〈宇宙医学の実践治療法(その11)〉
G 「皮膚」の諸病(後編)
身体の様々な異常が皮膚に現れるケースが多く、その様な意味では皮膚病の裾野(レパートリー)は広く多様多彩であって、その全てを網羅する事は難しい。しかし皮膚に関連する病気に関しては、宇宙医学的な原因追及や病気の説明をなるべく多く語ろうと考えている。ブログでの説明も、皮膚病に関しては結局、前編、中編、後編の三部作になって増えてしまったが、これでも皮膚病全体の2/3程度の物量であろうか。多様な皮膚病であるが、個々の病気説明を少しコンパクトに纏めて、その分病気の種類を多く掲載し、原因を明らかにして行こうと思う。
① 「紅班病」
1) 結節性紅斑(EN)・・・皮下の脂肪細胞に炎症(脂肪織炎)が起きる病気であり、一般的には脛部(すね)に圧痛結節が現れる。痛みを伴う硬いしこりのある紅斑がすねや太ももや腕などに広がり、発熱や倦怠感や関節痛などの全身症状が現れる病態であるが、他の病気が原因したり、または薬の副作用としても出現したりするが(全体の2/3)、残りの1/3に付いては原因不明であり、まだ特定されていない。今回は世界中の患者を探して、原因不明の結節性紅斑(1/3)を追求し徹底的に調査して見た。その結果、皮下に脂肪織炎を引き起こす特殊な細菌を同定した。一般的には「レンサ球菌」や「サルモネラ菌」や「エルシニア菌」や「ブルセラ菌」や「結核菌」などの感染でも結節性紅斑を発症するが、一番物量が多かったのが「クロストリジウム属」の細菌であり、学名はクロストリジウム・パーフリンゲンス(ウェルシュ菌)であり、「A型ウェルシュ菌の癌化種」だった。ポピュラーな腸内細菌の一種であるが、癌化菌だから検出が難しく正体が分からないのだろうと推測される。鞭毛を持たない「α毒素(レシチナーゼC)」のみを有した種類である。
2) バザン硬結性紅斑・・・皮膚(特に下腿屈側)に生じる脂肪織炎の事で、一般的には「結核疹」と呼ばれるが非結核性の場合もある。結核疹とは結核菌が放出する毒素成分に対する免疫反応が血管やリンパ管を介して皮膚に現れるものだが、壊疽性の丘疹状狼瘡が出現して来る。結核菌は基本的に「癌化菌」であり、また「世代菌」として身体の何処にでも潜伏する事から、薬では根絶が不能な不治の病であって、基本的に反電荷細菌なので多剤耐性を示す。また白血球などの「ロボット細胞」が戦える相手では無い事から、免疫系がまともに戦えない細菌の第一人者でもある。結核菌を確認する事は非常に難しい故に、結核以外の原因も想定する必要があるが、実際は「バザン硬結性紅斑」はその9割方が「結核菌」の仕業であろうと考えられる。地球人で結核菌を保有していない者は殆ど居ないのが現状である。
3) Sweet病(好中球性皮膚症)・・・この病気は、発熱、末梢好中球増加、好中球浸潤性紅斑を三大特徴とする疾患であり、上気道感染を起こした後に、四肢や顔面に暗赤色の隆起局面が単発もしくは多発する。また皮膚のみならず様々な臓器に炎症性の病変が出現する。原因は色々考えられるが、好中球増加を伴う病気は沢山ある訳では無く、Sweet病の他にもベーチェット病や、壊疽性膿皮症(蜂巣炎)や、角層下膿疱症や、持久性隆起性紅斑などがある。Sweet病の70%は原因が不明であるが、ロボット免疫細胞である好中球が皮膚組織に浸潤すると言う事は、抗体マーカーに反応する何かの抗原(侵入者)が居ると言う意味に他ならない。そこで世界中のSweet病患者を調査して見た。その結果は大半の患者から「昆虫ウイルス」が発見され、特定の「蝶ウイルス」に感染している事実が分かった。
4) 持久性隆起性紅斑(EED)・・・この病気も末梢部に於ける好中球の増加が認められる皮膚病である。好発部は主に四肢の表面側であり、硬い赤色丘疹が現れるものの、痒みや痛みが無いのが特徴である。原因は分かっていない。この皮膚病に関しても世界規模の調査を行なって見た。その結果はやはり「昆虫ウイルス」の感染が原因であり、「蝶」では無く、今度は「蛾」のウイルスが原因だった。
