〈魔界戦争の結末〉

 2023年2月10日の午後1時に、魔界との激しい戦闘の結果、ついに地球魔界を平定させる事が出来ました。魔界神意識は全て召喚され、数日後には軍団神として生まれ変わります。想い起こせば、KENの時代から通算15年にも及ぶ長い長い戦いでした。無論、マクロ宇宙との戦闘は今も毎日続いていますが、地球から魔界神を一掃出来ただけでも安心して眠られる気分であり、家の中のバイ菌やカビを完全に駆除した様なさっぱりとした気持ちになりました。マクロ宇宙の敵創造主に対して魔界神の方が助けを求めたのか、それとも創造主側が魔界神を操作していたのか、真実の程はよく分かりませんが、魔界神の幹部達は敵創造主が与えた「次元スポット空間」に霊界から切り出した位相を運んで潜んでおりました。魔界の背後には敵創造主が居て、様々なアストラル武器や道具が提供されていた事実が分かりました。2月1日から始まった戦闘は僅か10日間で終わりを告げましたが、地球に存在する全ての毒物が使用された事から、うっかり睡眠も取れない命懸けの厳しい戦いでした。
 
 魔界の標的となっていた約20名の者達をラインで繋げて24時間体制の緊密な情報網を敷き、微かな変化でも互いに報告し合う様に我々も準備を進めてきました。皆様は信じられないかもしれませんが、彼等はライン情報を読み取って、一瞬で新しい加入者の住所まで突き止める事が出来るのです。当然、携帯電話の電波を辿って相手を突き止める事も出来れば、またメール先を辿って相手を特定する事も簡単に出来てしまうのです。魔界神達の攻撃は最初は「植物毒」の注入から始まりました。季節柄、水仙毒(リコリン)や鈴蘭毒(コンバラトキシン)や福寿草毒(シマリン)や毒ゼリ(シクトキシン)などを1人1日4回ほど注入されていましたが、次の日には1人1日10回以上となり、更に次の日には1人1日20回以上の毒物を注入される様になりました。また、植物毒ばかりではなく昆虫毒や生物毒を使い始め、各国の人間が開発した生物兵器や毒ガスや合成毒も使い始めて、僅か3日間で全ての毒物を我々の体に注入されました。神経ガスは事前に防御策を講じていましたが、各種の改良病原体は発病する前に身体から除去する必要があり、また軍事用の合成毒の場合は5時間以内に除去しないと命が危ないという壮絶な戦いになっていきました。
 
 我々の仲間の1人はまだ完全回復には至っておりませんが、2種類の猛毒と、塩酸(HCl)と有機溶剤(アセトン)を神経に注入されました。2種類の毒素とは微生物毒素では最高峰の「ボツリヌス・トキシン」と、生物毒の単分子毒では最高峰の「バトラコトキシン」でした。最初、彼はアストラル武器を仕掛けられて脳出血で倒れましたが、宇宙医療団の治療によって短期間で甦り、自力で歩ける様になりました。しかし、次の日に塩酸とアセトンを喉や胃に注入されたばかりか、次の日には2種類の猛毒を注入されて自力呼吸が難しい状態に追い込まれました。技術団が圧搾空気を肺に注入する「亜空間人工呼吸器」や、あるいは酸素ガスを直接血管に注入する「亜空間ガス交換器」を用いて対応し、何とか命は保持しましたが、次の日にはアストラル武器を有した3名の魔界神に襲われて、呼吸に関連する神経を4本切断されたばかりか、更に彼の魂体(オーラ球)をグチャグチャに破壊されてしまいました。彼はいよいよ風前の灯状態となりましたが、今度は軍団が彼の同型魂を探して、他銀河団(竜座)の死者の里からはるばる地球に届けてくれました。魂体とは肉体の命なのです。
 
