〈不定型インフルの来襲〉

 今年になって様々なウイルスが日本列島に降り注いでおり、定型インフルエンザが2種類、不定型インフルエンザが9種類の、合計で11種類のインフルエンザ・ウイルスが流行しています。定型インフルエンザに関しては「H2N2V(シベリア産のクモ・ウイルス)」と「H1N3V(シベリア産のコオロギ・ウイルス)」の、今の所はこの2種類ですが、9種類の不定型インフルエンザに関しては下記に示す通りです。幸い、これらのウイルスはどれも「癌化ウイルス」ではなく、また発信器(G)もありません。「6種類+1」のコロナ・ウイルスとは全くの別物です。ただ、基本的にインフルエンザVなので、基礎疾患を持っている高齢者には危険なウイルスであり、特に真面目にワクチンを何度も接種した方は「免疫力を徒らに下げており」、即感染してしまうので気を付けて頂きたいと思います。ちなみに、ワクチンを一度も接種していない方の免疫力を100%とすれば、2回接種した方は7割減、3回接種した方は9割減(抵抗力が皆無)となります。

 西洋医学を信じて、あるいは国の政策を信じて真面目にワクチン接種した方は、様々なウイルスが入れ替わり立ち替わり飛び交う昨今の状況下に於いては、免疫力を落としている故に逆に命取りとなります。ワクチンを打って増える抗体とは特定の毒素に反応した「使用済み抗体」であって、あらゆるウイルスや毒素に対応出来る「未使用の抗体数」をどれ程保有しているのか、それが真の免疫力と言える物です。そんな基礎的な抗体知識すらも無いドンブリ勘定学問が西洋アンポンタン科学の実情なのです。基礎疾患を持つ高齢者が風邪で体力を落として、病院で「抗ウイルス剤」を投与されれば益々危険な状況へと陥ります。多少の倦怠感や発熱があっても相手は風邪ウイルス、栄養のある物を食べて自宅で我慢しましょう。病院に行けば院内感染菌の餌食となるか、さもなくば危険な投薬で殺されるだけの話です。医学を信じて懸命に働いてくれている医療関係者には申し訳が無いのですが、あなた達のやっている事は殺人の片棒を担いでいるだけの話、学校で習った西洋医学を信じては駄目です。

     〈2022.2/1現在〉
  ① タガメ・ウイルス(インドネシア産)・・・昨年のアフリカ産のタガメ・ウイルスに次ぐ、第2のオミクロン株と言われるウイルス。タガメの気門ウイルス(発射スパイクは無し)。感染力は強いが殆ど無症状であり、病原性を殆ど示さない。ただ、PCR検査で感染の有無が分かる(国土シルエに防御データ入力済み、1/3日処理)。

  ② ゲンゴロウ・ウイルス(カザフスタン産)・・・ゲンゴロウの気門ウイルス(発射スパイクは無し)。感染力は弱い。病原性があり、発熱(38度台)、倦怠感、咳などのインフルエンザ症状を示す。(国土シルエ未入力)。

  ③ カメムシ・ウイルス(バングラデシュ産)・・・カメムシの気門ウイルス(発射スパイク有り)。感染力は強い。病原性を示し、発熱(微熱)、咳や鼻水などの軽いインフルエンザ症状を示す。なお、このカメムシの頭部に生息するインフルエンザ種はH4N3Vである。(国土シルエ未入力)。

  ④ アリ・ウイルス(日本産)・・・一般的な普通の蟻、アリの気門ウイルス(発射スパイク有り)。感染力は強い。病原性を示し、発熱(39度)、倦怠感、咳は少ない。アデノ・ウイルスはこの蟻の頭部に生息する種類。本来は病原性を示さない物だが、コア磁場の衰退で抑制力が減退し、近年病原性が出る様に変化してきた。(国土シルエ未入力)。

  ⑤ バッタ・ウイルス(ロシア産)・・・通常の草バッタの血中ウイルス(発射スパイク有り)。感染力は強い。病原性を示し、発熱(37台)、咳は無し。毎年冬場に死ぬ種類のバッタだが、このバッタの頭部に生息するのが定型のインフルエンザ・ウイルス(H3N2V)である。(国土シルエ未入力)。

  ⑥ 蝶ウイルス(インド産)・・・大型のアゲハ蝶の気門ウイルス(発射スパイク有り)。感染力は強い。病原性を示し、発熱(37度台)、倦怠感と咳は無し。この蝶の頭部に生息するのが定型のインフルエンザH3N2Vである。(国土シルエ未入力)。

