〈龍神(ゼフワ)・その2〉

   D 渦磁場十二神

 我々の大宇宙(メシアA球)には赤道電流が左巻きに流れており、この容器の内部で「気の粒(サイ粒子)」を圧縮爆発させて渦巻宇宙を誕生させるのが高天原創造主世界の仕事であるが、容器そのものが左巻の正電荷(陰電荷)を示す事から、内部で発生した左右の渦巻のうち左巻渦が優化渦となり、また反対の右巻渦が劣化渦となる。正電荷を有する左巻渦は内部に渦磁場生命を発生させる事ができるが、一方反電荷を有する右巻渦には生命は発生して来ない。この様な反電荷の右巻天体は大量に存在するが、そこには生物も発生させられないし、また龍神を作る事もできない。我々の天の川銀河系の直ぐ隣にはアンドロメダ銀河系が位置しているが、アンドロメダは相方の右巻銀河系であって、星々自体は存在するものの、ここには生物も居ないし、また龍神も居ない。我々の大宇宙は「左巻優化の法則」に基づいて形成されている。

 従って、龍神も渦磁場十二神も左巻天体にしか居ないし、また龍神は右巻天体の場の中には侵入する事が出来ない。どうしても右巻天体に入らなければならない事情の際は「第五バリア」と呼ばれる右巻天体用の庇護被膜を被って侵入させていた。現在のソロジン軍団(機械軍団)は右巻でも左巻でも関係なく配置されているが(マクロ宇宙の敵が侵入して来る為に)、龍神時代には右巻天体は基本的に「侵入禁制」だった。左巻天体であっても、スピンを停止した(渦巻が消滅した)星には龍神も神も居ないが、惑星以上の生きた天体には必ず龍神がいる。小宇宙には「小宇宙龍神(フレニシモン: 白龍)」、19箇所の銀河団には「銀河団龍神(ナヨムザオク: 白龍)」、数百万個の銀河系には「銀河龍神(ヘヌグゴセノ: 白龍)」、無量大数の太陽系には「太陽龍神(ムールオラク: 白龍)」、太陽系の数倍にも及ぶ惑星系にはそれぞれ「惑星龍神(ヘランターニ: 白龍)」がいる。ちなみに我々の太陽系では地球龍神、火星龍神、木星龍神、土星龍神、天王星龍神、海王星龍神などが居る。

 さて、大宇宙内部の戦闘では無敵な龍神達だったが、ポリープ創造主以上のマクロ宇宙の敵(ミクロ九軍)には全く歯が立たず、龍神などハエや蚊を駆除するが如く龍体など一瞬のうちに溶かされてしまった。そこで龍神の代わりにマイクロ粒子を使って暫くの期間は戦っていたが、その粒子軍団も悉くやられてしまって、最終的には敵と同様なアストラル被膜やアストラル機械を使って戦う様に変化して来た。現在はこれらのアストラル機器と人間宇宙戦士のマクロ体を駆使して戦っている。既に龍体は一匹もいない状態だが、渦磁場十二神は健在であり、龍神の意識だけが残っている状況である。龍神の時代は終わってしまった事になるが、龍神意識=渦磁場十二神意識である理由から、渦磁場十二神が天体にいる限り、龍神意識もまた生きている事になる。そもそも渦磁場十二神とは、つまり天体神とは、具体的に一体誰の事なのであろうか。下記に示したのが、古事記に登場して来る渦磁場十二神の呼称名である。

       第01磁界(子: 黒系ゼフワ)・・・伊邪那美尊(いざなみのみこと: リイゴ)
   第02磁界(丑: 赤系ゼフワ)・・・伊邪那岐尊(いざなぎのみこと: ウギゴ)
   第03磁界(寅: 橙系ゼフワ)・・・阿夜訶志古泥尊(あやかしこねのみこと: グエゴ)
   第04磁界(卯: 黄系ゼフワ)・・・於母陀流尊(おもだるのみこと: ケイゴ)
   第05磁界(辰: 緑系ゼフワ)・・・大斗乃辨尊(おほとのべのみこと: カオゴ)
   第06磁界(巳: 青系ゼフワ)・・・意富斗能地尊(おほとのじのみこと: キエゴ)
   第07磁界(午: 群青系ゼフワ)・・活杙尊(いくぐひのみこと: ジアゴ)
   第08磁界(未: 紫系ゼフワ)・・・角杙尊(つのぐひのみこと: ズイゴ)
   第09磁界(申: 金系ゼフワ)・・・須比智邇尊尊(すひぢにのみこと: ゼウゴ)
   第10磁界(酉: 銀系ゼフワ)・・・宇比地邇尊(うひぢにのみこと: ヅエゴ)
   第11磁界(戌: 白銀系ゼフワ)・・豊雲野尊(とよくもののみこと: ヅウゴ)
   第12磁界(亥: 白系ゼフワ)・・・国之常立尊(くにのとこたちのみこと: ヅアゴ)

