〈創造主の生命査定術(その4)〉

   〈ブエデ属性〉
 ブエデとは神語で「猿」の意味であり、人間とは基本的に霊長類の「猿」をヒト化して創られています。人間に進化させるべき霊長類の種類(6種)は宇宙共通であって、ブエデ属以外の猿種(例えばキツネザルやロリスやガラゴやメガネザル)は霊長類ではなく、ただの哺乳類(獣属)に分類されます(位相の容積もズザネ管の太さも異なる)。その猿が霊長類か否かは肉体の違いからは判別が難しく、霊長類専用の位相やズザネ管と接続されているかどうかが決め手であって、それを確認すれば正確な判別が付きます。霊長類とはその文字が示す如く、霊(位相)が長じる動物の意味であり、人間も含めて霊長類の位相が他の動物のそれと比較して桁違いに大きい事は承知の通りです。一般に、ブエデ属の猿種とは地球で言えば、テナガザル系やオナガザル系やオランウータンやチンパンジーやゴリラなどを指しており、地球の分類法とはえらく異なりますが、これらの猿種は大きく6種類に分類する事が可能です。「猿をヒト化する」とは霊長類位相の中に「ヒト遺伝子(ヒト・ヒール)」を入力する事ですが、この遺伝子を入力された位相ズザネ管が地上の猿の子供と接続されると、その猿の子供はたちまち体毛が抜け落ちて、二足歩行となり、知能が発達して人間模様を呈してきます。

 猿が自然に進化して人間になる訳が無く、創造主が加工を施しているから人間が誕生してきます。何も手を加えなければ何十億年経っても「猿は猿」、そのままの状態が続きます。生物を進化させて霊長類まで導き、その霊長類を更に加工して人間を創り出すのが創造主の仕事です。霊長類位相は基本的に6種類のブエデ属で構成されていますが、実際に1枚の位相を観察してみると、1枚の位相が八等分に区分されており、人間と猿が共有状態で使用しています。つまり8人構成の共有位相ですが、そのうち6名の者が人間で、残りの2名が猿といったパターンを呈している訳です。人間と猿の違いは共有位相の中に「ヒト遺伝子」が配当されているか否か、その違いが人間と猿を分ける分水嶺となります。一般に、霊長類位相とは「共有位相(1/8チップ)」の生命の意味であり、1枚の位相を猿と人間が共同で使用している理由からその名前があります。それに対して、「単独位相」の生命とは創造主が人間期間(訓練期間)を卒業したと認定した者に対して後世で与える物であって、単独位相の者は惑星の生物霊界から独立した、つまり動物を卒業した一人前の卒業生(ヒト)として扱われます。早い話が、猿も人間(人もどき)も共有位相の動物に過ぎませんが、単独位相に昇格して初めて「人」になるというのが創造主世界の共通認識です。

 地球人類79億人の中で、これまでに単独位相を獲得した者はたったの三十数名、過去世の宇宙人達が総人口の1/4平均が単独位相の保有者だった事を考えれば、西洋アンポンタン民族に象徴される様に、地球人類が如何に低脳民族であったのか、それが良く分かります。まあ、猿のヒト化作業が今から550万年前から始まったばかりですから、地球人類の若さを考えれば致し方も無い話ですが、それにしても余りにダサ過ぎる印象は否めません。読者の皆様に課せられた使命とは、宇宙の真実を学んで一日も早く人間期間(人もどきの動物)を卒業する事でしょうか。さて、本日は6種類のブエデ属に関する銀河一般レベルの知見です。あなたは一体どの種類の猿からヒト化されたのでしょうか。数百万年前の過去の時代を彷彿とさせる肉体の遺伝形質、見た目の外観上からも明瞭に判別が付く猿の種類に関して、その見分け方の骨を伝授しようと思います。「私はなぜスポーツ音痴なのだろうか?」と悩む必要はありません。それは単に「アスリート猿」ではないからなのです。また、「私の体型はなぜポッチャリ系なのかしら?」と悩む必要はありません。その原因とは肉付きが良くなるブエデ属に生まれ付いたからです。

