〈陰陽論哲理(その1)〉

     A 九星気学

 宇宙の運動形態には「直進運動」と「回転運動」と言う陰陽が異なる二種類の運動があります。「回転運動」と言えば、その原理は「四諦(したい)論=十二支論」に象徴されますが、一方「直進運動」と言えば、その原理は「三諦(さんたい)論=九星論」に象徴されています。いずれも静止している物を見定める哲理では無く、天体の様に運動している物や、時間の様に流れている物や、人間の様に成長している物を見定める為の法理を表現しています。一年と言う時間の単位は地球が太陽の周囲を公転する周期単位の意であり、「回転運動」として捉える事が出来ますが、その1年単位が累積されて「年代」が刻まれて行く行程は「直進運動」で表現する必要があります。年代の推移は「十進法」で表現が出来ますが、事象の「具現の様相(現れ方)」は実際には十年周期では無く「九年周期」で現れていると言うのが、九星原理なのです。本日はこの九星論に関する知見を具体的に説明して行こうと思います。ちなみに、物理的な目線から判断すると、十進法で表現される数(十干)も、あるいは四諦論(十二支論)も「磁場」の推移を表現したものですが、三諦論(九星論)とは「力場」の推移を表現したものだと言えます。

 植物が刻む「年輪」の如く、人間が刻む年齢にもその一年一年に意味が在って、更に「九年周期単位」でも生命バイオリズムの句節が訪れています。極端な言い方をすれば、人間は朝に誕生して夜に死ぬと言う成長サイクルを繰り返しながら、九日単位でもまた九年単位でも死を迎えていると言えば驚くでしょうか。別に本当に死ぬ訳ではありませんが、こうした運動周期は天体の運動原理に由来するもので、これは力線運動(例えば重力)にもまた波動運動にも関係しています。地球人にこうした運動概念を伝えてくれたのが「プレアデス星人」ですが、ウクライナの「プレアデス言語居留区」から分派したアーリア人がインドにもたらした仏教系哲学(ウパニシャッド哲学: プレアデス仏法)には「十如是(正確には九如是)」と言う概念が語られています。ちなみに、仏法哲理の「十如是」の図を下記に示しましたが、これは人間成長に準(なぞら)えたものです。人間成長が「相(そう)」「性(しょう)」「体(たい)」「力(りき)」「作(さ)」「因(いん)」「縁(えん)」「果(か)」「報(ほう)」と言った九つの段階を繰り返して(本末究竟等)、9年単位で推移して行く様を表現したものです。

 直進的に推移して行く物事は「九周期単位」で一句節を迎えて、以後その繰り返しをして行くと言うのが九星原理ですが、具体的にこの原理とは一体何を言わんとしているのでしょうか。実は「数」の構成を考えて見ると、「0」から「9」までの自然数で無限に「数」を表現できますが(十進法)、良く考えて見ると「0」とは便宜上の想定物であって、基本的に実体が無いものです。また「−(マイナス)」と言う概念も自然界には存在しない理由から、自然数から「0」と「−」を省(はぶ)いた「1」から「9」までの「一桁単数」で表現して見ると、物事の推移が九通りにパターン化されて周期的に現れて来る事に気付きます。地球が太陽の公転軌道を一年間掛けて周回するのを一年と定めれば(1周目)、2周目、3周目、4周目、5周目、6周目、7周目、8周目、9周目で一句節が終了し、10周目とは最初の1周目と一緒、また11周目は2周目と一緒、更に12周目とは3周目と一緒の意味を呈していると言う話なのです。では1237回目とは単数化すれば何周目と同じなのでしょうか。

 1237と言う数字を一桁に単数化すれば「1+2+3+7=13=1+3=4」であり、この回転が4周目と一緒であると分かります。仮にジャスト1億回転としても、その回転は最初の1周目と同じである訳です。そもそも地球が太陽の周囲を自発的に公転しているのでは無く、太陽系の第五渦層(かそう)の回転流に乗じて地球が回されているだけの話、つまり一年と言う単位は太陽系の第五渦層の回転周期なのです。だとすれば、物質太陽が形成される遥か以前の渦巻の段階から第五渦層は回転しており、最初の1周目を知る者などこの世には誰も居ません。しかし、九通りのパターンがそれぞれに特徴的な性質を醸し出している事から、今年の太陽系の第五渦層がトータル的に3周目である事実が類推できます。今年(西暦2024年)はいわゆる「三碧年(震宮年)」に各当します。こうした天体歴を研究して行くと、必ず大きな壁に突き当たって解決が不能な問題に陥ります。それは陰陽流転の逆転問題であり、宇宙の陰陽の流れと、地球内の陰陽の流れが「180度」正反対になると言う事実です。