  ⑦ 雪虫ウイルス(日本産)・・・雪虫の気門ウイルス(発射スパイクは無し)。毎年冬場に死ぬ昆虫。感染力は弱い。病原性は皆無だが、PCR検査で感染を検知出来る。(国土シルエに1/10日処理済み)。

  ⑧ 家ダニ・ウイルス(日本産)・・・布団の中に生息している一般的な家ダニ。このダニの気門ウイルス(発射スパイクは無し)。このダニの頭部に生息する定型のインフルエンザ種がH6N3Vである。感染力は弱い。病原性は弱く、発熱や倦怠感は無いが、喉のイガイガがある。この種類でもPCR検査では陽性となる。家ダニを殺すとこのウイルスが舞い散る。昆虫を駆除するのは構わないが、ウイルスが拡散するので、それを頭に入れなければならない。家ダニはウイルスよりも春先の雌ダニ・フェロモンによるアレルギー反応の方が害がある(国土シルエに1/10日に入力済み)。

  ⑨ 蛾ウイルス(米国産)・・・大量発生する蛾の種類。蛾の気門ウイルス(発射ススパイク有り)。感染力は強い。病原性が強く、発熱(39度台)、倦怠感、咳、鼻水有り。この蛾の頭部に生息する定型のインフルエンザ種はH4N4Vである(国土シルエに1/10日に入力済み)。

 以上が本日現在(2/1)、日本国で流行しているインフルエンザ種ですが、まだ入力していない最近到来した種類が5種類あります。この他に二つの本物のインフルエンザが流行しており、H2N2V(クモ)に関しては1/10日に国土シルエに入力し、H1N3V(コオロギ)に関しては1/31日に国土シルエに入力しました。定型インフルも不定型インフルも基本的にただの風邪、皆様が病院へ行ってもコロナ患者にされるだけの話、医者やマスコミや保健所を信用してはいけません。ワクチンを打つな、PCR検査を受けるな、医者に行くな、最低限これだけは守って頂きたいですね。イギリス発の馬鹿げたコロナ騒動もいい加減にしなければなりませんね。インフルエンザの季節には毎年ご老人達が犠牲になりますが、でもそれは当たり前の話でしょうか。5種類の未入力ウイルスに関しては、呼吸ブースや家庭用の予防シルエには本日入力していますが、国民を対象とする国土シルエ入力に関してはまだ経過を観察中です。それに、次々と別種なウイルスが舞い降りてくると思われる事から、個人の免疫力をアップする様に努めないと意味がありませんね。

 

 


 下記は前ブログに引き続いて銀河史(下巻)の一部を紹介します。

      〈銀河史(下巻)の第1章〉
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      〈地球のベテルギウス時代〉
 エジプトにベテルギウス軍が降り立ったのは今からちょうど4万年前、そこは既にアリニラムの「エジプト言語居留区」となっており、現在のギザには彼等が建立した「スフィンクス(セザナ神像: 6万年前に建造)」が立っていた。ベテルギウス軍はアリニラムのエジプト基地を破壊し、イラン高原の基地や、ロシアの基地(カスピ海西岸部)や、ミャンマーの基地や、龍神島の基地(広島、伊豆、岩手)を襲撃し、一人残さず全員を処刑した。無論、これらの処刑はセザナ神の「一人も残さず始末しろ」という命令に基づく行為だった。日本国には3箇所のアリニラム軍基地が存在し、基地以外でも、処刑された多くの者達は龍神島に住み着いていたアリニラム人の巫女達だった(その数は約1万人)。アリニラム人は殺された後に、その霊魂体を封印するアストラル地下牢(電磁場)の中に閉じ込められて、その上に人間が動かせない様な巨石が積まれていた。ちなみに、地球で働いている宇宙人が地球で死んだ場合は、その大半は単独位相を持ち込んで活動している為に、「死者の里」には送らずに地下牢に幽門して保管する決まりになっていた(後で使用したり、母星に返還する場合がある)。