   〈① ヌイウ・ブエデ(古猿: 陰: オランウータン系)〉

 最初に大型哺乳類(獣属)から分派した最古参の猿種であり、木には登らずに地上で生活する一群の大型霊長類を指しています。「ヌイウ」とは神語で「獣的な」と言う意味を指しますが、その名の如く獣属の名残が強いのか、孤独性が強く仲間を作りたがらない(社会性が薄い)理由から、知能面の発達に難点が生じ(色濃く獣性が残る)、また、雌の生殖機能(繁殖)に欠陥があった理由から、劣化猿として定期的に創造主の処分対象になってきた経緯があります。その為、個体数が異常に少なく、現在の地球ではほんの一握りの生命しか残っていないのが実情です。それでも数世紀前まではこの猿種は現存していて、ヒマヤラ山脈の雪男(イエティ)や、ロッキー山脈のビッグフットや、中国の山地では野人と呼ばれてきました。ギガントピテクス(アジアに生息していた巨大類人猿の化石)の生き残りと言っても構わないでしょう。霊長類位相が最初にどのタイプの猿種と結合したのか、位相内ヒールにはその初期情報が残っている事から、その生命が以後何度生まれ変わっても、基礎的な骨格情報に基づいて肉体が形成されていく為に、ブエデ属性が代々引き継がれていく事になります。

 ヌイウ・ブエデの特徴は、体が異常に大きく力はとても強いが、動作や仕草に機敏性が無く、モサッとした緩慢な動きしか出来ないという事です。比較的おとなしい非戦闘的な性質で戦いを好まない理由から、山奥でひっそりと暮らす、まるで隠居老人の如き性質を保有しています。その容貌や容姿は美しさとは無縁であり、「人間離れ」しているのが特徴でしょうか。惑星で人間に言語を教授する段階を迎えると、最初に行われるのが劣化猿の処分(ヌイウ狩り)であり、これは雑草刈りと一緒であって、宇宙共通の作業です。ヌイウ・ブエデに言語教育を施しても、家族単位かもしくは一匹狼の暮らし振りである事から(社会生活をしない)、言語が伝搬していかないばかりか、知能面でも大きく劣る理由から、最終的に間引かれてしまう可能性が大きいからです。ヌイウ・ブエデには大型種と小型種が存在し、小型種(身長160cmから180cm)は人間として僅かに残存していますが、大型種(身長2mから2m40cm)は何百万人に一人の確率でしか存在していないので、直ぐそれと分かります。一般に、現行の猿種でヌオナ・ブエデ(大型種)と言えばオランウータン属が相当し、また小型種の場合はナマケモノ属などが相当します。ジャイアント馬場さん、アンドレ・ザ・ジャイアントさんなどがヌイウ・ブエデでした。

   〈② ヌオナ・ブエデ(古猿: 陽: テナガザル系)〉

 最初に大型哺乳類から分派した最古参の猿種であり、木の上で生活していた一群の大型霊長類を指しています。猿種で言えば大型のテナガザル系の一派であり、大変活動的で、社会性(団体性)を有している所がその特徴と言えます。地上には滅多に降りて来ない猿種であり、体長が大きい割合に高い運動能力を秘めており、また体のサイズの割に小顔であって、容姿が美しく品格があり、動作仕草もしなやかなのが、この猿種の最大の売り物です。「ヌオナ」とは神語で「上質な」という意味になります。ヌオナもヌイウと同様に、大型種と小型種の二種類に分かれており、大型種の身長は平均180cm〜210cm、小型種は平均160cm〜180cmぐらいでしょうか。無論、これは男性の世界平均の身長です。一般に、猿種は木の上で生活するタイプ(樹上猿)と地上で生活するタイプ(地上猿)に分かれますが、樹上猿は基本的に四つん這いであり、関節が強く俊敏なアスリート系であるのに対して、地上猿は二足歩行で歩く事から、体力や持久力はあるものの、手首や足首の関節が弱く、運動音痴なのが一般的です。アスリート猿は地肩が強く、スナップが効く関節の柔軟性がある為に、ゴルフ・スイングやバット・スイングが地上猿とは性能が異なり、ボールを遠くへ跳ね飛ばしたり、あるいはホップする様な回転力のあるボールを投げる事が出来ます。