 太陽磁場圏の中では回転周期は「1」から「9」の方向へ向かって流れているのに、それを地球磁場圏に反映させて見ると、まるで鏡の「鏡像原理」の如く、流れの方向が真逆になってしまい、地球磁場圏の中では反対に「9」から「1」へ向かって流れるのです。普通は3周目の次は4周目や五周目であると決まっているのに、磁場の反転原理によって投影された物は、3周目の次は2周目、その次は1周目となり逆方向で現れます。眼球から入った正常映像が中脳スクリーンの転写映像では倒立映像として映り出される様に、天干(甲乙丙丁)や九星(離艮兌乾)に付いては地球に於いては逆順になると言う話です。非常に面倒な話で困惑される方も多いと思いますが、地球内部に居る限り、こればかりはどうにも成りません。現在の宇宙は「退道(たいどう)行程: 破壊分解行程」に在って、その中で我々生命体は「生道(しょうどう)行程: 生産創造行程」を歩まなければならないと言う「因果」な宿命を背負っているのです。宇宙はマクロから始まりミクロに向かって発展して来ました。我々ミクロ世界の人間は逆にミクロからマクロの方向へ発展しなければならない訳です。宇宙に取ってマクロは過去の原形の「陰」、ミクロが未来形の「陽」だったのですが、ミクロ界の人間にはミクロは原形の「陰」、マクロが未来形の「陽」となる訳です。

 さて、九星バイオリズムの具体的な話に移りますが、人間の生涯の一年一年に意味が在って、一年刻みで生命は成長して行くものです。まるで植物が「年輪」を刻みながら成長して行くのと大変良く似ています。その九星バイオリズムを図で表現しますと下図の様になります。いわゆる「一白坎宮(かんきゅう: 相)」「二黒坤宮(こんきゅう: 性)」「三碧震宮(しんきゅう: 体)」「四緑巽宮(そんきゅう: 力)」「五黄中宮(ちゅうきゅう: 作)」「六白乾宮(けんきゅう: 因)」「七赤兌宮(だきゅう: 縁)」「八白艮宮(ごんきゅう: 果)」「九紫離宮(りきゅう: 報)」と言う九つの段階を経て一句節が終了すると言った内容です。当然、この九句節が終了すると、次の段階の九句節を歩むことになりますが、重要な問題は九句節の最後の段階(離宮)に於いて、九年間の総決算を迫られて良きにせよ悪しきにせよ結論が下されて、一応の決着や整理が着くと言った特徴がある事です。これは一般的には「前厄」と呼ばれる年廻りのことですが、早い話が九年間の人生航路の「死期」を迎える時が「前厄」であり、次の年廻りの「坎宮」の年から新しい九句節の最初の一歩が始まります。この原理は直進運動がただ真っ直ぐに伸びて行く訳では無く、たとえ力線運動であろうと九句節のバイオリズムを刻みながら進んでいると言う普遍法則の話なのです。

 人間は朝に誕生し夜に死にます。また9日間単位で死が訪れ、更に9年単位でも死を迎えます。もっと言わせて貰えば、国の周期は90年単位で大きな変化が訪れ、また時代の潮流は900年単位で大きく変動して行きます。未来に起こる事は原則的に計り知る事が出来ませんが、世の中の事象が同様なバイオリズム周期を繰り返していると判断できれば、何年後に如何なる周期を迎えるのか、それが分かれば、大雑把ながらも事象を読んでその対処法を模索する事ができます。昔の人々はこうした易術的なバイオリズム周期を実生活に取り込んでは、人生の設計や日々の鍛錬の指針として役立てて来ましたが、それを忘れてしまった現代人は「行き当たりバッタリ」の迷路を歩んでおり、博打的な人生を送っています。これは余談話ですが、満43歳を迎えた男性に「一昨年と昨年は特に辛かったでしょう、まるで冬眠していた様な二年間だったと思います」と言うと、「なぜ年齢を聞いただけで、それが分かるのですか?」と不思議がられます。昔の人間ならば、男の大厄(41歳が本厄年で42歳が後厄年)がその二年間である事を誰でも知っていたのに、現代の若者は厄年の事など何も知らないからです。「苦しかったのは、あなただけでは有りませんよ、あなたと同じ学年の人は皆苦しかったと思います」と言うと、「エー、そうなんですか?」と彼は答えていました。

