〈天の川銀河の未来〉

 地球の生命環境の寿命が数年間程先に延びた理由から、我々王国軍(ソロジン軍団)も少し落ち着いて、引き続き天の川銀河の整備作業に余念が無い状況です。軍団の整備作業のメインとは、救出船の運搬体制や航路整備は勿論、移住先のグレイ基地の自動化作業や、移住に伴う霊界の整備作業などです。将来、龍神島民族が銀河空間を宇宙船で飛び回れる様な力学システムの基盤を構築している最中です。惑星の霊界呪縛から免れた人間は、たとえ生身の体を有していても、もはや人間では非ず、本物の神様でもなければ、また霊魂体宇宙人(ルヒイ神)でもありません。彼等は「銀河人」であって、「宇宙人」と呼ばれる存在です。その昔、地球人も銀河連合所属の銀河人達によって、言語教育や生活技術を指導されて文明人と成った事は承知の通りです。創造主から「銀河広域指定民族」という名誉称号を認可された惑星人でも、誰でも彼でも宇宙船に乗り込める訳ではなく、宇宙の勉強を学んで境涯を高め、訓練を受けた者しか宇宙船には乗船出来なかった事は述べるまでもありません。彼等は軍隊の一員か、もしくは言語指導員か、そのいずれかだったのです。
 
 大昔は操縦士が宇宙船を実際に運転をしていましたが、超光速の時代になってからは、銀河航路のナビゲイト・システム(機械)を頼らなければ人間の感覚だけでは宇宙船の運転は出来ませんでした。しかし、今や人間科学を超えた創造主科学の時代、人間が操縦桿を握る必要が全く無い時代となっており、宇宙船の推進装置を作動させる事も無く、銀河航路に設置した「力学(ハルク)システム」が自動的に作動して、宇宙船そのものを瞬時のうちに目的地へと搬送してくれる便利な時代となりました。宇宙船は生命維持装置を装備した単なる箱(貨車)に過ぎなく、行き先を告げれば、乗合バスの如く銀河系内の何処にでも運んでくれる便利な時代となりました。我々は目下、こうした力学システムを銀河空間内に構築中であり、移住後の未来銀河の基礎作りの一端を担っています。基地の外は氷河期、そこはマイナス80度の凍てつく自然環境、そして宇宙船の外はマイナス230度の真空空間、いずれも生命の存続を拒む厳しい環境だからこそ、未来に馳せる夢ぐらいは大きく抱きたいものです。未来の子供達に残してやれると考えれば、先人の苦労も報われるというものでしょうか。
 
 天の川銀河系にはその昔、華々しい文明を開花させた「黄金期(銀河連合時代)」が存在し、多くの文明人が栄えて、そして消えていきました。その彼等が協力し合って育ててきたのが聖地民族である「地球人」です。彼等の遺産を受け継ぐ正統なる嫡子として地球の「龍神島民族」は選ばれたのであり、我々は物質遺産としてベテルギウス文明を継承し、また文化遺産としてプレアデス文明を受け継ぐべきであると考えています。天の川銀河系の直径サイズは約150万光年、ここには約1兆4800億個の太陽系が存在しており、また植物惑星(水の惑星)だけでも無数(100億個以上)に存在し、霊界を建設した動物惑星でも800箇所以上に上ります。現在、銀河381部族の大半は滅び去りましたが、地球も含めて22箇所の非文明人の惑星民族が生き残っており、また猿の惑星に関してはまだ420個程残っているのが現状です。霊界惑星で第四紀の氷河期を迎えている(これから霊長類が誕生してくる)惑星が、シエラやメオカミも含めて6個存在します。銀河系には開拓の余地がまだまだ残されており、また我々が取り組まなければならない職務も残っていると思います。
 