 ヌオナ・ブエデと言えば、背が高く八頭身や九頭身である事から「容姿端麗」で有名であり、また万能型のアスリート選手でもあって、しかも古猿系で人間歴が長い理由から「品格」や「品性」を備えた方が多く、スポーツ選手や映画スターやスーパーモデルなどで活躍している方が多い様です。女優ではオードリー・ヘップバーンさんやグレイス・ケリーさんやニコール・キッドマンさんなど、また男優ではジェームス・ステュアートさん、グレゴリー・ペックさん、ゲイリー・クーパーさんなど、歴代のハリウッド・スターが軒並みです。日本の最近の女優でも、中条あやみさん(169cm)、佐々木希さん(168cm)、山本美月さん(167cm)、相武紗季さん(165cm)、深田恭子さん(163cm)、米倉涼子さん(168cm)、菜々緒さん(172cm)など、ヌオナ系(モデル系)の小顔女優に人気が集中しており、またスポーツ界でも、NBA選手のマイケル・ジョーダンさんや大リーガーの大谷翔平さんや、ゴルフ界ではタイガー・ウッズさん、水泳界ではマイケル・フェルプスさんなどがヌオナ・ブエデの象徴的な存在です。外観上、人間としての完成率が非常に高いヌオナ・ブエデですが、残念ながら知能面では「古猿」であるが故に、「旧猿」や「新猿」などの後世の現代猿へ席を譲っており、全てを兼ね備えている訳ではない様です。

 大型種のヌオナ・ブエデは身長があり肩幅(いかり型)があって、手足が優雅で長く、小顔でスマートなのが肉体の特徴ですが、小型種のヌオナ・ブエデの方は現代猿のラニー・ブエデと区別が出来ない程良く似ており、私も「ラニーなのか、それともチビ・ヌオナなのか?」と良く判断に迷っています。ヌオナ・ブエデは循環器(血管系)に難点があって、呼吸が荒く(浅く)、体力面では持久力に難点がありますが、寒さや暑さには滅法強く、外部環境には鈍感な様です。一般に、「樹上猿」と「地上猿」の違いは、樹上猿の女性の場合は子宮の位置が高く(地上猿よりも10cm〜15cm程高い)産道(バギナ)が長いのが特徴であり、その多くは子宮底部に潮袋を備えています(地上猿の女性には潮袋は無い)。また男性の場合は、女性もそうなのですが、身長の割に手足が長く(胴長ではない)頭部が小さくて(小顔系)、手首や足首が細く締まっているので(足が早い)、見た目の形状からも明白な違いを見て取れます。アスリート系の樹上猿に対して、地上猿はポッチャリやデップリ体型が多く、身長があっても頭部が大きく腹が出ている方が多い様です。

   〈③ フォル・ブエデ(旧猿: 陰: ゴリラ系)〉

 原始猿(ヌイウ・ブエデ)から最初に分派して進化を遂げた一群の「地上猿」の仲間で、家族単位で特定の森に住み着いて暮らしている猿属をフォル・ブエデと言います。「フォル」とは神語では「森」の意味です。一方、祖先を同じくする一群の地上猿の仲間で、主に水辺で集団生活をしている猿属の事をブイア・ブエデと言います。「ブイア」とは神語では「水辺」の意味です。どちらも地上生活を基盤にしており、ホモ・サピエンス(人間猿)の中核を担う猿属であって、特に知性面(大脳皮質)での進化を遂げた猿属です。地球ではフォル・ブエデとはゴリラ属の事、またブイア・ブエデとはチンパンジー属の事であり、いずれも人間には馴染みの深い猿種ですが、動物園の檻の前に立って、「こいつをヒト化したのが、俺の肉体なのか」とチンパンやゴリラを改めて眺めてみれば、猿に対してもっと親近感を抱けるかもしれませんね。ちなみに、人間に成ったチンパンやゴリラのイメージが抱けない人の為に、歴代の総理大臣を例に挙げると、岸田総理(フォル)、安倍元総理(ブイア)、小泉元総理(ヌオナ)、中曽根元総理(ブイア)、竹下元総理(ラニー)、福田(康)元総理(ブイア)、田中元総理(ブイア)、海部元総理(フォル)、鈴木(善)元総理(フォル)などです。