 厄年は9年周期に巡って来て、特に辛く感じるのが最終の9番目の「離宮(前厄)」に同会する年と、次の句節の始まりの年である「坎宮(本厄)」に同会する年と、その翌年である「坤宮(後厄)」に同会する年、といった三年間が厄年と称されています。人間は誰でも「離宮」で浮世から離れて、「坎宮」で腹の中の胎児となり、また「坤宮」で赤ちゃんとして誕生すると言った九星バイオリズムを刻んでいるのです。早い話が「死期」と「胎児期」と「乳幼児」の三段階が特に辛く感じるものであり、悪く出れば社会的に抹殺される「死期」と、いくら叫べど吠えれど誰にも相手にされない「胎児期」と、家の中に呪縛されて外に出られない「乳児期」の三年間が一番辛く感じる為に、厄年と呼ばれている訳です。下記の図は年齢別の九星同会表ですが、今現在の自分の年齢がどの年廻りに同会しているのか、それを確認して頂ければと思います。この世の事象は常に一方向へ向かって流れており、川が上流へ戻って行く様な、また未来から過去へ戻って行く様な、つまり老人が子供に戻る様な、あるいは霊長類が魚類へ戻る様な逆方向は存在しません。自然界は規則正しく運動しているのです。

 九星の象意作用と言っても、流年(りゅうねん: 毎年巡って来る年)や、流日(りゅうじつ: 毎日巡って来る日)が、つまり年九星や日九星が地上に全体的な影響をもたらす象意作用もあれば、それと関連して回座する所の個々の生命体が刻む単位的な象意作用も有ります。一般的には前者は年九星(日九星)の象意作用と呼び、また後者の場合は年九星(日九星)の「回座作用」と呼ぶのが妥当であろうと思います。日九星は僅か9日間で回座する為に、期間が短か過ぎて、それを気にする必要は余り無いと思いますが、年九星の方は1年単位で一生涯に渡って影響が出る為に、ここでは主に年九星を主体にして、一般的な象意作用と、個々の人生の回座作用に付いて詳しく説明して行きたいと思います。今年(2024年)の流年は「震宮の甲辰年(③甲辰年)」に当たりますが、この年に生まれた子供はいわゆる「③甲辰年」生まれと言う刻印が生命に刻まれる訳ですが、詳しく説明すれば力場環境が「震宮年」で、磁場環境が「甲辰年」と言う意味になります。この生命が毎年の流年環境を経験して行く為に、そこに微妙な差異が発生し、変化に富んだ運命の鼓動が始まります。

 

     B 九星の象意作用(流年象意)

 ※ [注1] 一般の「九星気学」とは異なり、生命論の九星気学は原則的に「方位術」を認めておりません。また一白水星や九紫火星などの名称は世間に浸透している理由から、便宜上「借用」しているだけに過ぎず、九星の色分けには意味が無く、また方位に十二支を配当したり、あるいは方位に五行を配当したり、五行の相剋で方位の吉凶を判断する事も認めておりません。従って五黄殺も無ければ暗剣殺もありません。九星気学は力場の周期変化を表したものであり、人間王国にも伝統的に九星気学は存在しますが、本来の九星気学に「方位術」と言う項目は無く、これは地球人が勝手に作ったものだと思われます。本来の九星気学は方位は取りませんが、その代わりに「九星盤図」には「頭(N極)」と「足(S極)」と左手と右手と表と裏があります。下記の図が本来の「定位置図」なのですが、北(頭)に一白坎宮、南(足)に九紫離宮、東(左手)に三碧震宮、西(右手)に七赤兌宮、真ん中(腹)に五黄中宮が入りますが、一般の九星盤とはどこが違うのか見比べて見て欲しいと思います。また方角は示しているものの、犯してはならない方位など、そんな概念は元々ありません。


