〈地球文明の歴史(その3)〉

 大宇宙の主人公民族である地球人を育てる為に、「銀河広域指定民族」という王国の創造主認可を獲得した銀河の先駆民族達は、今から50万年も前の「銀河レムリア期(夜明け)」の時代から、地球に実際に訪れて、地球の原始人に対して言語教育や社会生活教育などの初頭教育を各地で展開し施して来ました。当時の地球人類は毛の無い「猿」に過ぎなく、日常的に衣服を身に付けさせる事や、群同士を連携させて部落を形成し集団生活をさせる事や、あるいは採集生活を止めさせて穀物を栽培し定住生活を覚えさせる事など、動物の餌付け教育に近い困難な作業を宇宙人達は請け負って来ました。特定の範囲に原始人が集まらない様に、時には他の大陸へ円盤で移住させるなどの作業も行われました。当時の地球人は野蛮そのもの、言葉を話す以前の獣レベルの段階だったからです。また、宇宙人達には地球を担当する専属神を送り込む為の準備作業や、死んだ人間(霊魂体)を集めて保管する「死者の里」の建設作業や、あるいは聖地「龍神島」の土木工事作業など、物質世界の作業を請け負う事が「銀河広域指定民族」の仕事だった訳です。承知の様に、創造主や神々の世界はアストラル世界であり、物質世界を直接操作する事は基本的に出来ません。その為、物質世界の気の利いた作業にはどうしても人間の肉体力が必要だった訳です。

 「銀河広域指定民族」の認可獲得とは、惑星に呪縛された人間生命に取って、生きたまま宇宙空間へ出られる唯一無二の手段であり、科学を発達させて宇宙船を開発した所で、肉体や魂体と直結する「位相」や「心動帯」が惑星内に存在する人間には、どう足掻いた所で惑星磁場圏の外には絶対に出られ無いのが現実です。「単独位相」や「船内位相」を創造主や神々に用意してもらわないと、宇宙空間へ出る事は物理的に不可能なのです。地球人はまだその現実(出られないと言う事実)に直面していませんが、人間が独力で出来る事など物質世界の内部だけに限定されています。物質地球の800万倍もの大きさの単独位相を、小さな人間に作れる筈もありません。今から50万年〜49万年前、銀河の夜明け時代に活躍した銀河指定部族の数は約40余り、これらの銀河民族は今はいずれも生き残ってはいませんが、この中から遠距離宇宙船を開発し、地球まで実際にやって来た民族は下記の9部族になります。古い順番から言えば、琴座(リラ)α星の「ベガ人」、牛飼座α星の「アークツールス人」、孔雀座φ星の「ムオセイ人」、狼座ν星の「グエムオ人」、鶴座ξ星の「ヒゲエマイウ人」、南の魚座α星の「フォーマルハウト人」、鷲座α星の「アルタイル人」、カシオペア座α星の「シェダル人」、牡牛座α星の「アルデバラン人」です。

      

 今から約2000万年前、地球霊界の霊長類位相(1/8位相)は既に第2磁界〜第9磁界までは満員状態に達していました。本来ならば、位相が充足された時点で「猿のヒト化作業」が行れる筈ですが、地球が「聖地」であった理由から、意図的に「ヒト化作業」が順延されて、やっと始まったのが今から550万年前の事になります。銀河では、ベガやアークツールスは2900万年前、シェダルは2800万年前、アルデバランでは2700万年前に「猿のヒト化作業」が終了していました。聖地を意図的に遅らせる理由は勿論、後から誕生して来た人間の方が優秀になるからです。猿のヒト化作業は段階的に行われて、人間(原始人)のカップルから誕生した新しい人間生命には、第10磁界の新位相がオープンとなり、新世代の子供達が誕生して来ます。当然、第10磁界が充足すれば、今度は第11磁界がオープンとなり、また第11磁界が充足すれば、今度は第12磁界がオープンになって行きます。ちなみに、第1磁界と第10磁界と第11磁界と第12磁界の四磁界は、下層に「動物位相」を抱えていない「非動物磁界」であって、人間位相だけの存在ですが、同じ1/8分割の共有位相である事に変わりはありません。