 アリニラム人の霊魂体を封印したアストラル地下牢(物理的な空洞は無い)は、巨石が目印になるので、逆に見つけ易いと言えば見つけ易い。また、魂体を拘束する電磁場が地下牢に張られている為に、巨石の下では方位磁石がクルクルと回って役に立たなくなるのが特徴である(アストラル電磁装置)。阿蘇山の巨石群や、広島宮島の弥山巨石群や、高知の唐人駄馬巨石群、飛騨金山の巨石群などがそうであるが、他にも世界中に存在するサークルストーンなどは、早い話が宇宙人専用の「死者の里」であって、それらは共同墓地というよりも、宇宙人の霊魂体の共同保管庫だと表現しても構わない。魂体をケイエ化して電磁場で拘束すれば、霊体としての活動も出来ないし、また霊魂体(ゴースト)としても活動が不能であって、とにかく影響力の強い宇宙人が地上を闊歩しない様に幽門するのが聖地の決まり事だった。勿論、アリニラム人を殺すのはベテルギウスの仕事、その霊魂体を巨石群の地下牢に閉じ込めるのは神々の仕事であった。

 エジプトに降り立ったベテルギウス軍は言語居留区そのものを支配し、現在のギザの郊外(ナイルの東側)に石作りの巨大なベテルギウス宮殿を建設した。ここが所謂「ベテルギウス聖地守備隊」の総本部であり、また銀河ファラ王の所在地でもあった。当時は400光年離れたベテルギウスの母星(ブリキオ)と直接交信が不能であった理由から、ナイル西側の砂漠地帯(円盤基地)に「巨大な力学通信装置」を築く事となり、初代銀河ファラ王のイシスは原住民の力を借りて(約10万人を動員した)、僅か8年間で第1ピラミッド(クフ王)を建設した。この第1通信機は母星との連絡用だったが、その後、銀河の連合艦隊との交信を図る為に、わし座のλ星(アルタリマイン)と交信を結ぶ第2ピラミッド(カフラー王)の建設を行った。建設には約7年の歳月を費やしたが、ついでに食料基地のあるシリウスの第3惑星と連絡を取る為に、第3ピラミッド(メンカウラー王)の建設も同時に行った。そもそもピラミッドとは王の墓ではない。それは後世の地球人達が墓に仕立てたに過ぎず、ピラミッドの建立目的は元々「星間通信機」だった。

 星間通信機の原理とは「水晶発信器」の原理と一緒、力学構造を有する鉱物結晶の中には自然由来の「力気」が誕生してくる。その力気に電圧を付加すれば「力学信号」を発するのである。いわゆる「圧電効果」の原理の事であるが、ピラミッドとは人工的に作った一つの巨大鉱物結晶なのである。建設して半年もすればピラミッドの内部は力気で充満する事から、その力気に全体電圧を掛けてやれば力気が振動して力線を放つのである。その力線信号は光速の約400億倍の速度で空間を飛翔し、目的の天体へと情報を瞬時に運んでくれるのである。具体的にはピラミッドの周囲に高圧電線を巻いて電流を流すのだが、ピラミッド自体が「正四角錐構造」を呈している為に、周囲に電線を這わすと自然と「φ(ファイ)構造配列(渦巻配列)」となる。早い話が、逆漏斗型に力線の範囲を絞って(レーザーの様に集中させて)宇宙空間へ放つ事が出来る。ピラミッドの重心点(女王の間)には「通信制御computer」が設置され、またその上の王の間には「超伝導発電機」が設置されていて、王の間から左右に伸びる通気孔とは電線の通り道だった。

 ピラミッドの建設工事は、石切場でレーザー・カットされた石材を反重力パレットに載せて作業員が現場まで一つ一つ運ぶという手順で築かれた。石材の重量がゼロになる為に重労働では決して無いが、寸分の狂いも無く積み重ねていく綿密な作業に手間暇が掛かった。現在のギザのピラミッドからは石灰岩の化粧板が外されているが、完成したばかりのピラミッドは白く燦然と輝く美しい姿を呈していた。ピラミッドの周囲には透明な超伝導電線が巻かれており、夜間に通信が始まると、ピラミッド全体がキラキラと眩く輝いていた。ベテルギウス軍は第7代までのファラ王がエジプトに住んでいたが、その後は食料基地があるシリウスで政権を担う事となり、結局エジプトには通算400年間しか彼等は居なかった。ベテルギウス軍が地球を去る際にはピラミッドの電気設備は全て撤去したが、後世の人間達が発電部屋を王の墓に仕立て上げた。