 ※ [注2] 流年(毎年巡って来る年)の地球に対する影響力の事ですが、そもそも「流年」とは太陽系の第五渦層、つまり太陽第5磁界(第5力界)に入力される「太陽位相運動(太陽phase: フェイズ)」の事です。一方「流日」とは地球の第二渦層、つまり地球第2磁界(第2力界)に入力される「地球位相運動(地球phase)」の事です。今年(2024年)の流年は③甲辰年ですが、この太陽系の年廻りが、どうして地球の自然界や個々の人間の運勢に影響を与えるのかと言えば、我々地球人は同時に太陽系人でもあるからなのです。下記に示した図を見て頂きたいと思います。我々は半径1億5000万kmの巨大な天体の上で暮らしている事になるからです。この巨大な天体の一日が、地球の一年であって、巨大天体の朝が春、昼が夏、夕が秋、夜が冬なのです。意味が理解できるでしょうか。

 ※ [注3] 惑星磁場圏はその公転軌道にある恒星磁界に入力される「太陽位相(phase)」によって圧縮率を変化させて、9通りにそのサイズを変えます。惑星磁場圏(力場圏)の体積の最大値は離宮年であり、また最小値は坎宮年に訪れ、坎宮年では最大値の約2/3のサイズまで収縮をします。つまり外場の外圧によって体積を変化させる訳ですが、それは風船を海の中に沈めてやれば、その深度に従って水圧が付加され風船の体積が圧縮される理屈と何も変わらないものです。無論、中心核の物質惑星が収縮するのでは無く、惑星の磁場圏や力場圏が収縮するのであって、見た目の地球が縮小される訳ではありません。しかし、磁場半径や力場半径が縮まる理由から、小さくなればなる程その分、地表やコアに付加される重力圧が跳ね上がる事は承知の通りです。下記に流年変化に伴う9通りの地球磁場圏のサイズ比を呈示しており参照にして頂ければと思います。

    <九紫離宮年の象意>
 太陽系の第五渦層(第五磁界=第五力界)に離宮(りきゅう)が巡って来る年は物理的に重力の加圧が最低値を示す年廻りであり、そうした外場の物理環境の影響を周回惑星も被る事になります。つまり地球磁場圏の外側からプレスを掛けて来る外圧が皆無に無くなる理由から、地球の磁場圏もまた力場圏も全体的に膨張を余儀なくされ、その結果としてコアの核反応が増大し、惑星膨張が加速されて、マグマの活動が盛んとなり、群発地震や火山噴火などが誘発される年廻りになります。磁場圏や力場圏の緩みが気密度や大気圧を下降させる為に、逆に激しい気象変動が減って、少々肌寒い一年間となりますが、意外と農作物の成長は悪くは無い様です。しかし、古来宇宙から続く不気味な統計があって、陽化(老化)惑星に離宮が巡って来る年に、その惑星の生命環境が尽きるケースが多く、実にその確率は78%にも及びます。この理由は多分、その前の年が「坎宮年」であって、重力圧が最大値に達する年であるのに、年が開けると突然に重力圧が零に切り替わる事から、一挙に地殻崩落が発生するからであろうと推測できます。地球では今から3年後の2027年に離宮の年が訪れますが、その危険な年廻りを無事に越せれば、地球人類はもう九年間の居住期間を頂ける事になりますが、離宮年の「関門」を越せるかどうかは、それは地球の運命次第、ガッチリと修繕補修は施したものの、地殻崩落は微妙な所でしょうか。もし離宮年内に太陽渦層と地球渦層との「グリッド線合致」が起こった場合は、地球重力が著しく急下降する事から、それが「トリガー」となる可能性があります。一般的な事象としては離宮の年は社会的にも国際的にもあるいは商業的にも閉塞された冬眠状態を呈する年廻り、人間で言えば誕生以前の「胎児期」に相当する理由から、協調や協力や連携が全く取れない孤立状態を意味しています。

 ※ [注4] G線合致(グリッド線合致)とは母星の渦巻と小星の渦巻が、各々の対角線を互いに揃えて定期的に合致する事を意味しています。このG線合致を定期的に起こす事で子星の渦巻回転にブレーキが掛かって、子星の回転力そのものが低下し、その内部重力も減退して行く事になります。母星の運動寿命と比較すれば、小星の運動寿命が短い理由は、このG線合致を定期的に起こすからであると言われています。惑星が直列状態で並ぶ「惑星直列」の場合、幾つの惑星が地球とG線合致をしていて、更に太陽とのG線合致が起きた場合は、地球回転に大きな制動力が付加される為に大災害が発生する危険性が高くなります。下記はG線合致の原理図です。