5) 多形滲出性紅斑(EM)・・・この病気は境界が明瞭であり、円形や環状の紅斑が四肢を中心として綺麗に左右対称に多数形成される事が特徴である。皮膚だけの軽傷型と、眼や粘膜や内臓にも病変が及ぶ重症型に分かれている。いずれも原因がハッキリと分かっていない。そこで、この病気に関しても世界中から患者を探して調査して見た。その結果は通常の感染症では無く、植物性の「ウイロイド病」である事実が判明した。このウイロイドはバラ科の「ハマナス・ウイロイド」であり、ガスが枝や幹に蓄えられており、伐採した場合には外に吹き出して来る。ガスの吸引が少量の場合は軽傷だが、大量に吸い込んだ場合は生死に関わって来る。ちなみに、ハマナス・ウイロイドのサイズはインフルエンザ・ウイルスの約1/180サイズであり、発信機能は無い。
② 「紫斑病」
1) アレルギー性紫斑病(アナフィラクトイド紫斑病)・・・下肢から臀部を中心に左右対称性に紫斑が出現する血管が障害を受けるアレルギー性疾患であり、好発年齢は満4才から7才までの小児で男女差は無い。IgA抗体の高値やIgA免疫複合体の検出や皮膚の毛細血管には好中球浸潤が見られる事から、宇宙医学的な見地から判断すれば、小児が血管炎を引き起こす何かの病原体に感染し、その本体や毒素を処理していると言った機序が成り立つ。また皮膚に左右対称性に紅斑や紫斑が出現して来る病原体とは「菌類」や「ウイルス」では無く「ウイロイド感染」であると相場が決まっている。その様に頭を整理しながら、実際の患者探しを行なって見た。その結果はピンポンであり、小児に対して、まるで関門の如く試練を与える植物とはその辺の雑木林に自生している「カシワ」のウイロイドだった。カシワ・ウイロイドのサイズはインフルエンザ・ウイルスの約1/100サイズ、このウイロイドには発信機能が存在し免疫軍を阻害するが、多くは身体の免疫軍の方が打ち勝って病気を克服するのが一般的である。当然、田舎育ちの子供にはカシワ・ウイロイドに対する免疫が形成されているが、都会のマンション育ちの子供にはカシワの木は関門となる。
2) 慢性色素性紫斑・・・この病気は下腿に好発する「点状紫斑」を主徴とし、時に毛細血管拡張や丘疹を伴い、徐々にヘモジデリンによる色素沈着を呈して行くという慢性の炎症性疾患の事である。中年以降に突然発症する病気であり、その原因は全く分かっていない。今回、我々は55名の患者を探し出して一斉調査を敢行して見たが、この病気が感染症でも無く、また内分泌異常でも無く、更に神経系の異常でも、外界からの毒素注入でも無い事実が分かって狼狽えた。肉体には何の異常も無かった事から驚いたのである。肉体に異常が無ければ、残るは人体アストラルの故障か破損なのか、もしくはアストラル武器の注入なのか、物質貫通弾の被弾とか、霊障とか、呪い系呪文を喰うとか、ありとあらゆる原因を弄(まさぐ)って見たが、一見、魂体にも位相にもズザネ管にもヒールにも異常は無く、頭を抱え込んでしまった。最後に神々の「天罰病」を調査して見て、やっと原因の糸口を見出す事が出来た。慢性色素性紫斑病とは何と「天罰病」だった。一体何の罪で神々によって個人の魂体を操作されたのか、それは個人の問題であるが、個人の罪の重さで重症度が異なり、五種類の程度差がこの病気にはある様だ。正直言って、こんな天罰病があるなんて、我々も知らなかったのである。
上記に示す様に、オーラ球(全体魂)と内部側の頭部魂(ネーミ球)と腹部魂(ヨーア球)はそれぞれ四本の接続管で全体(オーラ球)と繋がっている。この接続管で頭部魂や腹部魂の出力エネルギーが賄われており、慢性色素性紫斑と言う天罰病とは全体魂と腹部魂を結ぶエネルギー管を切断する事によって、腹部魂の出力を奪い去ると言う天罰病であって、その異常が皮膚に出現して来る病気なのである。四本のエネルギー管で腹部魂の全体出力が成り立っており、当然、一本のエネルギー管を切断されれば、その分腹部魂の出力が減じる事になり代謝異常として現れて来る。