 ビラミッドは星間通信機としての本分の役割は終わったものの、その建造物の構造自体が力を有しており、それは力学テトラ体(正八面体)の上半分(球体で言えば北半球)を象徴する「宇宙モノリス」なのである。エジプトの民衆もその理屈を良く理解しており、王家の人間が死にそうになると、その病人をわざわざピラミッド内部の王の間に運んで、そこで息を引き取らせた。そこで死ぬと魂が成仏して宇宙へ帰納するからである。つまり、必殺成仏マシーンとして活用していたのである。また、ピラミッドの力学構造は回転磁場から推進力を取り出す「トライ・アングル・バイパス法理」の象徴物であって、その原理を習得すると、ピラミッド自体が無燃料の永久推進力の設計図である事が分かる。また、ピラミッドの内部には「力気」が充満しており、死体が腐らないとか音響が良いとかのメリットも多いが、一番の効用はピラミッド自体が一つの記憶素子を呈しており、物を記憶する能力を有しているという事である。

 今から約8万年前、アリニラム軍が労働をさせる為に地球に連れてきた天秤座のグリーゼ581星の第3惑星に生息する大猿(身長が5mにも及ぶ原始人)は合計で800体にも及んだ。その多くが仕事場から抜け出して世界各地へ分散してしまったが、セザナ神が聖地守備隊となったベテルギウスに対して大猿の始末を命令してきた。聖地守備隊の仕事とは龍神島に侵入してくる原始人達の始末や、逃げ出した宇宙人の始末や、崩落した山道を切り開いたり、あるいは巨石の運搬業務など、創造主が望む細々とした用事を片付ける事である。当初、大猿達は現在のイランで労働に服していたが、仕事が終わると殺される事から、仕事を途中で投げ出して姿を消してしまった。結局、ベテルギウス軍が捜索に関わり、1匹1匹探し出して殺していった。龍神島には今から5万年前にアリニラムの巫女が6匹の猿を連れてきたが、現在の岩手県で3匹(気仙沼付近の海岸)、関東で3匹(熱海市の海岸)、ベテルギウス軍が身柄を捕獲し、殺して埋めたという資料が残っている。

 ベテルギウスがアリニラム討伐で地球にやってきた頃は、7箇所の「宇宙人言語居留区」には昔の銀河連合の仲間がまだ残っていた。今から4万年前の話であるが、ウクライナの「プレアデス言語居留区」には命を免れたアルデバラン人が16万人程残っていた(クリミア半島のエフパトリアに宣教師基地があった)。48万年前の大昔からプレアデスの聖地守備隊が本拠地にしていた太平洋の「ムー大陸」は既に海の底に沈められており、400万人にも上るプレアデス軍がアリニラム軍に攻撃されて皆殺しにされていた。それ以後は聖地守備隊の業務はアリニラム軍が引き継いできたが、そのアリニラム軍をベテルギウス軍が打ち破って、新たに聖地守備隊の役割を担う事となった。小アジア半島の「イーオイア言語居留区」にも、生き延びた小熊座γ星のフェルカド人や、同じく小熊座ε星(ウロデラス)のヤオゴエ人が残っていた。イーオイア連合(別名はポラリス連合)と言えば、カシオペア時代から続くプレアデス連合の盟友であり、彼等はトルコのビンギョルや、ヴァン湖の湖畔に10万人規模の宣教師基地を構えていた。

 また、北東ヨーロッパを舞台とする「フヨイゲ言語居留区」は、現在のベラルーシのミンスクの郊外(南東部のマリーナホルカ)に宣教師基地を構えており、銀河連合の一角を担ってきたフヨイゲ連合の総帥民族であるエリダヌス座δ星のラナ人が8万人ほど住んでいた。彼等の言語とはいわゆるスラブ言語であるが、北東ヨーロッパに生息する地球人に言葉や文字を教えていたのは承知の通り、彼等も殺されずに生存していた。また、中国を舞台とする「三角座言語居留区」は四川省の山間部(稲城県)に三角座β星(ヨエキ)のクスエ人が5万人規模の宣教師基地を構えていた。彼等が教えたのが所謂漢字であり、最初に修学した原始人が「漢民族」と呼ばれた。また、モンゴルを舞台とした「ルイムカエ言語居留区」はモンゴル高原(ハンガイ郡のキト)に鶴座のナイキ人が3万人規模の基地を開いていた。更に、カザフスタンを舞台とした「ミオエイ言語居留区」は、カザフスタン東部のセメイにミエオイ連合の総帥民族である白鳥座ε星のギェナー人が4万人規模の宣教師基地を設けていた。

