住してきました。皆様は仕事をしに移住してきたというよりも、命を存続させたいから地球を逃れてきただけの話、皆様とは心構えが大分違います。個人の生活よりも基地全体の事を考えてくれるので、我々にとっては最も頼りになる人材となります。皆様は将来のリーダー格であって、幹部候補生なので、それなりの期待はしていますが、移住者としては事実上あまり物の役には立たない事は確か、先ずは皆で助け合って、新しい生活体制を築く事が先決でしょうか。出来ればヒューマノイドの子供達を預かって、夫婦が共に働ける様にして助力してあげたいと思っています。表現が余りよろしくありませんが、早い話が「ヒューマノイド」とは「奴隷」の様な役割を引き受けてくれる訳ですが、ヒューマノイドの利点は皆様の様に「文句」も「不満」も「不平」も言いませんし、また得勝手な行動も取らず、規則には従順に従います。
 
 しかし、人間王国の長い歴史を鑑みても、単一意識の集団はいずれ様々な弊害が吹き出てくるものです。「ヒューマノイド制度」は基地を稼働させる為の初期手段に過ぎなく、ある程度仕事が身に付いたら人間本来の個別意識へ戻す必要があり、段階的に占有比率を落として自己を具現させていくという手法を使う予定です。現在は80対20の比率、それを60対40に切り替え、40対60に段階的に切り替えていく予定です。単一意識であると、人間はどうしても陰化して封鎖的になっていくもの、人間の長所は意識がテンデンバラバラである事です。十人十色、これが人間生命の特徴であって、結託、反発、分離、妥協、協調、和合、信頼、背信、尊敬など、色取り取りの色彩が揃って社会の人間バランスが維持されているのです。様々な性格が奏でるアシンメトリックな狂騒曲、不思議な事にそのバラバラな加減さがハーモニーを奏でて多様性を生み出しているのです。単一意識ではお利口ちゃんではあるものの、発展性が無くなってしまうんですね。その様な意味で、ヒューマノイド体制とは緊急時に於ける一つの方便手段、創造主の伝家の宝刀とも言えましょうか。
 
 「ヒューマノイド」は銀河サラ位相帯とは無関係、彼等は基本的に「銀河界解脱」や「菩薩界解脱」を果たしている訳ではなく、ただの惑星人だった人達です。それに対して皆様は自力でメシア・スーツを獲得した「解脱覚醒者」であり、早い話が「生き神」であって、生命境涯が彼等よりも格上になります。生きている時は同じ人間でも、皆様はやがて「銀河ルヒイ神」となる身の上なのに対して、ヒューマノイドはそれが約束されている訳ではありません。そこがヒューマノイド移住民と解脱移住民の大きな違いとなります。無論、ヒューマノイド拘束が解かれた暁(あかつき)には彼等からも解脱者が出てくるかとは思いますが、「解脱組」はその人数は少ないものの、ヒューマノイドに対しては胸を張っても構わない事になります。皆様は現地で生活しながら、宇宙生活のイロハを学んで頂く事になり、学習や実習が義務付けられますから、それは覚悟しておいて欲しいと思います。生きている限り勉強、そして死んでも勉強なのです。
 
 天の川銀河系はこれから「聖地民族」が銀河系の全体管理を担っていく事になります。聖地民族と言っても、「銀河人」と「銀河ルヒイ神」というW構造になりますが、互いに助け合って、我々はゆくゆくは天の川銀河系を出て、他銀河系や他銀河団系へと出ていく運命にあります。しかし今は国作りの期間、皆様はヒューマノイドと一緒に銀河系に「人間王国」を築いて、また銀河ルヒイ神も人間達に協力体制を取ってもらう必要があります。現在、軍団は九つの太陽系を結ぶ「銀河鉄道」を築いており、皆様を瞬時に運べる様な力学システムを建造中です。特に、解脱組は先ず「単独位相」の獲得に勤しんで頂いて、門下生の様にいつでも銀河系を飛び回れる様になって頂きたいものです。ヒューマノイド期間は基本的に惑星に固定されていますが、皆様はフリーな身の上であって、単独位相を獲得すれば銀河のあちこちに出向出来るし、また他銀河系や他銀河団にも出張が可能となります。皆様はそういう立場である事を知って欲しいと思います。
 

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