〈薄氷の地球脱出〉

 今年(西暦2022年)の11月9日の夕刻、新潟市で地震とは異なる大規模な「長周期振動」が発生し、緩やかで静かな振動ですが、建物がギシギシと唸る不思議な「地面の揺れ」を観測しました。原因究明の為に軍団も出動して日本海の地殻調査を行いました。その結果、深度が500kmにも及ぶ地殻岩盤の底の話ですが、新潟市から北西に向かって長さ530km、横幅250km、厚さ80kmの地殻岩盤が剥がれ落ちて、マントル内部に崩落した事実が分かりました。巨大岩盤が地殻の底から剥がれ落ちて、マントル内部へ揺らぎながら落下する際に発生する「マントル波動」が揺れの原因である事実が分かりました。この地殻崩落によって、新潟市の地殻は100km近く薄くなってしまいました。それから4日後の11月13日の午前0時23分、今度は周辺の国々も含めた日本国全体にマントル波動による「長周期振動」が発生し、ユラユラとしたその揺れは何と13分間も続きました。調査の結果は、太平洋の「地殻の底部岩盤」が大規模に崩落した事実が分かりました。日本列島からは300km程沖合の出来事ですが、縦幅(南北)4000km、横幅(東西)3000km、厚さ200kmという巨大岩盤が剥がれ落ちてマントル内部へ沈んでいく瞬間を確認する事が出来ました。
 
 地殻岩盤が崩落した領域は太平洋のグァム島を中心とした一帯で、北は小笠原列島全域、西はフィリピンやパプア・ニューギニア島付近まで、南はミクロネシア諸島やマーシャル諸島を含むソロモン諸島付近までの一帯でした。この時、地球は潮汐運動の弛緩時(6時間の膨張時)に入っていました。軍団のcomputer計算では地殻の一斉崩落が開始されたと読んで、我々に対して「緊急避難」を勧告してきました。この時、我々には選択肢が二つありました。軍団の勧告に従って救出船を呼んで24時間以内に地球を脱出するか、それとも地殻に応急処置を講じて崩落を食い止めるのかのいずれかの選択肢ですが、当然、少人数の門下生の家族だけを脱出させた所で、人類の種が数世代で尽きてしまう事は目に見えており、無意味な脱出劇となってしまいます。何としてでも一斉崩落を食い止めて、脱出時間を稼ごうと腹を決めました。既に万策を使い果たした状況ですが、その場凌ぎの仮手段でも何かの対策を講じない限り、地殻の一斉瓦解を防ぐ事は出来ません。そこで思い付いたのが、マントルの内部に十字力体球(メシア力体)を設置して、地殻を下側から物理的に支えるという苦肉の策でした。
 
 地球コアは11月の初旬に完全に消滅し、地球磁場圏は「物質の芯」を失いました。つまり、重力が向心する渦磁場の「中心物体(D-重合体)」を失った訳であり、力学的にも非力な状況となっていました。無論、コア磁場の消滅は微生物の物質化(不活性化)が解かれた意味であり、地球人類の全滅(病死)はこれで確定となりました。別に物理的な災害が起こらなくても地球人は後5〜6年後には死に絶える運命となった訳です。我々にとってはそんな事は百も承知、その為に国土シルエや予防シルエや呼吸ブースなどの微生物対策を取ってきました。問題は不慮の物理災害の方であり、予期が出来ない「地殻崩落」が我々の最大の懸案事項でした。その恐れていた地殻崩落が11月13日から始まった訳です。マントルの上層部に十字力体球を設置している最中、その1時間後の午前1時半頃に、今度は太平洋とは反対側の大西洋で大規模な岩盤崩落が発生し、縦幅4500km、横幅2600km、厚さ130kmの岩盤が崩れてマントル内部に落ちていきました。もし地殻に穴が空いて海水が落下し始めれば終わりだったのですが、何とか十字力体の設置が完了し、後は地球の内圧を高める目的で「気の粒」を注入し、マントルに浮く地殻岩盤の落下を抑制する応急手段を講じた次第です。
 