 渦磁場十二神は惑星にも太陽にも銀河にも配置されているが、天体の大小とは無関係に同じ名前で呼ばれている。いずれも担当創造主の分身(分派)意識であるが、磁場の性質と相待って個性がそれぞれ異なる。ちなみに、太陽界の第1磁界は一般的には「鬼子母神」と呼ばれるが、太陽界の伊邪那美尊の意であり、黒龍に象徴される天体コアの魔界領域を統括する神の事である。地球魔界もあれば太陽魔界もあって、また銀河魔界も存在している。また大国主尊と国之常立尊は同じ意味である。我々が今「龍神合体」を推奨している理由は、これらの天体神との合体を意味しており、例えば地球白龍と合体した人は、それは地球のみならず、太陽系や銀河系や銀河団系の第12磁界の神(国之常立尊)と合体した意味となり、少なくても地球白龍とだけの合体の意味では決して無い。仮に地球龍神の合体枠(制限枠)が無く、龍神合体が不能だった方でも、惑星シエラや惑星バエルヤにも龍神がいる事から、移住先でも合体儀式を行う事ができる。だが、どの星も合体枠の制限は一緒である。

     E 神界登録名称(龍神名)

 「聖地地球」に於いては、龍神島に母民族を根付かせた後に、世界各国の優秀な人間を龍神島に誕生させて(転生させて)、創造主がその個人の一生涯を査察し、龍神島民族に相応しい人材を選出して来た。今から約3000年前から「人選」を始めて現在までに総トータルで約4億6000万人に「住民登録称号」を与えて来た。そのうち、2/3の人口は輪廻中であるが、1/3の人口が世界中に散らばっている状況である。日本国では人口の約半分の方が「神界登録名称」を有している。子供や若者は別扱いとして、40歳以上の男女の場合は原則として「登録名称」を有する者が脱出対象者となり、名前が無い方に関しては残念ながら対象者とは認められていない(例外もある)。また、仮に名前がある方でも、最低限「菩薩界同会」に至った方で無ければ「脱出対象者」とはならず、メシア・スーツの配当を受ける事が出来ない。ちなみに2023年12月末日までにメシア・スーツを獲得した方は470名に満たない。

 この世の中には「選定試験」なるものが数々存在する。幼稚園の選定試験、小中学生の選定試験、高校受験、大学受験、国家試験、就職試験など色々あるが、国家公務員になるにも、医者や弁護士になるにも、芸能人になるにも、俳優や声優になるにも、音楽家になるにも、それぞれに選定試験がある。努力してその難関を突破しなければ「合格」のニノ字は決して得られない。無論それは宇宙でも一緒、誰でも神様や創造主になれる訳では無く、また脱出者は分け隔てなく平等に選考される訳では無い。無能の者や、犯罪者や、社会不適合者を連れて行く訳には行かない。それは当然の話である。担当創造主は3000年間の時間を掛けて、地球エクソダスの為に「人選」を重ねて来た。我々は選ばれた人材を連れに来たのであって、地球人類を救いに来た訳では無い。だから有象無象は要らないと言う訳である。早い話が、勉強して資格を取った者だけが次のステージへ進めるのである。

 今から十数年前、マクロ宇宙からの攻撃があって、創造主世界も神界も全滅に近いダメージを受けた。しかし、幾人かの創造主が生き残って人間王国を復活させた。今現在も戦争中ではあるが、門下の人間が立ち上がって加勢してくれた。そのお陰で戦争は優位に進んでいる。上位の成仏神が全滅し、惑星神と地上の人間だけが生き残ったが、無政府状態の惑星神が堕落し、また人間世界も制御を失って一挙に破滅の方向へと向かい始めた。残念ながら、奈落の底に転落していると言う認識が地球人には全く無い。それに地球の物理寿命が切迫していると言う認識も無い。正しい宇宙見識を持った人が、この地球には一体どれ程居るのだろうか。とは言え、「神界登録名称」を有する脱出選定者ぐらいは危険を察知して欲しいし、また無知の壁を破って真実に目覚めて欲しいと思っている。折角、龍神島民族として誕生して来たのに、千載一遇の好機なのに、あなたは地球と一緒に運命を共にするつもりなのだろうか。