 フォル・ブエデの身体的な特徴は、中肉中背で骨太でガッチリした体型をしており、肩幅の割合に頭部が大きく(大顔)、また、歩き方も前屈みでノッシノッシと大地を噛み締めて歩く癖があります。今は亡き安倍元総理と現職の岸田総理の歩き方を比較してもらえば、スマートなチンパン歩行と野生的なゴリラ歩行の違いが良く見て取れます。チンパン属は肉質が柔らかいのに対して、ゴリラ属は肉質が硬く、筋肉が締まっている感じであり、体当たりをかましても逆に跳ね飛ばされそうな感じです。元々社交性の無い無骨で保守的なタイプですが、家庭的であり、身持ちが固く責任感が強いので、伴侶としても友達としても上司としても、安心出来る頼り甲斐のあるタイプと言えます。相手次第で、あるいはその場の状況次第で臨機応変に変幻自在な対応力を見せつけるのはチンパン属の特徴ですが、ゴリラ属の生命にそれを望んでも、そんな軽い判断は性分に合いません。原理原則や社会秩序や道徳や慣習や法律や条例などを重んじて最終判断を下す事から、保守的な傾向性は否めなく、逆に革新的で好戦的ではない点が「玉に瑕」と言えます。感性が鈍い割に神経質で睡眠が浅く、防御本能が発達しています。

 一般に、「食べなくても痩せないゴリラ属」、「食べれば直ぐに身になるチンパン属」と言われますが、比較的太めの体型でも、ブヨブヨしている方がチンパンで、固く引き締まってガッチリしている方がゴリラの肉体的な特徴です。スポーツで言えばレスリングや柔道向きの体型だと言えましょうか。力持ち世界一決定戦に出場してくる頭部が異常に大きく首が無い巨漢の人達と言えば、それはゴリラ属の集まりでしょうか。ゴリラ属の女性は身持ちが固く、家庭を良く守ります。チンパン属とは異なり浮気性分ではなく、知性に溢れた良妻賢母というのが看板です。体の肉質が固く、ゴム鞠の様な子宮をしており、産道も短い理由から(子宮の位置が低い: 妊娠し易い)、小さな胎児(子宮が固いので大きく成長出来ない)を安全にポコポコと産むという「多産系」の子宮を備えています。しかしその反面、歳を取って子宮を支える筋肉が緩んでくると、子宮が膀胱に覆い被さって「過活動膀胱」となり、頻尿に苦しむ事が多くなります。それはチンパン属も一緒であって、樹上猿にはあり得ない、地上猿の「宿命病」みたいなものでしょうか。

   〈④ ブイア・ブエデ(旧猿: 陽: チンパンジー系)〉


 原始猿(ヌイウ・ブエデ)から分派し、進化を遂げた「地上猿」の仲間で、主に「水辺」の木々に住み着いて集団生活(群生活)をしていた猿属をブイア・ブエデと言います。「ブイア」とは神語で「水辺」の意味です。開かれた平野地の水辺に生息している理由から、他の動物と接触するのは当然な話であり、それが故に戦闘系の猿種で、集団自衛を看板にしていました。牙を有する獣属とも戦う訳ですから、当然、戦闘道具(武器: 棍棒)を開発し、それを用いて水回りゾーンの支配権を行使していたと考えられます。知能を発達させた要因は勿論、その社会生活に起因しており、軍隊の如く役割分担制度や当番制度を敷いて集団自衛力を獲得し、段階的に「部落」を形成していったものと思われます。木の上に逃げ込む猿から地上で戦ってテリトリー(群れの生活圏)を確保出来る猿へと変化する事、これこそ人間に進化を遂げるべき猿種であったのだろうと思います。チンパン属はゴリラ属よりも好戦的で活動量が多い事から、また集団力(結束力)が強く組織化されている理由から、霊長類世界の中核的な位置を占めて行く事になります。猿がヒト化される以前の数千万年前の地球を観察すれば、それはまさに「猿の惑星」の姿であり、平野地の大半はチンパンやゴリラが占めており、猛獣達は猿属の攻撃を恐れて森の奥でひっそりと生息していました。