 「創造主マニュアル」に基づけば、最初の聖地銀河以外は「霊界設置」の惑星は基本的に「1銀河系に1個の惑星設置」となっており、担当のセザナ神は天の川銀河系には800箇所以上の霊界を設置したものの、他の銀河系に関しては「1銀河1惑星」の規律は守っていた様です。しかし、なぜか一番外側のボラン(飛び魚座)銀河団に関しては規律を守っておらず、ボランのある特定地域の300近い銀河系に関しては、内部にはそれぞれ200箇所以上の霊界を築いており、そこには大量の人間生命が誕生しています。セザナ神の意図がよく分かりませんが、おそらく最初の天の川銀河系の開拓に自信が無く、聖地銀河の予備を設けていたと考えられます。メシアA球(セザナ神の大宇宙)には元々14個の小宇宙が存在しましたが、そのどれもが同様な霊界設置の構成になっていました。正規の小宇宙は我々の小宇宙なのですが、それぞれの小宇宙に人類を発祥させて、聖地(正規)の主人公民族が失敗の場合は他の小宇宙人類の生き残りと取り替えても良いという決まり事があります。
 
 一般的に、小宇宙の中心部よりも小宇宙の外側の銀河団人類の方が能力的に高い理由から、聖地民族の出来が悪い場合は主人公民族をボラン銀河団の民族の方に交換しようと考えていた様子です。実際それは認められていない事なのですが、聖地民族(地球人)の出来が余りにも悪かった為に、我々の小宇宙に関しては本気で考えていたのだと思われます。そうしたセザナ神の思惑を弟子のKENが吹き飛ばしてくれた訳ですが、どの道「お家の取り潰し刑罰」が下った以上、ビッグバン再生は免れなく、主人公民族の生き残り行程の話はもうどうでも良く、仮初の嫡子なれども創造主の後継者を早急に育てる必要があった訳です。そのビッグバン再生が今や延期となってしまった関係上、聖地民族の生き残りゲームが復活する事になりました。本来、創造主の後継者選定とは最後まで生き残った小宇宙民族の中から選ばれるのが普通なのです。なぜそんな話を持ち出したのかと言えば、他の小宇宙人類はいないものの、ボラン銀河団には「強敵」が待ち構えており、小宇宙の覇権を懸けた主人公民族の争奪戦が待ち構えているからです。
 
 地球人は何も知らないから、地球人側から攻撃を加える事など有り得ない話ですが、ボランの人類は我々の存在を熟知しており(セザナ神から聞いているし、また如来界の神々が経緯を詳しく知っている)、今は我々こそ小宇宙の覇者であると信じて疑っていませんが、地球人が脱出に成功して生き延びていると知ったら、当然決着を付けに来るだろうと考えられます。つまり、どちらが主人公民族なのか、白黒を付けにやって来るという話であって、それは今直ぐの話ではないにしても、地球人が銀河団の外に出る様になったら現実問題として降り掛かってくる大きな問題となるでしょう。我々としては、人間王国の敷地に住まう龍神島民族は、たとえお馬鹿であっても長男は長男、お膝元の民族の肩を持ちますが、相手も同じ人間生命であり、直接の手出しは出来ません。地球を脱出した皆様が「宇宙戦士」に成長しておれば、如何なる人間もまともに戦える相手では無くなりますが、そうした危機感を常に持っていないと、自惚れたその鼻柱を折られてしまう事になるでしょう。承知の様に、ボランの人類には銀河ルヒイ神(霊魂体宇宙人)もいるし、また、そこの人類も高性能宇宙船を開発しているという優れた能力の持ち主です。彼等はベテルギウス・レベルでしょうか。
 
 ボラン人類は約6万民族(約180京人)にも及ぶ超大な勢力を誇っており、既に彼等は銀河団を超えた活動を行なっています。今は地球人の事など眼中には無いと思いますが、地球人が母星を脱出して超光速宇宙船に乗っているという情報が届けば、必ず攻めてくるものと考えられます。まともにぶつかったら絶対に勝てる相手では無い事から、聖地民族から宇宙戦士を育てる事が必要になると思います。理想の未来銀河を構築した所で、安穏とした落ち着いた暮らしも出来ないのが現実、次から次へと難題が押し寄せてくるものです。その様な意味でも、我々は永遠の修行僧(戦士)でなければならず、自分達の生存を拒む相手とは戦い続けなければならない運命にあるのです。地球から脱出する者達はそれを肝に銘じて欲しいと思います。闘う事が嫌だと言うならば、それはバイ菌が体に入っても構わないとか、あるいは日本国が占領されても構わないという意味であって、そんな人間には生きる権利は無いと言わざるを得ません。皆様は死にたくないから宇宙へ脱出するのであり、つまり生きたいから移住するのであって、生きる為には戦わないと生存が出来ない訳です。これは最も単純明快な自然宇宙の原理なのですが、子供には理解し難きものなのかもしれませんね。
 