    <八白艮宮年の象意>
 太陽の第五渦層に艮宮(ごんきゅう)が巡って来る年は、外場重力の芽生えの年に当たり、最大限に膨らんだ地球磁場圏もゆっくりと収縮を開始します。重力圧の最小値(離宮)を0%にすれば、艮宮では約「12.5%(1/8)」ほど外場重力が復活したと言った状況であり、依然としてコアの燃焼率が高くマグマの活動はまだまだ盛んな状態であって、地震や火山噴火などが頻繁に起こります。しかし、マントル流動による火山性の地震が多く、超大な重力圧による岩盤粉砕や岩盤のヒビ割れ(断層)などによって引き起こされる巨大地震とは性質が異なる様です。まるで赤ちゃんの体動の如く、マグマの流動が血液の流動でもあるかの如くに、地球自身が自律運動を始めたと言う感が深い年廻りとなります。この年の象意は「籠(こも)って発動する」意味合いであり、外側にはまだ事象として現れないものの、水面下で着実に発動していると言う状況です。外場重力圧が12.5%増しという事は地球の内部重力圧も12.5%増大したと言う意味になります。従って、気密度も大気圧もまだ低い状態であり、地表の生物体への負荷率(1/8)も最低値である理由から、生物特に植物の成長率が高いのが特徴ですが、背丈だけ伸びて実りが未熟な状況だと言えましょうか。世の中の一般的な事象としては、経済界も国際情勢も際立った動きが無く、どの国も国内情勢で汲々とした状態であって、連携や協力が得られない年廻りであり、華々しい流行も無い陰に伏した一年となりがちです。人間成長に例えれば、艮宮年とは春まだ浅き早春の「幼年期」に相当します。

   <七赤兌宮年の象意>
 太陽の第五渦層に兌宮(だきゅう)が巡って来る年は、外場重力の圧力値が「25%(2/8)」と増大する年廻りであり、当然、地球磁場圏も地球力場圏も圧縮されて内部重力圧が25%増しの状態となります。地表の生命体は誕生した時から常に重力場の圧力を付加されており、その負荷率が如何程が手頃で心地よいのか、その基準は人によってバラバラですが、一般的には負荷率は38%〜63%が居心地が良いとされています。つまり乾宮(37.5%)、中宮(50%)、巽宮(62.5%)の時が一番適度な負荷率であると言われています。その様な意味では兌宮年は今一、世の中自体の活性率は低いものの、社会が動き出した感が深く、新たな国際協調や経済協力が起こって、流行やトレンドが現れて来る年廻りとなります。地球コアも自力発動が起こって、核反応が落ち着き地殻岩盤も安定し出す事から、時折不安定な状況に陥るものの、概(おおむ)ね安定した一年となります。兌宮年は人間で言えば、少年期の段階であって、未熟ながらも外に出て活動したがる傾向にあり、人間関係の始まり、国際関係の始まりを意味しています。しかし、早春の弊害も多く、この時期に於ける関係性は非常に脆く不安定であって、挫折や失敗が付き物であり、これと言った堅固な関係性には進展しないのが一般的です。流行も次々と変化して行く傾向性が強く、企業に取っては一生一代の大勝負は次の年に持ち越した方が良さそうです。

   <六白乾宮の象意>
 太陽の第五渦層に乾宮(けんきゅう)が巡って来る年は、外場重力の圧力値が「37.5%(3/8)」と増大する年廻りであり、従って地球の内部重力圧も37.5%増しの状態となります。これは地表の生物体には程良い負荷率であり、気密度も大気圧も適度に加圧されて濃くなる理由から、地表の大気温度が上昇するばかりか、コアの核反応やマントル流動が加圧されて、地球自身が自己の意のままにコントロールできる状態となります。地球は常に自分の思い通りにコントロールしようと試みているものの、母星の影響力が非常に甚大であり、重力圧が弱過ぎても、また逆に強過ぎても、操作が不能となってしまいます。地球に取って地表の生物とは自己の分身体であり「子供達」です。だから、生物が最も住み良い環境を維持しようと地球は意図しているものの、物理環境の大半が母星環境に委ねられており、なかなか安定環境を与えてやれないと言うのが現実でしょうか。特に陽化が極まった老星の終盤期になると、地球は何もしてやれない状況となります。動物もそうですが、植物にもある程度の負荷を与えないと、実りが熟(じゅく)さず、品質が向上しません。それは人間も一緒、ある程度の負荷を与えないと自律成長が損なわれてしまうのです。人間で言えば、乾宮とは「青年期」の事であり、まだ青臭いものの、大人の仲間入りになった段階を意味します。一般的な事象としては、社会や国際情勢が安定して来て、有機的な協調や協力関係を結ぶ事が可能となる年廻りであり、企業に取っても本格的な社会参入ができる年となります。