 結局、彼は神経組織の21箇所(+4)と、脳と喉と胃と脚と魂体をやられましたが、まだ死んではおらず、今は呼吸器も外れて、自力でトイレに出向き、お粥をすすれる状態にまで回復してきています。これまで魔界神との戦いでは必ず死者を出していた我々ですが、どうやら今回は犠牲者を出さないで済んだ様です。もし、彼が最初の脳出血で病院に運ばれていたら、病院内に魔界神が乱入して惨殺されていたと考えられます。魔界神との戦いの内容ですが、1週間前には550億人もの魔界神を一挙に召喚した我々ですが、その後は残党整理に苦しみ、彼等は人間や動物や植物の中にズザネ管を入力したり、あるいは発電機などにズザネ管を入れてみたり、互いにズザネ管を連結し合ったりして、死霊なのに生命反応を醸し出し、軍団の追跡から逃れていました。裏空間に位相を運んで隠れていたり、あるいはマクロ創造主から提供された次元スポット空間に潜んだりしていました。次元スポット空間の種類は当初は24種類だったのですが、結局384種類にも及びました。
 
 魔界へ提供されたゲアナ・マザーの次元スポット空間から逆算して、ゲアナ創造主が大量に隠れている事実が判明し、魔界戦争の決着を喜んでいる状態では無くなりました。目下の戦況はまさに大荒れ模様の状態でしょうか。さて、地球魔界とは基本的に「地下帝国」の事で、生粋の魔界とは第1磁界の事を指しますが、第2磁界の地底部分(磁界の7割を占める)も準魔界領域と言います。正確に言えば、地底世界であってもその半分は神々管轄であり、もう半分が魔界管轄になります。第1磁界の半分が神々サイドで、もう半分が魔界サイド、そして第2磁界(地底部分)の半分が神々サイド、もう半分が魔界サイドという事になります。一般に、地上の人間で、自己の位相が第1磁界にある生命は、普通の人間か、もしくは魔界職員か、そのどちらかであり、また自己の位相が第2磁界にある生命は、普通の人間か、もしくは魔界の準職員という形式となります。本人が自覚しているしていないは別問題として、元々そうクッキリと区分けされて誕生してくるという話です。
 
 魔界系の人間には「魔界コード」や「魔界のボイス・アンテナ」が装着されており、魔界コードは魔界の意識袋から発して首の後ろに入力されている意識の注入コードの事です。今や魔界には意識袋もまたコード自体も存在しませんが(軍団が破壊した)、首の後ろの魂体にコードの抜け穴(傷口)があるのがその特徴です。それに対して、「魔界のボイス・アンテナ」とは6本あって、頭頂部から上空に向かう2本、右頬から延びる2本、左頬から延びる2本の送受信アンテナが出ています。これらは第1磁界の人も第2磁界の人も共通のものです。第1磁界の正式な幹部職員には眉間の中央部に「魔界職員マーク」があり、また右肩には階級を示す肩章が付いています。人間牧場の大半の方は第2磁界の準職員が選ばれます。特に第1磁界の半分を占める魔界サイドは更に半分に分かれており、神々サイドの方は「8派閥領域」と呼ばれ、また反対側は「創造主直轄領」と呼ばれます。創造主直轄領にはセザナ神の精鋭部隊が居て、人殺しを認可された特殊部隊があります。
 
 お陰様で、念願の魔界消滅を本日(10日)果たす事が出来ました。もう地上の人間に、「こいつを殺せ」とか「やってしまえ」と背後から命令を下す魔界神が消えた訳ですから、少しは短絡的な犯罪が収まって欲しいものです。別に犯罪の発生を抑制する為に魔界討伐を試みた訳ではありませんが、無軌道に振る舞う神々に対し「宇宙法」を行使したまでの話、この宇宙には「法」もあれば「秩序」もあるからです。我々ソロジン軍団は神々に対する警察権を有しています。残り少ない期間ですが、出来る限りの社会奉仕はしたいと考えています。
 

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