 「憲法9条を守ろう」とか、「戦争反対」を叫んでいる様な平和愛好家の柔(やわ)な生命は宇宙へ出るべきではありませんね。戦争反対をいくら訴えても、相手が攻めてくればやられてしまうのが現実、そんな現実も認識出来ないボンクラ頭ならば人間の成り損ないの生命だと言えましょう。火を付ければ火傷する、水に落ちれば溺れる、食べないと飢える、敵が来ればやられる、これらは物事の原理であって、幼少期の段階に学習しなければならないものです。気高き理想を掲げた所で、現実に対処する実践力が無ければ生き残れないのがこの宇宙の定めなのです。「俺は一家の主人だ」といくらほざいた所で、家族を養う事も出来ない様な男は「主人」ではありませんし、「俺は神様だ」といくら豪語しても、神様らしい恵みも人に施せないならば、その方は神様ではありませんね。負け犬の遠吠えの如き、口だけ達者な人間とは偽善者か詐欺師に過ぎなく、そんな薄っぺらいインテリ人間を未来宇宙へ送り出す事は我々には出来ない相談です。地球の学問など勉強しなくても別に結構、それよりも物事の原理を体得して、実践的な学習や体験や知恵を身に付けて欲しいと思います。
 
 さて、未来銀河の構築に「夢」を馳せても過酷な現実が待ち受けているという話ですが、ならば大宇宙を飛び越えてマクロ宇宙へ逃れた所で、そこにもやはり敵が居て、心が休まる場所は宇宙の何処にも無いというのが現実です。平和とは季節の様に巡って来る性質のものではなく、獲得して築くものだと言えましょうか。我々王国軍も気が遠くなる様な遥かなる大昔から戦いを続けてきており、やっと平和を手に入れたと思ったら、それを享受する暇も無く、あっと言う間に攻め込まれて全滅を余儀なくされました。以来、ボーイスカウトの教訓ではありませんが、「備えを常に」を軍団のモットーとしております。隆盛を誇って平和を享受すれば、それは「終了」のサインに他ならなく、銀河に栄えた過去の栄光を振り返れば、そうして多くの民族が滅んでいきました。大宇宙の「陽の陽たる嗣子」である龍神島民族は、人類の繁栄をただ目指すのではなく、王国伝統の「戦いの哲学」を引き継いで、如何なる困難も乗り越えて最後の最後まで生き延びる事を目標としなければならないでしょう。宇宙の子が宇宙へ戻るまで、それを見届けるのが創造主世界の役割だと思っています。
 
 
 

〈他銀河団の人類〉

 原子核(核子)が電子を外界へ放って軌道を周回させる(軌道電子磁界の形成)理由は、自己の縄張り(領土)を拡張して、光エネルギーや気の粒(食料)をより多く吸収するという安定環境を得る為のものです。軌道電子磁界の形成は外界に対して内部環境を築くという行為であり、それは原始海洋の中で細胞膜を形成し、外界から独立した内部環境を作り上げるという細胞本能と何も変わらないものです。そうした原子本能や細胞本能が生物世界にも受け継がれており、植物も動物も、個々の縄張り(生活圏)を有してそれぞれの生命を保持しています。こうした縄張り意識が挙げ句の果ては、家屋の敷地問題や、土地の所有権問題や、国家の領土問題などに発展していく訳ですが、これは根本的な問題であって、生命が宇宙に存在する限り、領土問題は永久に無くならないと私自身は諦めております。その昔(48万年前)、天の川銀河系の全体覇権を最初に握ったのはプレアデス連合国(後の銀河連合)でした。その支配が36万年間にも及ぶ長期政権だった事は承知の通りです。
 