   <五黄中宮の象意>
 太陽の第五渦層に中宮(ちゅうきゅう)が巡って来る年は、外場重力の圧力値が「50%(4/8)」に増大する年廻りであり、従って地球の内部重力圧も50%増しの状態となります。人間で言えば、中宮とは「壮年期」に相当し、子供時代を過ぎた一人前の大人に成った事を意味しています。地表の生命に取っては最も過ごし易い物理環境となりますが、そもそも中宮とは九星循環の央分点に当たり、「仮竟等点(かりきょうとうてん)」と呼ばれる境界線の行程であって、前半(午前)と後半(午後)を分ける中間点の如く、あるいは子供時代と大人時代を分ける融合点(境い目)に相当する一年であるから、これまでの事象とは異なる象意作用が強く現れる傾向にあります。人間の成長も、天体(コア)の成長も基本的に一緒のもの、人間の育成期間やコアの育成期間が終了すれば、今度は別行程に移って、これまで蓄えたエネルギーを他に対して消費して行く行程になります。つまり「成長生産行程」と「破壊分解行程」のその分岐点に当たるのが「中宮」の意味なのです。「仮竟等点(仮零)」とは「本末究竟等点(原点零)」に相応する事から、古来から「零化(初期化)」される行程と目されており、昆虫で言う所の「さなぎ」の段階(羽化行程)であると例えられて来ました。外場の影響を受けながらも、地球は独り立ちしたのであり、それまでの行程は母星(太陽)が子星を育てる行程、しかし中宮からは地球自身が己の足で歩む行程となります。中宮の一般象意としては、それまでの経緯を打ち消してしまう様な天変地異が起こるとか、人心が不安定となり(相手の立場など考慮しなくなる)戦争が始まるとか、気象が変動し極寒極暑が続いて凶作になると言った現象が起こります。

   <四緑巽宮の象意>
 太陽の第五渦層に巽宮(そんきゅう)が巡って来る年は、外場重力の圧力値が「62.5%(5/8)」に増大する年廻りであり、従って地球の内部重力圧も62.5%増しの状態となります。重力圧が若干感じられる段階に至りますが、この程度の加圧は重圧では無くむしろ軽圧の部類であって、心の重圧感もさほど感じられない状態であり、やや「内向きベクトル」の方向へ転じたと言う感触でしょうか。巽宮年は地球に取っても良い年廻りであり、暴れん坊のコアの核反応やマントル流動を自力で抑制できるし、また大気圧や機密度の調整もスムーズに運ぶ様です。人心にも落ち着きが出て来て、「俺が俺が」と鼻息荒く突っ張っていた中宮年と比較すれば、やや安定化の方向へ傾いて「先ずは我城を固めよう」と言う気構えが生じて来る様です。巽宮年は人間で言えば「熟年期」の事であり、言動が一致し地に足を着けた分別行動をとれる段階を意味しています。国際情勢も落ち着きが出て、仮に戦争時であっても、自国の国力を弁えた協調関係を維持し、無理な加担をして当事者にはならないと言う、距離を置いた慎重な姿勢で成り行きを見守る様です。また、国は国としての人民の統制管理を行い地固めをする傾向が強く出て来ますが、国に反発を抱く反社会運動的な気風には進展しない様です。巽宮年の一般象意は、気温は上昇するものの、比較的災害も少なく、農作物の実りが良好な年廻り、九星循環の中でも最も安定した良い年となります。