 これらの七つの「宇宙人言語居留区」は、全てプレアデスを中心とした銀河連合が請け負ってきた地球人の啓蒙業務だったが、今から2万年前にセザナ神が一斉に母国帰還命令を発して、これらの銀河人宣教師達や、またシリウスの食料補給部隊(30万人規模)を地球圏から追い出して母星へ強制送還させた。勿論、彼等の母星は遥か昔に無人化しており、今更戻った所でどうにもならなかったのだが、その時はまさか自分達も殺されるとは夢にも思っていなかった。ちなみに、ベテルギウス政権は地球では第1期から第7期のファラ王まで続いたが、その後はシリウス基地で第8期から第10期までが営まれて、プレアデスから始まった銀河ファラ王制度はベテルギウスのシリウス政権が最後となった。アリニラム軍を壊滅させて銀河の覇権を手中に収めたベテルギウス軍は、かつての同胞だったネワブジ連合国との遺恨戦争を始めた。無論、セザナ神の許可を得た戦争だったが、セザナ神にとっては銀河人の事など、もうどうでも良いと考えていた様子だった。

 


      〈地球民族の興隆〉
 聖地(地球)の開拓が始まったのは銀河のレムリア紀からであるが、本来は創造主がコップ座で行った様に、地球の原始人に対して57音言語を直接ヒューマノイド移植していくのが普通のコースだった。しかし、地球人を人化したのは僅か550万年前、まともな人間に成長させる為には2000万年もの輪廻時間を要する事を考えれば、自然に任せた普通の育て方では優秀な生命体など短期間では絶対に誕生してこない。先輩の宇宙人や神々が既に居るのだから、自然に任せるよりも、彼等が築いた文明を導入するのが一番の早道である事は分かっていた。また、銀河人達に神界の公役業務をあてがうという大義もあって、まずは成長率の高い26音言語文化の導入を考えていた。しかし、レムリア紀に誕生した銀河人達は先駆民族に過ぎず、彼等は物質科学に執着する余りに原子力に手を出してしまった。現在の地球科学もそうであるが、とかく原始科学というものは有機資源を燃やして熱エネルギーを取り出したり、あるいは原子核や水分子を壊してエネルギーを取り出すとか、そうした野蛮な発想力しか無い事から、結局の所は自ら惑星環境を破壊して自滅してしまう。

 その様な意味では、社会構造には多少の欠点を持つものの、プレアデス文化を地球人に移植するのが一番相応しいと創造主はそう考えたのである。今から48万年前、カシオペア連合に打ち勝ったプレアデス連合に対して、創造主は「銀河ファラ王の特権玉座」を与え、また同時に「聖地守備隊」という最高の名誉を与えて、地球にプレアデス艦隊を招き入れた。彼等が最初に取り組んだのが、南北アメリカ大陸の「死者の里」の建設業務と、南米の神々訓練所の創設と、聖地(龍神島)の整備工事だった。また、当時は7億人もの原始人が北アメリカ以外の世界中の大陸に分布しており、社会組織(部落)に属さない獣的な原人の人間狩りが行われて、地球人口を2億人まで減少させた。それから2万年後(今から46万年前)、創造主はアルデバラン人の霊魂体の中から5万人を選抜して地球に運び入れ、太陽神や地球神となるべく訓練を行わせた。彼等はアンデス回廊を徒歩で巡礼し、ボリビアの地下宮殿までの道のりを走破して「神」へと昇格した。

 原始人をいきなり柵の中に閉じ込めて言語教育を施すのは無理である理由から(猿と何も変わらない)、彼等が部落を形成し、集団生活を営む様になるまでの誘導期間が大変な作業だった。自然界を操作したり、怪我人の治療をしたり、あるいは巨大な石像や建築物を見せて「神の存在」や「神の威光」を理解させるのも大変な業務だった。そうした文明を芽生えさせる為の底辺の下地(したじ)環境を作り上げてから、やっと本格的な言語教育が始まるのである。今から36万年前、創造主はプレアデスの聖地守備隊に命令して、現在のウクライナ一帯(中央平原)に定住する原始人に対して言語教育を施し始めるが、それを嫌がって逃げ出してしまう部族も多かった。また、創造主は現在の中国北部からロシアにかけての領域に生息していた原始人に対しても同様な言語教育を施した。こちらの方は自然環境が厳しく逃げ出す部族は居なかったが、言語教育には「部族を閉じ込める」為の大規模な「柵」が必要である事が分かった。そこで黒海を中心とした、現在のルーマニアやモルドバやウクライナや南ロシアを含めた、コーカサス山脈の麓一帯にまで及ぶ張大な領域をアストラル電磁柵で囲って、そこに住む原始人の部落を悉く閉じ込める作戦に出た。

