〈水とは?〉

 液体水素のガス化したものは水素ガス(水素分子)、液体酸素のガス化したものは酸素ガス(酸素分子)、それと同様に液体の水がガス化したものを水蒸気ガス(水分子)と呼んでも差し支えが無いのではないかと思われます。ところでこれは皆様に対する質問ですが、水蒸気の分子式を書ける方は居ますか? 自信がありませんか? 水の最小単位を分子式で書ける方は一体どれ程居るのでしょうか。答えはH2Oと書いた方がバツで、2(H2O)と書いた方が正解となります。これは中学生の化学の教科書に注意書きされているものですが、H2Oとは学習の為の便宜上の仮想単位であり、事実上存在する訳ではありません。従って、水が電離して「H+イオン」になるとか、その水素イオン濃度が酸性を示すという解釈は成り立ちません。水が帯電した状態とは「H3O-OH」の形状を示す時であり、「H3O+」はオキソニウム・イオン、「OH-」はハイドロキシ・イオン(水酸イオン)と呼ばれています。ではなぜ意図的にありもしない「H+」と「OH-」に分割するのでしょうか。実は「H3O」のオキソニウム・イオンを中学生に説明するにはチト苦しいからです(酸素が二価だと説明している関係上)。
 

 水の最小単位は基本的に「H2O・H2O」ですから、水蒸気分子の形状は一つの水単位(ミッキーマウスの顔と似ている)にもう一つの水単位を逆さまにして合体させた形状で結合しています。一般的に水は固体の時には結晶化しており(六員結晶構造)、温度が上昇すると六員環の一箇所が切れて水の六分子(実際は三分子)が一本鎖のチェーン状に変化して流れ出します(液化)。しかし流水の形状は鎖状であっても、水が運動を止めると(止水になると)切れた鎖が手を繋いで六員環形状になります。従って木の葉が一杯並んでいる様な形状である事から、水の特徴である「粘性」の高い、つまりゆらゆら液体になる訳です。水の最大の特徴は六員環磁場を呈する事であり、六員磁性がいわゆる「モーゼ効果」を発現させます。モーゼ効果とは磁石の磁性を近づけると水が反発するという性質の事ですが、そもそも惑星水は地球磁場に磁化(感化)されており、それ自体が生き物として作用する性質を具有しています。水の中に塩の塊が入って来ると、すぐさまその塩塊に水チェーンを巻き付けて水磁場で包んでしまいます。更に水の単分子(H2O・H2O)を塩に送り込んで、それが反応基の形(H3O-OH)で塩を解離させて、有核六員環を作って行くのです。まるで水は生き物そのものでしょうか。

 ところで地球化学では、水の酸素と水素が、水素の電子を介して「共有結合」していると説明しています。な、なんと「共有結合」ですって? そんな結合理論は宇宙にはありませんよ。教える相手が馬鹿だと思って良くそんなデタラメを言えるものだとホトホト感心せざるを得ませんね。真理とは常にシンプルであり、常識の範囲内で分かるもの、自分に理解できない理論は「嘘」だと思った方が正解なものです。有電荷粒子が一点を中心に円運動すれば、それが左回転であれば平面軸の上側にN極が発生し下側にS極が発生します。右回転であれば極性は正反対となります。つまり電子が回転しただけでも力学場が生じて、そこに磁性が発して来るのです。水素原子はN極とS極を備えており、それは酸素分子でも全く一緒なのです。酸素原子は外殻にタスキ掛けの2p軌道を二つ有しており、斜めにN極とS極が出現して来ます(二組なのでタスキ方向に四個の極を持つ)。酸素のN極(作用手)が水素のS極を捉えて結合しており、つまり両者は互いに「磁極結合」している訳です。水分子のみならず有機物の大半がこの磁極結合で成り立っており、電子が軌道を飛び出して他の原子の周りを回転するという非常識な結合の仕方などあり得ない話と言えます。 

 
 
           (有電荷粒子の左回転の極性と右回転の極性)
 
 
 ネジを木版に打ち込む際、あなたはネジを右回転させますか? それとも左回転させるのでしょうか。これは力の方向性の問題を提起しているのであって、ネジは右回転させなければ打ち込む事ができませんね。なぜならば、力が出る方向は右回転の場合はN極側であると定められているからです。それは大気の右巻渦(高気圧渦)と一緒、回転面の上から見て下方に力が放出されるのです。従って高気圧は上空の冷たい空気を吹き下ろして来るばかりか、地表の大気を圧して気圧を上昇せしめるのです。原子核の周囲を電子が回転して、それが左回転であれば回転面の上がN極で下がS極となり、力線の束がN極から抜けてS極に吸収されるといった「力の場」が形成されます。それは無数の粒子が回転する天体の渦磁場も一緒、そこには最初に「力の場」が形成されているのです。地球人にはこの力学的な知識が欠如しており、だから如何なる自然現象も解明できないし、一線を越えた科学を発展させられない訳です。
 
 
次回に続く

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