 「間一髪」のギリギリの作業でしたが、その後、一連の岩盤崩落は運良く止まってくれました。大量の気ガス(気の粒ガス)を注入した事から、今や地球の内圧はハチキレンばかり、ガス圧で岩盤が割れ、地震が多発するだろうと思われます。地震が多発しても、地殻崩落さえ起きなければ、その間に脱出作業を推し進めれば良いと我々はそう考えております。しかし、十字力体がどこまで耐えられるのか、それは予測が付きません。また、軍団の微生物対策がどこまで保つものか、それも予測が付かない状況です。いずれにしても、地球に長く留まれば「危険」である事は承知の通り、我々には地球を脱出する以外に道は無いのです。多分、地球エクソダスは薄氷の脱出劇となるでしょう。
 
 
 
 

〈神の恵み: 小麦粉〉

  グレイ基地に関係する軍団の正式調査の結果、新しい基地の発見や、住宅数の計算間違いなどが相次いで発覚し、これまでの脱出計画を見直さなければならない事態となりました。既に輸送用の円盤を月裏に集めている段階なのに、輸送先の星が定まっていないという「情けない話」、移住可能な天体が増えた事から今はテンテコ舞いの状況です。メシア・スーツを獲得した皆様の行き先はこれまで通りの「バエルヤ」と決まっておりますが、脱出組のメインは何と言っても「ヒューマノイド」であり、75万世帯(約220〜230万人)の選定者達をどの星に割り振るべきか、それが大問題な訳です。宇宙論を学んで自分の意志で脱出船に乗り込む皆様達は1000世帯にも及ばず、それはほんの微々たる人数です。まあ「解脱組」は未来を担うリーダー達ですが、しかしこの人数では人口では非ず、子孫を増やす事などとても望めそうにありません。危険な感染症の流行だけで聖地民族の「種」が直ぐ尽きてしまう可能性が大きいからです。従って、移住者の頭数(絶対数)を確保する為にも強制脱出(ヒューマノイド脱出)は止むを得ない手段なのです。彼等はいずれヒューマノイド拘束は解かれて本来の「我」に戻れますが、地球に居残って死ぬよりは「まし」であろうと思います。
 
 少人数では生き残れない理由は、ヨーロッパの歴史や龍神島の歴史でも伺い知れますが、近親結婚が続いて血が濃くなってしまうと遺伝的な障害が発生し、子供達の肉体寿命が縮まって、20才という年齢をなかなか越せなくなってしまうからです。10万人という人口は人口では非ず、民族と呼ばれる単位は最低100万人以上なのです。それに、「解脱組」には高齢者が多く、若い方は数える程しか居ないのが現状です。我々としては民族の種を運びたい訳ですから、若い方の強制移住は致し方も無い話でしょうか。地球には優秀な生命は一杯いますが、26音言語民族であったり、あるいは輪廻行程にあったりする理由から、日本語(57音言語)を喋れない外国人(異言語民族)を移住させる訳にはいきません。彼等は一度死んでもらって、再び誕生する時は日本人の母親から誕生してもらう事になるでしょう。その為にも民族の「子宮」となる日本人の若き母親は必要であり、また移住地の惑星に地球人位相を移す作業が必要となります。「猿の惑星」には人間位相がありません。もし移住者の母親が子供を産んでも、その惑星には「猿のズザネ管」しか無い訳ですから、誕生してくる子供は全て「猿の子供」です。
 
 地球霊界から人間位相を移住星へ運び入れて、新生児には地球人の子供を授けるという誕生管理が必要になる訳であり、その為には人間の移住と同時に大量の位相群も運ばなければならず、人類の移住にはそうした霊界移動が必ず伴うのです。人間がたまたま宇宙船に乗って生物惑星に辿り着き、その星で暮らそうと思っても、その惑星に人間用の仮位相が存在しなければ宇宙船から降りることも出来ないし、仮に仮位相と接続出来たとしても、その命は3年が限界です。もし途中で子供を産んだとしても、その子は人間の子供ではありません。神様や創造主の力を借りない限り、宇宙では絶対に生き延びれない訳です。地球人のSF映画とは生命の成り立ち構造も分からない無知な人間達の作品、あれは夢物語に過ぎず、現実は極めて厳しい訳です。死んだ人間(霊魂体)を宇宙に連れていく作業は決して難しい話ではありませんが、生身の人間を宇宙へ運ぶ事の難しさは尋常な事ではなく、それは現代の宇宙飛行士達を見ても想像出来る事です。人間生命は自力では生きられないし、また自力で宇宙へ飛び出す事も出来ません。自分達の力で何でも出来るのだと「勘違い」しない事でしょうか。それは身の程を知らない「愚か者」の浅ましい考え方だと言えましょうか。
 