 こうして始まったのが「プレアデス言語居留区」であり、本格的な稼働は今から33万年前だった。また、中国とロシアに跨る領域に生息していた30万人の原始人に関しては、信仰深く素直な民族だった事から、彼等を「死者の里」の番人にするべく、今から36万年前にアメリカ大陸へ移動させる運びとなった。彼等はまるで巡礼者の如く凍てついたシベリア海峡を徒歩で横断し、アラスカ半島に入り、現在のカナダを通って北アメリカに移住した。また、その一部は更に旅を続けて、メキシコを越えて中南米から南米に入ってそこで定着した。これはアメリカ・インディアンの祖先の物語であるが、彼等を待ち受けていたのはプレアデスの守備隊が建築した壮大な神殿や石像であり、インディアンはプレアデスの神々を崇めてその番人(墓守民族)となった。また、今から25万年前には銀河連合からイーオイア連合とフヨイゲ連合の二つが、その民族言語が認められて、聖地民族の言語教育に携わる事が許可された。更に、教育を受けていない原始人の人口が増えてきた事から、今から14万年前には中国に、また13万年前にはモンゴルとカザフスタンに、そして12万年前には現在のエジプトに言語居留区が設けられた。

 「宇宙人言語居留区」では言葉や文字を教えるばかりではなく、農業技術や治水技術や建築技術や土木技術や精錬技術や天体術(暦)や薬草術などが教えられて、地球人は異常な速度で実践的な生活知識を身に付けていった。神々の単なる啓示ではなく、生身の体を有した宇宙人の先生が直接手取り足取り技術を教えてくれるのだから、こんな贅沢な話は他に無い。地球人は能力的には銀河人よりは遥かに劣るものの、指導してくれる先生達が優秀だった事から、あっという間に上等な文明を発達させて、宇宙や生命を理解出来る所まで辿り着いた。言葉を喋る様になってから僅か33万年間で過去に類例を見ない様な成長振りを見せてくれたのである。セザナ神もこれには満足していたが、だが、徒らに物質文明を発達させた所で、肝心要の精神の発達が伴わなければ、銀河レムリア紀の民族と一緒になってしまう。また、26音言語民族の文明の中で如何様にして57音民族を育てていくべきかと、セザナ神は将来の龍神島民族の選定に頭を悩ますのだった。

 さて、今から4万年前、ベテルギウス軍が地球にやってきた頃は、依然として七ヶ所の「宇宙人居留区」が活動しており、居留区内では多くの人々が暮らしていた。無論、居留区では人間の出入りが禁止されており、他の部族が居留区に侵入すれば殺されるし、また居留区内の人間が逃亡しても殺されるという、ある意味では強制収容所だった。だが、居留区から解放された卒業生の部族は自由であり、彼等は地球上の好きな所に出向いて自分達の集落を構えていた。まだ「国」とは呼べない部落単位ではあったが、いずれ国になるであろうと思われる部族があちこに点在していた。一番古い「プレアデス居留区」からは過去に5度も民族が解放されており、ここを卒業した民族は後世では「インド・ヨーロッパ語族」と呼ばれた。民族の歴史を辿ればウクライナの中央草原に突き当たるからであり、歴史家はその昔「ヨーロッパ民族の大移動」が在ったと解釈している。

 「プレアデス居留区」から最初に解放された民族は、今から17万年前もの話であるが、コーカサス山脈を越えてイラン高原を渡り、パキスタンのインダス川沿いに定住した「ドラヴィダ人」だった。彼等がいわゆる「インダス文明」の担い手であるが、その一派が南インドにも流入してタミル国家を建設した。今から15万年前、プレアデス居留区から2番目に解放された部族がバルカン半島の南端(ギリシャ半島)に定住し、小さな集落を形成していた。やがて彼等が「ギリシャ文明」を起こしていく事になるが、ベテルギウスが地球に飛来した4万年前には、都市国家の前身と思われる8ヶ所の部落が既に形成されていた。また今から13万年前、プレアデス居留区から3番目に解放された民族はイタリア半島の西岸部に定住した「ローマ人」だった。無論、彼等が「ローマ文明」を担う民族だが、4万年前には都市国家らしい集落はローマただ一つだった。