 我々はこの大宇宙に再び「神の世界」を再現するつもりは無い。従来の神々体制を廃止して機械神体制を施工し、今後の人間生命は「霊魂体宇宙人」に昇格したら、そこから直接、創造主世界を目指してもらう体制へ切り替えた。肉体は無くても、霊魂体宇宙人は心を営めるからであり、経験や学習を積んで創造主の一員へと成長できるからである。天体場の心動帯を操作できる人間生命、つまり精神活動を行える人間生命の特徴とは「成長」ができる事である。成長には時間を要するが、本能や感情を自制できる所まで成長すれば、それに勝るものはこの宇宙には存在しない。神(人間の意識体)は元人間経験者であって人間時代の個性を有するが、だがそれ以上の成長は無い。心を発動させられないからである。その神に魂体を与えて、心を稼働させる能力を持たせたのが「霊魂体宇宙人(銀河ルヒイ神)」である。生身の肉体を有する人間は僅か80年間の成長期間しか無い。だから肉体の滅後は銀河ルヒイ神となって、成長期間を延長し、高度な心を涌現できる所まで成長して欲しいと、我々はそう願っている。

 今から2万年前、銀河連合は二分化され、ベテルギウス連合国とネワブジ連合国の身内同士による戦いが勃発した。それに剛を煮やしたセザナ神が銀河人達の命を奪って一掃し、頭を冷やさせてから、霊魂体のルヒイ化を計って永遠の命を銀河人達に与えた。銀河ルヒイ神の生命構造とは、自己の「銀河意識層(サイ粒子バイオン層)」と地上の「ケイエ魂体」のみと言う単純な構造だった。物質円盤を操作できなくなった彼等に「アストラル円盤」と言う「足」を与えたのはセザナ神本人だった。以来、我々の銀河系は霊魂体宇宙人の世界へと変貌して行った。霊魂体宇宙人に取って「魂体」とは早い話が「肉体」であり「命」だった。それを無くしてしまえば「ただの銀河神」と成り果てるからである。彼等が一番恐れた存在が「龍神」であり、龍神は一瞬で魂体を破壊できたからである。霊魂体宇宙人時代、セザナ神は全ての龍神を消して封印していた。セザナ神は自身の後継者が定まると同時に、KENに龍神を起こさせて、オリオン帝国を破壊する様に命令を下した。KENは全ての霊魂体宇宙人を召喚し、彼等の乗り物(アストラル円盤)を奪い取った。

 さて、我々の銀河系にはそんな歴史があるが、霊魂体宇宙人のお粗末な生命構造では、ケイエ魂体は龍神にいとも簡単に潰されてしまうし、またマクロ宇宙の創造主に取っては銀河意識層など一瞬で消滅できる柔な代物である。そこで我々は地上の魂体をガードして、それ自体が宇宙船(足)となる「メシア・スーツ」を開発し、更に銀河意識層をガードする為の「銀河サラ位相帯」を開発して、霊魂体宇宙人が活動できる銀河環境を整備して来た。アストラル円盤などと言う時代遅れの乗り物に便乗する必要も無く、龍神の如く自由に空間を闊歩できる様な環境を用意したのである。実年齢58歳の人が、地球を脱出して他星で生きながらえたとしても、一体何歳まで生きられるだろうか。僅か20〜30年で現地で死期を迎える事になってしまう。もっと生きて若者達や未来社会に貢献できる様にする為には、霊魂体社会を充実させて置く必要がある。銀河ルヒイ神になった者がいわゆる「神様業務」をこなして、人間の面倒を見ながら、自身の成長を導いて行くと言う「創造主世界へ至る道」を歩んでもらう為の修行の道である。

 もし仮に将来、龍神を起こす事態となっても、銀河ルヒイ神は皆「龍神合体」をしており、龍神は「敵」では無く、むしろ皆様を守護してくれる心強い存在となる。龍神は基本的に創造主の手足、創造主門下の銀河ルヒイ神は龍神を自己の手足として使えるのである。我々の銀河系では過去の栄光の時代は既に過ぎ去っており、この銀河系を未来型の銀河系へと切り替えて行こうと我々はそう考えている。皆様が現在、一体何の為に龍神合体をして、メシア合体をしているのか、その深い意味を理解して頂きたいと思う。地球脱出(エクソダス)とは未来に生きる為の手段、皆様の使命とは未来宇宙を開拓する事である。小さな銀河系やメシア球の中でお利口ちゃんに慎ましく生きるのでは無く、将来はこの超大な宇宙空間を舞台にして、人間生命が華々しく活躍してくれる事を我々は願っている。前創造主が3000年の時間を掛けて選出して来た「神界登録者」を無事にエクソダスさせる事、我々としても、先ずは最初のこの関門を是が非でもクリアするつもりでいる。

