〈反重力浮上装置の開発〉

 宇宙技術の導入に当たって、現行の産業界へ大きなダメージを与えない物があるかどうかを検討してきましたが、新技術の開発によって旧技術が衰え、その関連企業が倒産の憂き目に遭う事は致し方も無い話、問題は旧産業界へ与える損害の規模の大きさでしょうか。出来れば、発電関係の新技術開発は大手の電気会社が、また金属素材の新技術開発は大手の金属会社にやってもらうのが一番被害が少ない訳ですが、大手は保守的で、現行技術を維持しようと考えるのが普通、革新的な技術開発を目指しているのは野心満々の中小企業の方でしょうか。我々が提供する宇宙技術で産業界や経済界に大きな波乱を巻き起こす様な事は望んでおらず、比較的被害が少ない革新的な科学技術と言えば、それはもう「反重力浮上装置」以外には無いと考えております。もし物体の体重を零にする事が出来る装置が人工的に開発出来るのならば、こんな嬉しい事は他にありません。浮上自動車、浮上オートバイ、浮上ボートが作れるばかりか、航空機が墜落する心配も無く、また潜水艇が水圧で潰れる心配も無く、反重力パレットが苦しい重労働から人間を解放してくれます。
 
 反重力宇宙船まで開発すれとは言いませんが、この宇宙には昔から重力を断ち切る物理的な方法が存在しており、大昔の宇宙人達はその原理を学問的に理解した上で、創造主の力を借りて(共同作業)開発に実際に成功してきました。大きな問題は、創造主が物理的な「場」を用意してくれないとその装置が作れないという問題であって、地上の人間の力だけでは開発が出来ないという、創造主認可が必要な神界技術である事です。当然、神や創造主の存在を否定する輩には絶対に出来ない開発事業となります。銀河史の上巻にも登場してきますが、反重力浮上装置とは、早い話が「常温超伝導π-電子tube」の事であり、我々の銀河系では今から45万年前にプレアデス連合国のアルデバラン人が最初の技術開発に成功し、今では当たり前の宇宙船の標準装備品となっております。この開発が認可された惑星民族は「広域銀河指定民族」という神界看板を獲得した事になり、宇宙空間に出て「宣教師(神の代行)」として活動する使命が与えられます。
 
 地球人の様な文化機根もままならない野蛮なアウトロー民族に「広域指定民族」の認可が下りる筈もありませんが、龍神島民族に限っては、聖地民族である理由から、どうしても開発したいと願うならば、反重力装置の開発を認めても宜しいという話なのです。我々としては開発したい企業がここを「π-tube生産工場」にしたいという申し込みがあれば、そこを視察して、その工場に巨大なアストラル装置を取り付けるだけの話、その装置が無ければ、自然界に存在する無量大数の「π-電子」を濃密に集める事が出来ないからです。我々は宇宙空間からπ-電子を集めて工場に供給するだけの話、その工場ではあらゆるサイズの「π-tube」が生産され(航空機用、自動車用、オートバイ用、パレット用など)、そこから世界中に配給されるシステムとなります。もしかしたら、一企業では出来ない芸当かもしれませんが、我々としては国が管理してくれれば「有難い」訳です。
 
 
 「π-tube」をオートバイに巻けば、オートバイは体重を無くして浮上するものの、当然、エンジンを掛けてタイヤを回してもオートバイには空中駆動力が無く、前進はしません。ならば、オートバイにプロペラを取り付けるのでは余りにもダサ過ぎるし、またジェット・エンジンを取り付けるでは余りに危険過ぎます。古来から「π-tube」とセットとして扱われてきた「無燃料推進器」とは、これもアルデバランで開発された神界技術ですが、「重水素ガス」と「炭酸ガス」を材料にして組み立てられる宇宙空間用の「核物理系の推進器」です。当然、宇宙空間のみならず、空気中でも水中でも使える推進器です。燃料エンジン、電気モーターに次ぐ第三のエンジンですが、この技術開発も未来には必要不可欠なものと言えます。いずれも遥か昔の銀河技術ですが、今の地球人には未来技術となる物です。この2点の技術開発に関しては、現行の産業を破壊するものではなく、人類に夢と希望をもたらしてくれる物であろうと考えております。
 
 さて、問題は「これって本当の話なのか?」、「本当にπ-tubeなる物が存在するのか?」という話でしょうか。何万トンもの重い超合金で出来たグレイの物質円盤を羽田空港に着陸させて、その円盤の周囲に巻かれている物が「π-tube」だと言っても、多分皆様は信じないかもしれませんね。それよりも、反重力パレットを見せて、何十トンもの重い金属を軽く持ち上げてみせた方が納得出来るのかもしれません。実際のπ-tubeは絶縁被膜に包まれた電子のサークル管であり、無数のπ-電子(対電子)が数珠状に配列した物で、その中を電子磁束(電流)が完全無欠の超伝導状態で回転している物であって、人間の光眼では確認出来ない代物です。なぜ常温で電子同士がベタ結合をした超伝導状態を維持出来るのだと不思議に思う方もいると思いますが、陰電子同士はベタ結合はしませんが、陰電子と陽電子が縦結合する場合のみベタ結合が起こると言ったら納得してもらえるでしょうか。またπ-tubeは無数の電子バイパス管から成り立っており、それぞれのバイパス管の向きが互いに逆方向に磁束が走っている理由から、内部は極性の無い閉鎖磁場(無重力磁場)を呈しています。
 