今回の調査で分かった事は、55名の患者のうち、一本だけ切断されていた方が11名、二本切断されていた方が18名、三本切断されていた方が14名、四本とも全部切断されている患者が12名と言う構成だった。接続管は背中側に二本、腹側に二本であるが、背中側を切断された方の症状が重く、また切断されても魂体が自発的に再接続する場合もある。五種類の病態は、腹側の一本が切断された場合は「Majocchi病(血管拡張性環状紫斑)」、背中側の一本が切断された場合は「Lichen aureus(黄色苔癬)」、二本切断された場合は「Scamberg病」、三本切断された場合は「Gougerot-Blum病(色素性紫斑性苔癬様皮膚炎)」、四本切断された場合は「itching purpura(掻痒性紫斑)」と呼ばれている。
3) 皮膚アレルギー性血管炎・・・皮膚に限られた壊死性の血管炎であり、成人女性に多く、両下肢の皮膚に紅斑や紫斑や丘疹やびらんや潰瘍や瘢痕などが現れる病状を呈する。全身症状は無いのが特徴で、皮膚に発熱や関節痛なども生じるが比較的軽い症状の病気である。再発を繰り返す場合もあるが自然に治癒して行くケースが多い。この病気は植物ウイロイドが原因しており、主に北日本に多く自生している「ナナカマド・ウイロイド」が原因している。並木や庭木としても使われているナナカマドであるが、枝や幹にウイロイド・ガスを溜め込んでおり、特に冬場の積雪によって枝が折れてガスが放出される。ナナカマド・ウイロイドはインフルエンザ・ウイルスの約1/70サイズ、それ自体が発信機能を有しており、免疫軍に対して作用を及ぼしている。北国の方はナナカマド・ウイロイドに対する免疫が形成されているが、この木と初対面の南国の方には免疫が無く、冬場のスキー場などで感染してしまう。
4) 過敏性血管炎(皮膚血管炎: CSVV)・・・この病気は前回のブログの「膠原病」でも取り扱われたが、皮膚の小型もしくは中型の血管がウイルスによって侵される病気であり、皮膚組織に紫斑や、点状出血や、結節や、潰瘍などの症状が現れる。この病気の主原因は「昆虫ウイルス」であり、昆虫の「アブ・ウイルス」の感染によって引き起こされている。
5) 苔癬状粃糠疹(たいせんじょうひこうしん)・・・この病気は急性型と慢性型に分かれており、小学生から高校生ぐらいまでの若い男性に多く発症するのが、急性型の「急性痘瘡状苔癬状粃糠疹(ムッカ・ハーベルマン症候群)」であり、また慢性型は「慢性苔癬状粃糠疹」と呼ばれている。いずれも原因不明の病気であるが、最初は小豆粒くらいの赤い発疹が発生し、やがて痘瘡の様な水疱となり、これらが集まって固まり、黒ずんだシミ(瘢痕)が残ると言う経過を辿る。自然治癒する場合も、長引く場合もあるが、いずれも大きな問題にはならない軽い皮膚病なのが特徴である。この病気も植物性ウイロイドが原因しており、「サボテン」の「ウイロイド・ガス」を吸い込んで発症に至る。若いうちにガスを吸い込んで発症すれば、以後の再吸収では免疫系が片付けてくれるが、サボテンの種類が多いので、長引く場合も多い。サボテン・ウイロイドはインフルエンザ・ウイルスの約1/130サイズ、それ自体に発信機能は無いが皮膚炎を生じせしめる。幼少時からサボテンに馴染みがある方は既に免疫が形成されているが、サボテンと初対面の方には関門が待ち構えている。
6) 蕁麻疹様血管炎・・・突然、身体に発疹が出現し一晩で跡形もなく消え失せる蕁麻疹、その蕁麻疹と大変良く似ている症状ではあるが、24時間経過後も発疹が消えて無くならないのが、この病気の特徴である。現在は「白血球破砕性血管炎」の範疇に仕分け分類されているが、皮膚血管炎の一種なので、紫斑、網状皮班(リベド)、紅斑、水疱、血疱などが混在して現れ、色素沈着も起こす。壊死性の血管炎であり、好中球浸潤や血管壁のフィブリノイド壊死も認められる。この病気に関しても広域調査を敢行し、原因を追求して見た。その結果はやはり植物ウイロイドが原因しており、草木の「ヨシ(葦)」の「ウイロイド・ガス」を吸い込んで発症する事実を確認できた。ヨシ(アシ)は家屋の屋根材にも使用されるが、幹を切ったり、踏み付けたりするとガスが噴き出て来る。ちなみに、ヨシ・ウイロイドはインフルエンザ・ウイルスの約1/70サイズ、これ自体が免疫系を操作する発信機能を有している。昔の人は「ヨシ・ウイロイド」に対する免疫を皆備えていたものだが、現代人はヨシとは無縁の生活を送っており、当然、初感染の人はヨシの関門を潜り抜けなければならない。