 加盟民族が197カ国という、これ以上の繁栄は無理と思う程のプレアデス文化圏でしたが、その絶大なる勢力に暗雲が立ち込めて崩れ始めたのが今から12万年前の話、それ以後はオリオンのアリニラム政権が銀河を支配する事になりました。しかしアリニラム政権は10万年間の支配で終わって、その後は各民族がバラバラになりましたが、それを統括して大きな組織を作り上げ、銀河の覇権を掌握したのがオリオンのベテルギウス民族でした。その後ベテルギウス政権は2万年間続きますが、そこで勃発したのが「銀河の悲劇」であり、セザナ神の怒りが頂点に達して、天の川銀河系の文明人が悉く虐殺されてしまいました。それ以後の2万年間がいわゆる「銀河ルヒイ神(霊魂体宇宙人)」の時代となり現在に至ります。目下はその銀河ルヒイ神の時代も既に終わって、銀河系の人類文明は過去の遺物と成り果てました。今現在、天の川銀河系に存在する民族は地球を入れて22民族、この中で一番科学が発達しているのは地球民族です。
 
 地球は既に陽化惑星へと変じており、もし龍神島民族が銀河空間に脱出すれば、自動的に天の川銀河系の覇者となる事は間違いが無いと思われます。天の川銀河系は左巻の乙女座銀河団に属しますが、ここに所属する570個の銀河系のうち、約280個が左巻の銀河系であり生物を宿しています。「1銀河1民族の法則」から、280個の銀河系には霊界(人類)惑星が1個づつ存在しており、それぞれに文明が築かれています。当然、誰かが文明を伝えない限り文明人が誕生する筈もなく、乙女座銀河団の人類には最初期に作られた天の川銀河系の文明が行き渡っています(神々ヒューマノイド伝道)。我々の天の川銀河系は16個の銀河系の集団(局部銀河群)の中に在って、直ぐ隣の銀河系は相方の右巻銀河であるアンドロメダ銀河ですが、生物が住む左巻銀河系は天の川銀河系から近い順番で、ボブセチヒ銀河、マルガメハ銀河、ヨグラエ銀河、ヌオヨエブ銀河、ヌエリギツ銀河、ヒアネ銀河、ニュアー銀河と続いています。それぞれに相方の右巻銀河を抱えているので、総勢で16個の銀河群から構成されています。ちなみに銀河系の名称はベテルギウス名称です。
 
 現在、乙女座銀河団の280銀河部族は全て健在であり、この中で宇宙船(反重力船)を開発している民族は23箇所、その中でも惑星外空間を実際に飛び回っている民族が8箇所あります。つまり、創造主から「銀河広域指定民族」の称号が認定されたのが8民族だけという状況です。局部銀河群の8民族の中では天の川銀河系を除いて、ニュアー銀河のウギ太陽系の「ヌイワ民族」だけが称号を獲得しており、太陽系内の限られた領域ですが、第3惑星(ヌイワ)の外に有人宇宙船を飛ばしています。乙女座銀河団の他の銀河系の中ではフミチーウ銀河系のゼーゴー太陽系の第3惑星(ムイゲ民族)が一番優秀であり、彼等は超光速宇宙船で既に銀河空間を飛び回っています。乙女座銀河団の民族は天の川銀河系で活躍したカシオペア民族やプレアデス民族やベテルギウス民族の文化や科学技術を継承しており、神々ヒューマノイドも大量に送り込まれた理由から、一人前の文明人に育っており、280部族は皆現在の地球人よりも高度な科学を発達させているのが現状です。地球人の科学が如何にダサイのか、この話を聞いただけでも分かると思います。
 
 小宇宙の19個の銀河団で、今現在科学が一番発達しているのがボラン銀河団の民族ですが、二番手は乙女座銀河団の民族であり、残りの銀河団は創造主が教育に力を注いでいなかった理由から、地球人レベルなのが一般的です。勿論、中には弓槍や馬車の時代の民族も居ますし、円盤を飛ばしている民族も居ます。「銀河広域指定民族」がボラン銀河団には3万2000民族も存在するのに、二番手の乙女座銀河団はたったの8部族、昔は我々の天の川銀河系だけでも200部族もいたのに、現在は一つも無いという状況です。三番手は孔雀座銀河団の5部族、四番手はペルセウス座銀河団の3部族、五番手はカニ座銀河団の2部族であり、後の銀河団はゼロという状況です。また、銀河団の外領域へ進出しているのはボラン民族だけです。これが大宇宙人類の現在の実態です。龍神島民族とは大宇宙を象徴する主人公民族に育つ筈が、悲しい事に期待は大外れ、知恵遅れの悲惨な現状は今更どうにもなりませんが、皆様が地獄の民から分離して、宇宙真理を学んで進化すれば決して遅くは無く、あっと言う間に追い付いて、遥か彼方の存在になり得るだろうと、我々はそれを信じている次第です。
 