   <三碧震宮の象意>
 太陽の第五渦層に震宮(しんきゅう)が巡って来る年は、外場重力の圧力値が「75%(6/8)」に増大する年廻りであり、従って地球の内部重力圧も75%増しの状態となります。重力圧と言っても、海に潜った際の水圧の様なもので、体全体にも、また心にも圧力が均等に付加される理由から、7割の圧力値はさすがに誰でも実感として感じられる様です。身体が感じる圧迫感と心にのし掛かる重圧感を意識すると、不思議な事に圧力に対する抵抗力が内部から生じて来て、逆に発散的(外交的)な姿勢を見せて行く傾向が強く、特に人間の場合は自由な開放感を求める様になるものです。ともすれば先行きを心配して、独り小さく凝集化して行く心とは裏腹に、それを打ち払うが如く、交友関係の裾野を積極的に広げて他と分かち合いたいと言う気風になって行く様です。震宮は人間で言えば「円熟期(初老期)」に相当し、「老いても益々盛ん」なりし事をアピールするが如くに、個を滅却して全体(社会)に帰納しようとする傾向が現れます。それは国同士も一緒であり、国と国の絆や縁を大切にして同盟組織を築いて行くと言う方向へ向かって行く様です。地球に取っても震宮の重力圧は無視でき無く、気密度を高めて反発力を増大させ抵抗を示します。そのお陰で地殻岩盤にヒビ割れが起こって地震が多い年廻りとなります。震宮の一般的な象意は人と人の縁が広がって消費が拡大して行く理由から、経済的には発展性の高い年廻りとなりますが、こと農作物に関しては収穫量が少なく品質も低下する様です。

   <二黒坤宮の象意>
 太陽の第五渦層に坤宮(こんきゅう)が巡って来る年は、外場重力の圧力値が「87.5%(7/8)」に増大する年廻りであり、従って地球の内部重力圧も87.5%増しの状態となります。8割を遥に超える圧力では抵抗も出来ず、外の空気を吸っても気分が晴れる状況では無く、家や会社に籠(こも)って、これまで通りの義務を果たす以外に、つまり、ただ苦痛に耐える以外に方法がありません。時に発奮して、従来の仕事に見切りを付けて新しい道を選択して見たり、あるいは新しい職場に移り変わって見ても、どこに逃げようが隠れようが、心の重圧から解放される事は無く、ただ重苦しく苦渋や辛酸をなめ続ける一年間となります。唯一の救いは苦しいのは自分だけでは無く、皆が苦しそうだと言う事でしょうか。坤宮年とは人間で言えば、死に際の「老年期」の事、この世の呪縛(生地獄)から解放されて、あの世からの救済を待つ身の上なれど、肉体がある限りは再び過酷な明日がやって来ると言った状況です。こうした坤宮年の事象は国々も地球も一緒、未来に対する希望が失われて、閉塞感に覆われて義務だけが重く背中にのし掛かって来ます。また自然災害も多く、大地震や大津波や大洪水が発生し易く、強烈な熱波の襲来も起こり得ます。一般的な象意としては、災害に巻き込まれない限りは作物の実りは悪くはありませんが、この世を悲観して自殺者がやとらと多いのが特徴でしょうか。また国際協調も機能しなくなり、経済は低迷を続けます。

   <一白坎宮の象意>
 太陽の第五渦層に坎宮(かんきゅう)が巡って来る年は、外場重力の圧力値が「100%(8/8)」に増大する年廻りであり、従って地球の内部重力圧もその最大値(100%)に達します。自然界の圧倒的な力に支配されて、地球自体も国々もまた人間もただ振り回されるだけの話、人智を駆使して抵抗した所で、次から次へと襲って来る天変地異の前ではただ翻弄されるだけの話でしょうか。流年としての坎宮の到来は、早い話が人間の九星回座に出現する九紫離宮の到来と一緒の意味を持ちます。つまり坎宮年とは、人間で言えば「死期」を表しており、この年が九年周期で訪れる結末年(死期)に相当します。地球も国家も人間も、この年で一句節を迎えて、次の年(離宮年)に新しく生まれ変わると言う意味になります。坎宮年の象意は、特に陽化惑星の場合は凄まじく、あらゆる天変地異が荒れ狂って人間世界に襲い掛かります。地震や津波や竜巻や火山噴火は当たり前ですが、一番恐ろしいのが大規模な洪水や旱魃による大飢饉の発生と、パンデミック級の伝染病が次々と発生して人々がバタバタと倒れて行く事です。戦争などしている場合では無く、この一年間をどうやって生き延びるか、それが人類に与えられたテーマでしょうか。社会や国が成り立たなくなると言う表現が的確であると思いますが、想像を絶する地獄絵図の世界が、僅か2年後に迫っていると言えましょう。仮にもし、坎宮年を何とか通り越したとしても、その翌年(3年後)には「九紫離宮年」が待ち構えており、我々の地球はこの難関を通り越せるのかと言う問題があります。無論、2027年(⑨丁未)を絶対に越せないと言う話では無く、本音は地球に頑張って欲しいと願っている次第です。

 

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