③ その他の角化症
1) 扁平苔癬・・・この病気は背中や四肢や陰部などの皮膚に、あるいは口腔粘膜などに多角形状の扁平隆起性の丘疹(紫紅色)が慢性的に出現して来る難治性の病気である。特に口腔粘膜の扁平苔癬は粘膜が角化し、白色網状(口内炎状)に白板化して患部が癌化し易い事で知られており、口腔内に強い疼痛を引き起こす事から患者は肉体的な苦痛や精神的な苦痛を受ける。この病気の原因はまだ突き止められていない。この病気に関しても、我々は広域的な調査を敢行し約80名の患者の診察を行なって見た。その結果はウイルス感染が原因だった。扁平苔癬を引き起こすウイルスは紐型動物の頭部で生産される「ヒモムシ・ウイルス」であり、淡水性のヒモムシ(長さ20cm)の宿生ウイルスだった。
2) ダリエ病(DD)・・・この病気は皮膚の脂漏部位における角化性丘疹の出現と、特異的な爪の異常を主徴とする角化疾患である。発症時期は通常はニキビが出現する思春期前後であり、脂ぎった黄褐色の角化丘疹を呈し、丘疹は単独もしくは集簇した局面を形成する。この病変はしばしば二次感染を引き起こして悪臭を放ち、多大な不快感を引き起こす。この病気の原因は明らかでは無いが、これは皮下のデスモゾーム-ケラチンフィラメント複合体の異常であろうと考えられている。ダリエ病に関しても広域調査を行なって原因追求をした結果、患者に共通するある事実が見えて来た。それはホルモンの分泌量不足であるが、そのホルモンとは下垂体中葉から分泌される「インテルメジン(MSH: メラニン細胞刺激ホルモン)」の過不足であり、過不足の原因が下垂体に寄生しているヘルペス・ウイルス(EBウイルス)の繁殖によってホルモン生産細胞がダメージを受けていた事だった。
3) 反応性関節炎(Reiter症候群)・・・この病気は脊椎関節炎の一つで、過去には「ライター症候群」と呼ばれており、関節炎、尿道炎、結膜炎という三種の特徴を有した炎症性疾患である。多くは病原性細菌の感染症の後に生じて来る二次的な疾患であるが、その関連性は明確には分かっておらず、最近では自己免疫疾患であると解釈されている。この様な病気の場合、宇宙医学では感染菌が体内へ残して行った「発信器」の存在が即座に疑われる為に、それを確かめるべく、一斉調査を開始する事となった。調査の結果は予想は見事に的中し、犯人の感染菌が海洋性細菌の癌化種であって、デスルフロモナス属の細菌だった。この細菌に感染すると、細菌の発信器が細胞外へ放出されて「4660ベルツ」の物質信号が身体中に響き渡る。この信号音を聞いた免疫系のT細胞の頭が狂って、関節の滑膜や、尿道や眼の膜状組織を襲い始める。当然、発信器を身体から取り除けば、白血球は我に返って攻撃が止まり、症状の進行がストップする。
4) ジベルばら色粃糠疹・・・この病気は体幹(胴体)の皮膚に薔薇色ないしは淡い黄褐色の大きな円形発疹が一つ形成されて、それを中心に周囲に鱗屑(りんせつ: 糠状)を伴う小さな紅斑が、まるでクリスマス・ツリーの如く広がって行くのが特徴である。何かの病原体に感染したのか、ある日突然、倦怠感や食欲不振や発熱や頭痛や関節痛に襲われて、数日後には体に薔薇色の紅斑が現れて来ると言った経過を辿る。原因は不明であるが、皮膚異常の様相から判断して、何かのウイロイド・ガスを吸引してしまった感が深い。患者には若い女性(奥様)が多い理由から、おそらく「観葉植物」のウイロイド感染だろうと推測ができる。そこで今回も一斉調査に踏み切って見た。その結果は見事に的中し、患者全員が感染していた植物ウイロイドを同定する事ができた。この観葉植物とは「虎の尾(ヤブソテツ: サンスベリア)」であり、葉の中に「トラノオ・ウイロイド」がプールされていて、葉を傷付けると、そこからウイロイド・ガスが吹き出して来る。サボテンの場合もそうであるが、幼少時から生家にトラノオがある場合は既に免疫が形成されている場合が多く、ガスを吸引しても何とも無いが、この植物に初めて触れる人の場合は最初の関門を潜り抜けねばならない。