 今から12万年前、プレアデス居留区から4番目に解放された民族は、イラン高原を経由し、アフガニスタンとパキスタンの山岳地帯を越えてインド北西部(パンジャーブ地方)に入植した「アーリア人」だった。高度な哲学を有した彼等はやがて歴代のインド王朝を築いていく事になる。また今から10万年前、プレアデス居留区から一番最後に解放された民族は、コーカサス山脈を越えてイラン高原にそのまま住み着いた。彼等はやがて「ペルシャ文明」の担い手となっていくが、また、彼等の一派が現在のトルクメニスタンやウズベキスタンやキルギスやタジキスタンに流入し、「テュルク系国家」を築いていく。今から4万年前ではどこも国らしい国は建設されていないが、これらの文明人の周囲には言葉を話さない原始人の部落が沢山観察出来た。プレアデス居留区から解放された民族はとても優秀であったが、プレアデス伝統の格差社会を作っており、市民権を持てるのはヌイリオンまでで、クイニエオは純粋な奴隷であり、他の原始人と一緒の扱いだった。

 今から25万年前、アナトリア半島(小アジア半島)には銀河連合の「イーオイア居留区」が設置された。この居留区の全体像は、アナトリア半島全域(トルコ全域)と現在のイラク全域とシリア全域とレバノン全域を含む一帯だった。「イーオイア居留区」からは通算2度の民族解放が行われており、最初に解放された民族は「フェニキア人」であり、今から13万年前に現在のパレスティナやイスラエルに、当時の原住民(ヘブライ人)を追い出して定住した。彼等は地中海(北アフリカやイタリアやスペインの沿岸部)を舞台とした海洋民族となり、その言語は「フェニキア語」であり「セム語(小熊座のフェルカド語)」だった。また、追い出されたヘブライ人の一派がエジプトに渡ってナイル川の中流域に住み着いた。それがユダヤ民族だった。今から10万年前、イーオイア居留区から最後に解放された民族は「シュメール人」だった。彼等はメソポタミアの南部に定住し、やがて「メソポタミア文明」を開花させる一員となるが、その言語(シュメール語)は「小熊座のヤオゴエ言語(楔形文字)」だった。

 4万年前には未だに居留区が健在だった事から、中東地区は安定した環境にあったが、今から2万年前に宇宙人達が一斉に地球から引き上げると(居留区が閉鎖されると)、居留区内にまだ留まっていた複数の民族がそれぞれの国を建てて、既に解放された民族の間に「領土争い」が勃発した。新興国とはバビロニアやアッカドやアッシリアなどの王国であるが、そこにフェニキアやシュメールが加わって、中東情勢は混沌とした状況となった。その頃、プレアデス居留区も同時に閉鎖された事から、現在のルーマニア地区に住んでいたヒッタイト民族が南下してアナトリア半島を占拠してしまうという事件が発生した。特にイーオイア居留区はエジプト居留区とプレアデス居留区に挟まれた狭い領域である事から、活性はしていたものの、昔から民族間の抗争の火種が尽きない領域だった。七つの言語居留区の中で、一度も民族を解放していないのが、モンゴルの「ルイムカエ居留区」とカザフスタンの「ミオエイ居留区」と「エジプト居留区」の三箇所だった。

 今から25万年前、中東の「イーオイア居留区」とほぼ同時期であるが、現在のベラルーシからバルト三国に掛けた北東ヨーロッパを舞台とする銀河連合の「フヨイゲ居留区」が設立された。この居留区からも2度の民族解放が行われた。今から12万年前、最初に解放された民族は居留区の直ぐ隣に定住し、現在のハンガリー王国を建設した。また、今から10万年前に2回目の民族解放を行い、彼等は現在のロシアのサンクトペテルブルク地方に入植した。彼等の基本言語は「古代スラブ語」であり、エリダヌス座のラナ語だった。フヨイゲ居留区も今から2万年前に閉鎖されて、最後まで残っていた民族が独立していくが、ヨーロッパの大半の領域は原始人が暮らす領域であって、ゴート人(フランスやスペイン)や、ガリア人(ドイツ人)や、ケルト人(イギリス人)や、ノルマン人(スウェーデン人)や、スラブ人(ロシア人)などの原始人が、居留区から解放された言語民族と交わって次第に言葉を習得していった。
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