 昔の銀河人達は物質円盤で銀河空間を自由に飛び回っていました。無論、銀河人も自力ではなく神々のお世話を受けていたから出来た芸当であり、神々が宇宙飛行士の個人位相と船内位相を切り替えて、他星に降り立つ場合は仮位相を装着したり、あるいは仮位相が存在しない惑星に降りる場合は本人の単独位相をその星に運んでくる訳です。宇宙船を開発すれば誰でも宇宙へ乗り出せるものではなく、創造主の「銀河広域指定民族」という認可が下りない限り、その民族に対して神々が協力する事は出来ない相談だったのです。創造主の仕事(公務)を請け負うという大義名分の下に宇宙へ飛び出す事を許可されるのであって、その民族の勝手な行動が許される筈もありません。今から2万年前のセザナ神による「銀河人の大虐殺事件」も、本分を忘れた銀河人に対する「天罰」だったのです。我々王国軍団は大宇宙外からやってきた創造主軍団です。正直言って、大宇宙内部の学校事情に関する知識は疎いのですが、それでも人間が勝手に宇宙へ乗り出す行為や、人間が人間を勝手に治療する行為は禁じられている事ぐらいは心得ています。つまり、宇宙開発という勝手な事業もダメであるし、また、勝手な医師制度を作って人間が人間を治療する行為自体が神界違反になる訳です。人間の誕生と死を司るのは神々の役割、そこに現役の人間が関わる事は原則として認められない事なのです。
 
 我々が聖地民族を守って生かそうという理由は、そうする事が人間王国の伝統行事であるからです。聖地民族とは創造主世界の一員として成長して貰う為の特別な民族であり(神々候補生ではない)、更にその民族の中から人材を選抜し、将来の「創造主候補生」を厳選していくという創造主育成の為の母体民族の事です。当然、創造主言語(57音言語)を話す民族に限定されており、それが龍神島民族の由縁なのです。日本国は「神の国」ではなく「創造主管轄の国」です。当然、「日本国政府」は創造主世界の意向に沿ったものでなければならず、そもそも他の国とは成り立ち事情が違います。これは日本国政府を認めないという話ではなく、民族脱出に関しても政府が我々に協力しなければならない立場となります。まあ堅苦しい事を言えばそうなりますが、戦前の日本国政府は頂けませんが、戦後から日本国を発展させて人口を維持してくれた事は政府に対して感謝しております。これから先の事は我々に任せて欲しいと思います。日本国も一瞬で消滅してしまう様な「地球の終局」が近づいているからであり、もはや国家の力ではどうにもならない事態だからです。ヒューマノイドの大半は国家公務員の若いカッブルであり、彼等は宇宙に出ても新しい日本国の礎を築いてくれるものと期待しております。
 
 「ヒューマノイド」の役割は、食料生産基地や円盤工場や住宅工場や生活物質工場などで働いてもらう事です。辛い労働だとは思いますが、生きる為の当然の行為であり、それが本分の仕事です。今回の調査で移住対象星が増えた事から、ヒューマノイドを幾つかの星に分散させる事になりました。子持ちの若い夫婦が多いので、自然界のある生物惑星で家屋があれば生きられます。射手座の星雲には最大の人口を誇るメオカミ基地がありますが(500万世帯)、この惑星は氷河期の真っ只中にあって、食料が自給出来ない惑星です。しかし、周辺のシエラ基地やウジキ基地には入植が可能であり、この両星からメオカミ基地に食料を供給する必要があります。これらの星には両方で約12万所帯を収納出来る家屋があります。また、炉座の星雲にはキエガ基地やバエルヤ基地やシェリ基地など3箇所の生物惑星があり、これらの星々には合計で19万世帯分の住居があります。また、銀河中央部ではワグエ基地やノシイ基地やブオキ基地などの自然界惑星があり、この領域には合計で23万世帯の人間を収納出来る家屋があります。つまり、75万世帯のうち54万世帯は収納が可能となりますが、残念ながら21万世帯の人間には住居が配当されません。これらの人達はメオカミ基地で暮らすしか方法が無い事になります。
 