 「π-tube生産工場」の工場側が用意する物は、それぞれの用途別に分かれた絶縁被膜を巻かれた電子管の容器だけです。後はアストラル装置が稼働して、電子の配列体(バイパス体)を容器の中に育成させていくだけの話、工場内部のπ-電子密度が十分に高ければ、内径が3cmで直径が1mのフラフープ大の電子管ならば約24時間で生産が可能となります。従って、π-tube生産工場とは人間側の工場というよりも、むしろ神界側の工場であって、認可を受けない限りは形にはならない事になります。実は「重水素ガス」と「炭酸ガス」を用いた「核子磁束推進器(炭酸ガス推進器)」の生産もπ-tube生産工場のシステムに近く、人間側が用意する物はエンジンの容器だけ、材料の重水素ガスや炭酸ガスの供給も神界側が行なっており、容器に重水素の核子配列を促すのも、また炭酸ガスのグラファイト化も、我々神界側が行う技術なのです。地球には炭酸ガスは豊富にあるものの、重水素ガスは殆ど存在しません。木星や土星などの外惑星には大量に存在しますが、残念ながら今の地球人にはそのガスを運べる能力がありませんね。
 
 
 実は昔の宇宙人達も今の地球人と大差が無く、何もかもが神界側が用意して最初の円盤技術を与えてあげたものです。円盤を開発出来たからと言っても、船内位相の取り付けや、単独位相の配布や、惑星仮位相などは全て我々が用意してきたものであり、彼等は今の地球人同様に、生命構造に関しては右も左も分からない状況でした。我々としては先輩宇宙人を育てて、言葉も喋れない原始民族の養育を担当して欲しい理由から、宇宙へ出る特権を彼等に与えてきた訳ですが、創造主が与えた円盤で戦争ばかりしていたから担当の創造主(セザナ神)もブチ切れたのだと思います。我々が言いたいのは、「人間よ、身の程をわきまえなさい」という事でしょうか。月ロケットを飛ばして、月を自国の領土にして、その土地を他に販売するなど言語道断の行為、生かされている事も知らずして、「自惚れるな地球人よ」と我々は言いたい訳です。
 
 我々の目的は、西洋アンポンタン科学に洗脳された無能な民衆の中から優化組を分派させて、彼等を宇宙エリートへ仕立て上げる事です。一にも二にも勉強して、宇宙の森羅万象を学び取り、創造主世界の一員となって大きく成長して頂きたいと考えております。無論、地球が存続する限りこの地球の中でも活躍して頂きたく、産業界でも政財界でも科学界でも医学界でも旧体制と戦って革新をもたらして欲しいものです。産業界と科学界に一挙に革新をもたらす技術とはやはり「反重力浮上装置」の開発だろうと考えており、別に協力する企業が現れなくても、反重力パレットぐらいなら我々の仲間だけでも生産は可能であると考えています。しかし、そこに企業や国家が絡まないと国力を相乗的に上げる事にはならない理由から、我ぞと思う日本企業は名乗りを上げてもらいたいものです。
 
 「π-tube」の効用は、実は「反重力装置」としての活用と同時に、それ自体が電流管である理由から、宇宙では「発電器」として広く利用されており、グレイ基地自体も基本的にπ-tube発電器が電源のソースになっています。無論、これはコンパクトな直流発電器なのですが、その電源寿命が電気自動車の生涯分の時間よりも遥かに長いと言えば、充電にあくせくしている現状を鑑みれば、その発電器が産業界に革命を起こすであろう事はあなたにも理解出来ると思います。グレイ基地には必ず「π-tube生産工場」が存在し、そこでは大量の発電器が同時に生産されています。余りにも大量にあるので、生産するよりも運んできた方が早いのではないかという意見もあるくらいです。45万年前の大昔から現在でも使用され続けている「π-tube」、これを生産出来るのが宇宙人、そしてこれを生産出来ないのが原始人だと言っても過言では無いと思います。
 
 
 別に宇宙船を開発しなくたって、「π-tube」さえ有れば文化的な暮らしが約束されるのであって、エネルギー資源の枯渇を心配する必要も無くなり、また戦争する意味も無くなります。もし日本国が世界をリードする国になりたいならば、「π-tube管」や「π-tube発電器」を敵味方関係無く幅広く供給してやるだけで、世界の国々からは感謝される事になるでしょう。そうした平和手段もあるのです。また、地球環境が心配であるならば、排出される炭酸ガスを固形化して、それを自動車やオートバイや飛行機や船舶などのエンジンに活用していけば良いのであって、その程度の神界技術は大昔から在って、銀河連合の国々ではどの国でも行われてきました。彼等は母星の余剰炭酸ガスを取り込み過ぎて、他星までドライアイスを採集しに通っていたぐらいなのです。
 
 西洋アンポンタン科学に洗脳された「脳タリン科学者」がどんなに研究した所で1cmの前進も望めません。基礎理論を間違えている為に、カオスの海に乗り出してしまったからです。まあ、基礎理論など後で修正すれば良いものですが、問題は実践的な科学技術であって、革新的な技術を開発出来るかどうかが未来の鍵を握っている事になります。「地球人はお馬鹿なのに、自分がお馬鹿である事に気が付きもせず、神々にも聞いてもこないし、また相談もしてこない」。それでは終わっていますね。「分からない事は聞くこと」、それが成長の秘訣だと言えましょうか。「π-tube生産工場」を日本国に建てる事、これは我々の当面の目標だと感じております。
 

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