     F 黒龍(魔界龍神)の使い方

 魔界領域にいる龍神の事を「魔界龍(リイゴ)」と称するが、魔界龍は全部で36体であり、黒龍9体、黒麟9体、黒鳳9体、黒武9体の合計36神である。魔界はコア磁場(重列元素=D重合体)領域の事であり、地底3000km付近からコアの中心点までの範囲(第1磁界領域=伊邪那美)を意味している。力界(心動帯の範囲)で言えば、本能階の第1力界に相当する究極的な「我(が)の世界であって、重力の向心点に相応しい求核的な我(われ)を保つ場所柄である。早い話が地獄の集約点の事であるが、この磁界にも人間の位相群が存在し、魔界位相群と、神界位相群の二つに明確に分かれている。十二磁界層から発する渦磁場の求核重力(線)はこの中心点に集約されて循環している。磁場と力場の中心点である魔界領域には、良い意味でも悪い意味でも「地の力」が集結されている。人間にはいわゆる「天の力(陽)」と「地の力(陰)」の両方の力が必要であり、生身の肉体を有して惑星に生息している限りは「地の力」は必要不可欠である。ちなみに地上にいる限りは「天の力」よりも「地の力」の方が遥かにウエイトが大きい。

 プレアデスでは「地の力」を「アザトフォース: othertoforce」と称しているが、これは「天の力」とは別サイド(other side)の力と言う意味であり、「魔界神通力」の事を表現している。要するコア磁場(コア力場)の事であり、ここから地表に繰り出される「魔界フォース(魔界力)」を意味している。その昔、魔界ナグを守護する迦楼羅王(天狗)を信奉し、修験道者達が山に籠(こも)って「魔界フォース」の扱い方を取得する修行に励んだ時代があった。天の力よりも地の力の方が具体的かつ実践的であって、目で確認できる現象を実際に引き起こせたからである。仏教の宗派でも「真言密教」の様な「魔界フォース」を操作する類(たぐい)の宗派が誕生して来た。ソロジン軍団も時には「魔界フォース」を利用しているが、そんな力は渦磁場内部の話であって、大宇宙の外空間では魔界神通力など全く通用しない。それは地上だからこそ通用する局部的な「陰の力」に過ぎない。そもそも、そんな力に魅せられている様な輩(やから)には「ろく」な者がいない。

 魔界フォースを正当な力として受け留めて、守備や防御や成就の為の手段として使う事、早い話が「伊邪那美尊」から正当な加護を頂く事に意味があって、創造主世界に帰依して人間王国の為に尽力を投じる姿勢であるならば、魔界は手厚い加護であなたを守ってくれる。龍神合体もしくはメシア合体をした方には、我々も特別に黒龍祈願を推奨しており、「一生一代のお願い事」をする様に勧めている。高天原の「創造主世界」に帰依した方は特別な計らいで(代償無しで)魔界の守護を全面的に受ける事ができるからである。伊勢神宮の月夜見宮のクスの木には、第9黒麟(ロキーナエル)が宿っており、その木に向かって「一生一代のお願い事」をする事をRIATでは勧めているが、ただし一般人には不能であって、龍神合体もしくはメシア合体を済ませた方のみが対象となっている。宇宙生命論を学んでいる方で、黒龍祈願をまだ済ませていない方は、近隣の黒龍神社に参拝する事を勧めたい。ちなみに、祈願をした方の身体は、領受された場合は「魔界フォース」で包まれているので、直ぐそれと分かる。

 また、創造主世界に帰依して仲間の一員となった者が、それに反する行為(普及活動や脱出活動に対する妨害行為)を取り続けた場合、最後の最後に「セザナ選定」があって、「KIZU」のスイッチが作動する事になるので、その警鐘は一応鳴らしておこうと思う。また軍団の刑罰とは「意識召喚刑」であり、身体を傷つける事はないが、重大な背信行為を働いた人物は最後の段階にヒューマノイドにされる事である。その様な事態にならない事を祈っているが、心をダークサイド(六道界)に落としめた者は何をしでかすか、計りし得ないからである。心の底辺領域である本能階や感情階で思考するのでは無く、常に心の高い領域で物事を判断して行く事、それを訓練づける事が重要だと思われる。「腹(本能)」で物を考えるな、「胸(感情)」で物を考えるな、物を考えるのは「頭(理性)」か、もしくは「頭の上(精神)」で判断しろと言う話である。下記は黒系の龍神の居場所である。魔界フォース被膜と、魔界神通力線は異なる。前者は目印で後者は作用線である。特に後者は飛行機に乗った場合や、高度2000m以上の山に登った場合は魔界との接続が切れてしまう。