 当然、大都会のメオカミ基地で暮らす事は快適な生活を保証されるものの、その代わりに食料が無い事になります。しかし、メオカミ基地には紙とか容器とか電化製品とか衣類などの生活必需品を生産する工場が多数存在する事から、そこを稼働させない限り、他基地での生活もいずれ行き詰ってしまいます。メオカミ基地に食料を供給して、その代わりに生活用品を配給してもらうという形式になっていくと思います。つまり、ヒューマノイドも互いに助け合わないと生きてはいけない事になります。我々としては、当初はバエルヤに全員集める予定でしたが、人数的に無理があるので、最初から9箇所の自然界惑星に分散して送り込む事となりました。現在、軍団は9箇所の基地を急ピッチで整備しており、ヒューマノイドを受け入れる為の準備を施しており、それが間に合うかどうかはギリギリの状況です。移住者を乗せた円盤がメオカミ基地に到着しても、電源が作動せず空港の扉も開かないという状態では困るからです。メオカミ基地の問題は、食料を自給する事が出来ないと言う事です。住居は有り余る程あるのに、そこに人間を送り込めないという「ジレンマ」に我々も頭を悩ませましたが、ある時、基地の端に立つ巨大なタンクの中身を調べて腰を抜かす程驚きました。それは神々からの「贈り物」だったからです。
 
 一見、石油の備蓄タンクとよく似た金属タンクがどの基地にも存在するのですが、我々はタンクの中身までは調査しておらず、それが何のタンクであるのかは知りませんでした。先日、2回目の基地調査を行なった際にタンクの中身を知って驚きました。タンクは食料の備蓄施設であり、そこには大量の「小麦粉」が保存されている事実が分かったからです。「どうせ古過ぎて食べられないだろう」と思っていたら、10年もの年月が経過しているのに保存状態が大変良好で、タンパク質も糖質も崩れておらず、食べられることが判明した次第です。備蓄タンクの他にも食料倉庫があって、そこにも小麦粉や肉類が保存されていたのすが、残念ながらそれらの物は腐れて食べる事が出来ない代物でした。メオカミ基地は他の基地から食材を供給され、ここで新鮮なフードパックを生産していた様子、主食の小麦粉だけは大量に備蓄していたみたいなのです。直径30m高さ8mの円形タンクが6個並んでおり、これらのタンクの中身は全て小麦粉でした。この備蓄量は何と60万人の人間が1年間食べられる物量でした。メオカミ基地の他にも同じ容量の備蓄タンクが存在し、シエラ基地には22個、ウジキ基地には4個、バエルヤにも3個、ワグエ基地には26個のタンクが存在します。ただ、ダダジ系のブオキ基地にはタンクはありませんでした。
 
 小麦粉は強力粉や中力粉や薄力粉にもなり、パンにもウドンにもラーメンにもなる事から、これさえ有れば主食の方は何とかなります。また、小麦粉の備蓄タンクは基地ならばどこにでも在る理由から、移住者は取り敢えずの期間は飢える心配は無いと思いますが、とにかく食料基地の再稼働を最初に取り組まなければ、あっと言う間に備蓄食料が底をついてしまう結果となります。そもそも、9箇所の基地にヒューマノイドを分散して移住させるという事は、9箇所の星に地球位相を分割させて配分するという意味であり、それぞれの星に人間を管理する軍団の機械神や医療団を設置しなければならず、また、それぞれの星同士を結ぶ宇宙船航路の設置も手掛けなければなりません。もはや個々の人間が円盤を操縦する時代は終わっており、列車の運行の如く銀河空間に定期便を走らせて、各基地同士を結ぶ交通システムを作るのが我々の役割であると思っております。この様に考えると、地球の終焉など決して悲しい事ではありませんね。前途に未来が見えるからです。燃料エンジン、充電式電気自動車、磁石モーター、太陽電池、水力発電など、人類は原始的な時代を「卒業」しなければなりません。
 