 人間生命とは基本的に動物から進化した「霊長類(猿)」の事であり、その動物本能から脱皮させて心身共に「ヒト化」させて行く事が創造主業の仕事です。人間(人間期間)とは「猿」と「ヒト」の中間段階を指す「成長期間」の意味であって、ヒトとしての取り敢えずの完成形は精神境涯を高めて惑星外の天体磁場圏に自らの意識層を形成した状態(解脱した状態: 即身成仏)を「ヒト(human)」と称しております。人間王国の伝統では「銀河解脱(明王界解脱)」を最低のヒト関門と規定し、「銀河団解脱(菩薩界解脱)」に至って初めて「銀河広域指定生命格」となり、宇宙用の「単独位相」が供与されます。「太陽解脱(天使界解脱)」では不十分であると言う考え方でしょうか。一匹の猿をヒト化して、集団生活を通して規律を学ばせ、群れを越えた部族社会を作り上げて、その中で個々の精神成長を促して誘導して行くのが、王国伝統の常套手段でした。猿をヒト化して人間を作り出す事は難しい作業ではありませんが、人間の「誕生」と「死」を管理して、輪廻転生という長いスパンの進化成長を繰り返えさせないと、動物の垢(本能)からは抜け出せないのが現実、そうした人間管理が神々の重要な仕事だった訳です。

 今から48万年前、二回に渡る「プレアデス-カシオペア戦争」についに決着が付いて、銀河の覇権を「プレアデス連合国」が掌握する事になりました。この時、創造主のセザナ神が連合の総帥民族である「アルデバラン」の国王に対して「銀河ファラ王」の称号を与えて、また同時に「聖地守備隊」の権限も託した事から、アルデバランは聖地(創造主のお膝元)に軍隊を直接駐留させる事が可能となりました。アルデバランは既に1万年前から聖地に対する奉仕作業を行なって来ており、以後36万年間に渡って地球人の面倒を引き受ける事になります。当時の地球には太陽神も居なければ、また地球神も誰も居ないと言う状況であり、龍神達が死後管理(霊魂体管理)を行なっていました。勿論、その頃の龍神島にはまだ誰も住んでいない状況です。セザナ神はアルデバランの太陽界から「ガブリエル」他4000名の太陽天使達を地球へ派遣し、更に地球神候補生として5万人のアルデバラン人(霊魂体)を選抜し、彼等を南米で神業訓練に就かせて地球霊界の管理を任せる事にしました。当時の地球人はまだ誰も言葉を話せない状態であって、ジモティーの神々が出現して来るのは、それから45万年も後の話になります。

 猿をヒト化した所で自然に文明が発達する訳では無く、誰かが言語を教えない限り、人間が自力で言葉を話す事はありません。何万年が経ってもブッシュマンはブッシュマンのままなのです。また霊界を運営し、誰かが人為的に管理しない限り、輪廻成長が見込めず、部族の成長もありません。神か龍神か天体神か創造主か、誰か彼かが人間の成長を誘導しているから、人間は成長できているのです。現代人は「神など宛にしなくても、人間は自力成長ができる」と多くの者がそう思い込んでおり、科学の発達や医学の発達は神様のレベルを凌ぐものだと過信しているのが大半の様です。我々から見れば、育ての親を愚弄する様な「罰当たり人間」ばかりですが、金魚鉢の中でいくら吠えた所で、金魚は金魚、金魚鉢の外には絶対に出られないのが現実です。地球人が誇る科学も医学も、今や難壁に突き当たって一歩足りとも進んでおりません。その現実をちゃんと受け止めて、もっと謙虚にならないと、自らの未来を閉ざしてしまう結果となります。猿からの脱却期間に在る人間に対して「考えるな」とは言いませんが、「ヒト」に成ってから、考えた方が良いかも知れませんね。

 地球文明は地球人の文明では非ず、その大半は「神々ヒューマノイド」がもたらしたものであって、過去の銀河人が作り上げたものです。地球担当の神々は地球人の「機根レベル」に合わせて、様々な技術を地球人に与えて来ました。残念ながら、途中で霊魂体宇宙人であるオリオンが介入し、科学や医学を捻じ曲げられてしまいましたが、良きにせよ、悪しきにせよ、地球人が考案した物など何一つ無いのが現実です。「無知の知」を知らなければ、つまり「無知だった事を悟らなければ」、真の成長は得られず、後は劣化して腐り堕ちて行くだけの話、転落から免れる者はほんの一握りの存在、それは真理の軌道に修正できた者達だけでしょうか。この先、人類の行く手は二本に分かれて行くと考えられ、現代科学を信奉する者達と、宇宙科学を信奉する者達に明確に分かれると思います。優劣の因子がここで作動し、地球人類が劣化組と優化組に分かれると言う話であって、その劣化組の中から優化組が分派して進化が起こる事になります。残念ながら未来は片方にしか訪れません。今回は具体的な話ではありませんでしたが、人間を育てる側の観点から、人間とはどう生きるべきなのか、それを考えて頂きたいと思います。神や創造主と一緒に生きる事、特に人間期間の生命はそれに尽きると思います。

 

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