 過去の天の川銀河系で最も高度に科学を発達させたのが「ベテルギウス」でした。皆様がその科学を引き継げば、その時点でボラン科学とほぼ同等に肩を並べる事でしょう。物質科学の限界と言われる線まで科学を発達させれば、後はアストラル科学の領域、その最高峰に君臨するのが創造主科学です。皆様が目指すべき境涯は神様境涯ではなく創造主境涯であって、学ぶべき物は物質科学ではなく創造主科学です。小宇宙の覇権争いでボラン民族と対等に渡り合うなんて、そんな低次元な考え方は捨てるべきであり、彼等が絶対に及ばない高い領域まで皆様が急成長すれば良いだけの話でしょうか。銀河系の外空間は銀河団空間、銀河団の外空間は小宇宙空間、そして小宇宙の外は大宇宙空間です。人間を乗せた宇宙船は物理的には大宇宙空間に出られますが、しかしそこは渦磁場空間の領域外、心活動が不能な領域であって、如何なる人間も生きる事の出来ない領域です。渦磁場生命は渦磁場の外には出られないのです。しかし、大宇宙空間は無人船ならば航海が可能です。でも、大宇宙空間の外は裏空間と一緒の還元空間であって、あらゆる物質が溶けてしまいます。
 
 残念ながら、人間がその肉体を持って活躍出来る場は左巻の小宇宙磁場圏の内部だけなのです。小宇宙の寿命が尽きれば、万物万象の運動が停止して元の気の粒に還ってしまうのが運動宇宙の定めです。では、一体どうやって高天原宇宙の創造主達は大宇宙外へ出られたのでしょうか。大宇宙の外は粒子の世界であり、我々は「六員結晶宇宙」という単位の中に存在しています。人間の意識は電子バイオンの内部に存在しますが、大宇宙の外空間では電子も電子磁気も電子バイオンも皆溶けてしまいます。従って、大宇宙外粒子(クラウド粒子やケケ粒子やフォース粒子やセエ粒子やサイ粒子など)の磁気に意識色や意識記憶を転写して、「粒子創造主」という身の上になるか、それともハルク力体の様な力気に意識を転写して、「力学創造主」という身の上になるか、そういう形式でないと物理的に外に出る事は難しい訳です。サイ粒子(気の粒)バイオンは外に出られますが、残念ながらそれはポリープ創造主の食糧だった為に、王国では使われていませんでした。
 
 この様に、物質生命が大宇宙の外空間へ進出する事は物理的に不可能である事から、地球に避難してきた我々創造主は従来の方式を根底から見直して、生身の人間生命が元々有する能力に着目し、その身体を渦磁場内部に置いたまま大宇宙外でも戦える手法を編み出しました。それが「マクロ体戦法」であり、現在我々が使用している力学手法です。この方法であれば、生身の人間が生きながらにして創造主業務をこなせる事から、成長さえすれば宇宙戦士をいくらでも輩出出来る事になります。マクロ体は大宇宙を握り潰せる程巨大になれる事から、当然、大宇宙内部の物理的な仕事もこなせるし、人間界では無敵な存在となります。もはや他銀河団の敵侵入に怯える必要もありません。科学の発達は「横の成長」に過ぎず、それに対して人間の境涯成長とは「縦の成長」です。あなたが成長すれば、その分争いが減じて、もしかしたらこの宇宙にも平和を導けるかもしれないのです。地に呪縛された小さな小さな人間生命、考える事は自分の守備や都合の事ばかり、「君はいつまで人間をやり続けるの?」と言いたいですね。ブヒン!!
 

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