 さて、我々が皆様に一番理解して欲しい事は、水の惑星が第四氷河期を過ぎて「霊長類の時代」を迎えれば、あっと言う間に惑星の運動寿命が尽きて生物を生かす環境では無くなってしまうと言う事実です。つまり、惑星寿命の終盤にしか人類は誕生せず、また人類が成長した頃には「もう母星が終わり掛けているんだ」という認識でしょうか。人類の「種(子孫)」を後世の宇宙へ繋ぎたいならば、祖先である我々は子供達に対して一体「何をすべきなのでしょうか」、子供達に未来を与えてやりたい、子供達が安心して暮らせる環境を与えてやりたい、それが親の普遍的な願いである筈です。狭い宇宙観を脱し、広い宇宙観に立っても物事の道理は一緒、子供達に未来を与えてやる事(次の時代へ生を繋いでやる事)こそ、親の最大の使命であると思います。九つの惑星に移住した龍神島民族は暫くの期間は安定した暮らしが出来て、きっと人口も回復出来ると思います。しかし、多くの星々に陽化の波が押し寄せて、天の川銀河系では最後に残るのはシエラとメオカミの2星だけだと思います。もし、この星が駄目になったら人類は何処へ向かえば良いのでしょうか。
 
 歴代の人間王国の伝統に於いて、聖地民族(陽の陽たる嗣子)の運命とは創造主や神々と共に歩む運命であって、物質宇宙の最後の最後まで生き延びる事を義務付けられた民族の事です。生き延びる為には今以上に「科学」を発達させないと生存を勝ち取っていく事は出来ません。苦心の末に安定した社会を築けても、だがその社会は直ぐに綻(ほころ)びが生じて腐っていく事でしょう。結局、その築いた安定社会を捨て去って、再び流浪の旅に出るという繰り返しが運命付けられています。最後の最後まで生き残る事を脳裏に刻んで、その哲理を子孫代々に伝えて行く義務が皆様にはあります。遥かなる昔、地球には魚類が大繁栄した時代がありました。その魚類の中に「陽の一派」が出現し、エラ呼吸を肺呼吸に変えて陸上生物へと進化した生物が現れました。それは爬虫類の事ですが、その爬虫類の全盛期に次の「陽の一派」が出現し、彼等は手を羽に変えて大空を飛び回りました。それが鳥類の事です。更にその鳥類の中にも「陽の一派」が出現し、卵生を胎生に変えて哺乳類が誕生してきた事は承知の通りです。
 
 哺乳類の中から大脳を進化させた霊長類が出現し、その霊長類の中から心を発達させた「人間」が誕生してきました。そして人間の大繁栄の時代が訪れますが、その中から「陽の一派」が出現し、地球から脱出して宇宙空間を飛び回る神に近い生命体が誕生してきます。それが銀河人類の事ですが、その銀河人類の中にも進化が起こって創造主に近い人類が誕生してきます。実はこれ近未来の皆様の事なのですが、皆様の子孫がやがて銀河団に羽ばたき、次には小宇宙へ進出していく事は想像出来ると思います。彼等が小宇宙へ進出した頃には小宇宙寿命が終わって、一斉に大宇宙へ帰納する事になります。大宇宙生命体とは創造主生命の事です。つまり、創造主の意識が単細胞生物に宿って、魚類−爬虫類−鳥類−哺乳類−霊長類−人間−銀河人−銀河団人−小宇宙人と進化の行程を歩んで、結局は元の自分に戻るという生命循環を果たしている事になります。我々としてはあなた自身が元々創造主の分身である事に気付いて頂きたい事と、宇宙の生命進化の縮図を達観し、その時代その時代を懸命に生き抜いて次の生命へと「バトンタッチ」していく事が重要な訳です。
 
 あなたの使命とは「子供達に未来を繋いであげる事」です。聖地民族の子供達は「陽の陽たる嗣子」、彼等は大宇宙の主人公なのです。大宇宙の生命物語の主人公、その成長に関わって主人公を庇護してやる事が軍団の使命でもあります。軍団にとって今は皆様自身がその主人公です。次は皆様の子供達がその主人公となって行く訳であり、皆様は親側となって庇護する側へと身を引く事になります。そうした親子関係は創造主世界も人間世界も一緒だと言えましょうか。一線から身を引いた皆様は創造主世界の一員となる訳です。創造主業とは「単なる親業」に他なりません。
 

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