5) 毛孔性蘚苔(毛孔性角化症)・・・これを病気と言うべきなのかどうか迷う程の症状だが、思春期の頃から皮膚の上層部から剥がれ落ちた死んだ細胞によって、体の毛穴が塞がれて、二の腕や太腿の皮膚に小さなブツブツが沢山現れて来ると言う症状がこの病気の特徴である。いわゆるザラザラとした「さめ肌」の事である。なぜ、毛穴が詰まり易いのか、詰まらない方もいる事から、その原因は昔から追求されて来たが未だ明確にはなっていない。自然に治癒して行くケースが多く、病気と呼ぶには少しおこがましい。実はこの毛孔性角化症とは思春期に於けるホルモンの関係であり、下垂体中葉ホルモンである「表皮細胞(ケラチノサイト)育成ホルモン(ムエア=ルエヌムオ)」の分泌が他のホルモン分泌との関係上、分泌年齢が遅れる場合がある事から起こってしまう現象である。残念ながら、地球医学ではこのホルモンの存在自体を知らないから、解明の仕様が無い。
6) 汗孔角化症(porokeratosis)・・・この病気は単に皮膚の汗腺が詰まる病気では無い。全身の皮膚病であり、直径が数mm〜数cmのサイズの赤色または茶色の円形または環状の皮疹が顔面や体幹や四肢に現れて来ると言う病気であり、これらの皮疹が消えて無くならない事から対面上非常に困る病気である。また癌化し易いと言う危険性もある。地球医学ではこの病気を遺伝子異常と決めつけて盛んに研究がなされている病気であるが、遺伝病とは全く無関係である。この病気も広域調査を行なって約600人の患者を診察して見たが、その結論はホルモン異常であって、下垂体後葉ホルモンの一つである「細胞内排出物放出促進ホルモン(ルオミイルア)」の分泌不足が原因だった。分泌量が落ちた理由はこのホルモン生産部がヘルペス・ウイルス(EBウイルス)に浸潤されて組織が破壊されたからであった。当然、地球医学ではこのホルモンの存在自体を知らないから、遺伝子に原因を擦り付けているに過ぎない。宇宙医学ではルオミイルア・ホルモン分子が発する力学信号音を解析し、このホルモンと同等なベルツ数を発する人工ホルモン(発信器)を代替えホルモンとして使用して治療している。
7) Papillon-Lefevre症候群(PLS)・・・パピオン-ルフェーブル症候群とは皮膚科の病気と言うよりも、むしろ歯科で扱われる病気であるが、手の平や足裏や肘頭や膝蓋部にも角化が生じる事から皮膚病の項目で扱われている。重度の歯周病による「歯の脱落」を主徴としている。この病気も遺伝病として扱う医学者もいるが、そうとは思えないと考える医学者も居て、いずれにしてもこの病気の原因は定かでは無い。この病気に関しても、我々は広域調査を敢行し、約200名の患者を探し出した。その調査結果はこの病気を引き起こしていたのは「クモノスカビ属(真菌類)」の「ムーコル・シルシネロイデス菌」の癌化種である事実を突き止めた。その昔は「接合菌症」と呼ばれたが、一般家庭に電子機器やLED照明が普及してから、クモノスカビの大半は癌化種へと変貌を遂げ、特に「ムーコル菌」は人体に潜む「深在性の癌化菌」となった。宇宙医学に於いても、ムーコル菌の癌化種との戦いは至難の業(白癬菌レベル)であり、正直言ってなかなか根絶できないのが現状である。ムーコル菌は非癌化種の場合は同定が簡単にできるが、癌化種の場合は同定が難しく、顕微鏡で存在を確認するのが一番早いかも知れない。ちなみに、体内の深部に生じる真菌症の中で、物量的に一番多いのがアスペルギルス症、二番目がカンジダ症、三番目がクリプトコックス症、四番目がムーコル症であるが、最近は真菌類の癌化が恐ろしい速度で進んでいる。
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