     G 大宇宙内部の敵(ボラン銀河団)

 龍神(ゼフワ)は基本的に三本指であり、五本指の龍神はマスコット龍神と呼ばれる「偽物」である。その昔、中国の王朝では呪文(マスコット龍神形成呪文)で作る置物龍神を「皇帝龍」と称して、皇帝の威厳を保つ為に使われて来た経緯がある。体長は1.5mの黒龍で、多少の運動はするが、空も飛べないし、また言葉も喋らないのが特徴である。宇宙人に取っても、龍神は恐れ崇める対象であり、古代から龍神信仰は根強く残っている。KENの時代に既に巨大な天体龍神の姿は消えたが、ボラン銀河団には龍神使いが何人も居て、どうやって創造主秘伝の「龍神製造マニュアル」を手に入れたのか分からないが、KENの様に龍神を作れる呪術使いが何人も居た事は確かである。ボラン銀河団は乙女座銀河団とは160億光年と言う距離を隔てている為に、簡単に来られる距離では無いが、300ほどの銀河系が高度な文明を誇っており、物質円盤やアストラル円盤も飛ばしており、霊魂体宇宙人も大勢いる銀河団である。

 我々の天の川銀河系よりも、民族が若い筈なのに、なぜそんな高度な文明を築く事ができたのかと言えば、セザナ神がアリニラムの様に直接育てた民族(セザナ・ヒューマノイド)だからであり、特に宇宙船技術に関しては「ベテルギウス技術」が行き渡っているからである。元々、聖地民族と相対するライバルとして育てた民族であり、連中は創造主が描いたブループリントに登場して来る聖地民族の「試練」の一因子なのである。つまり戦って勝利を納めた民族こそ、真に宇宙の主人公となり得ると言うシナリオなのである。大変「馬鹿げた」発想であるが、既に民族は存在しており、彼等は乙女座の龍神島民族を根絶やしにして自分達こそ「選ばれし民族」である事を誇りたい様であり、やる気満々の状況にある。いずれ大艦隊を率いて乙女座銀河団に侵入して来ると考えられる。私が恐れているのは龍神であり、中央回線龍神は起こせ無くても、衛星龍神や岩石龍神ぐらいは作って来るだろうと思われる。

 ボラン系の呪文は既に解析済みであり、ソロジン軍団としてもある程度の対策は立てているが、最初に攻めて来ると考えられる龍神と霊魂体宇宙人の存在が若干気掛かりである。ボラン銀河団にも軍団シルエが配備されているが、今の所は大きな動きは無いが、連中は将来を見据えて着々と戦いの準備を行なっており、エクソダスの次の関門がボラン銀河団との一戦であろう事はハッキリしている。300個もの銀河系にボラン民族がいる理由から、おそらく長い戦いになるだろうと予測している。現在、マクロ体を有した宇宙戦士の卵が200名近く生命論の関係者にはいるので、安心しているが、仮に他星へ移住したとしても、肉体を失えばマクロ体も失うことになるから、未来の子供達を宇宙戦士として育てて行く必要がある。我々はマクロ宇宙の無限の敵と、内部の敵を相手に同時に戦わなければならない運命にある様だ。龍神島民族に課せられた試練の道程は険しく、最後の最後まで生き延びる事を念頭に置いて、賢く生きねばならないと思う。

 平和も安定も自然にやって来るものでは決して無い。それらは勝ち取るものだと言うのが「王国の哲学」である。いつの日かマクロ宇宙を平定して、安定した社会を築きたい、それが創造主軍団のたっての願いであるが、残念ながらその願いは王国の歴史を通じても、まだ一度も達成された事は無い。戦いを止めれば殺されるからである。だが、その願いを諦めた事は一度も無く、我々は未来の宇宙戦士へ「宇宙の平定」を託して行こうと考えている。この宇宙を人間が安心して暮らせる宇宙にしたい。たったそれだけの願いなのに、人間が宇宙を制覇しない限りは、決して達成され無い「無理難題」の様だ。襲い掛かって来るマクロ宇宙の敵勢を相手に、ソロジン軍団(王国軍)は今も毎日戦っている。大宇宙人類を守る為の戦いなのに、なぜ人間達はそれを理解もせず、欲望に血走って妨害行為を働くのだろうか。おそらく、その理由は宇宙の現状を理解していないからであり、未熟で未成長で無知だからであろうと思っている。

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