 地上のそこら中で闊歩していたチンパンやゴリラですが、その生息数が現在の地球では極端に少ない理由は、大半の猿がヒト化されて人間に切り替えられてきたからです。我々の銀河系には「猿の惑星」が400個以上も存在していますが、これらの星々は「生物霊界」は造ってみたものの、猿属の大脳(知能)の発達率が思わしくなく、ヒト化を見送られた「劣化惑星」なのです。ちなみに、我々の銀河系では約800箇所の惑星霊界が築かれて、その内ヒト化作業が行われた人間惑星は半分の400惑星でした。つまり、800惑星の約半分が劣化惑星(猿の惑星)であって、創造主の期待通りに人間を開花させる事が出来た優化惑星とは半分の400箇所に過ぎなかった訳です。今から約550万年前に、地球の場合はヒト化作業が実際に開始されて、その後は50万年置きに約10回に渡ってヒト化作業が続行されてきました。多くの猿属種が段階的にヒト化されてきた理由から、猿の生息数が極端に少なくなっているのが地球の現状です。さて、チンパン属とゴリラ属はどちらも知性系の猿種であり、群れで組織行動を取りますが、革新的で好戦的なのがチンパン属、保守的で非戦闘的なのがゴリラ属です。動物時代からのその性質は人間になっても変わっていない様です。ゴリラ属もチンパン属もそれぞれ大型系と小型系に分かれていますが、基本的な資質は一緒です。

 一般に、チンパン属の生命は自立心に欠け、他を当てにする傾向が強く、親猿や強いリーダーの言いなりになる傾向性があります。まあ、それが団体行動を取れる一番大きな要因なのですが、自立心が薄い理由は子育てに原因が在る様です。チンパン属は子供が良い年齢になるまで群れ全体が厚い愛情を持って過保護に育てる理由から、甘えん坊の子供が多く、良い年齢になってもまるで人間の子供の様に自立心がなかなか育たない様です。自立心に富んでいない事が良い事か悪い事か分かりませんが、それはある意味では群れ社会の結束力が大変強い意味となります。防衛手段としての便宜上の群れ組織では直ぐ崩れてしまう可能性が高いのですが、群れを構成する猿同士が個々に固い「絆(きずな)」で結ばれている事から、群れの結束力が違う訳です。これは今の人間社会と遜色が無い事から、多分良い事なのだろうと思われますが、その分、逆に「妬み」も「恨み」も「焼き餅」も、はたまた「背信」も「裏切り」も「反逆」もあって、まるで多様な人間社会を見ている様です。子供の感情の発露を強制的に抑え込む封建的なゴリラ属に対して、チンパン属は随分鷹揚な子育てをしていた様です。

 チンパン属は俊敏な動きは出来ないものの、総合的な体力と持久力に優れており、100kmウォークなどの長時間歩行やマラソンや、また登山などのハード・ウォークも得意分野です。消化吸収に優れ、また循環器系もしっかりしている理由から、タフな長時間労働にも耐えられる様です。しかし、地上猿の特質とも言える「関節の弱さ」と「骨の脆さ」は如何ともし難く、手首や足首や膝関節や肘関節や肩関節に重大な欠点を抱えており、如何なる競技スポーツに於いても、一流のアスリート選手には間違ってもなれないと断言出来ます。鍛え上げると即座にムキムキの筋肉になるのに、日々の鍛錬を少し休むとあっと言う間に筋肉が落ちて、プニョプニョもしくはブヨブヨの体になってしまいます。「食べれば食べる程身になる」体質である事から、年齢と共に下腹が膨れてきて、上から覗いても自分の下腹部も見られないという醜悪な肉体になりがちです。それでいて、精力だけは一人前で、「助平性分」と「浮気性分」だけは天性の地だと言えましょうか。女性は若い頃はフックラとした肉付きの持ち主であり、お色気もあって魅惑的ですが、年を取ると三段腹の「だらしのない肉付き」となり、子宮が落ちて膀胱を圧迫し、頻尿に悩むという、如何にも「おばはん風」に変貌してしまう事から、日々の運動(筋肉を引き締める為のダイエット運動)に務める事が肝要かと思います。女優では新垣結衣さん、有村架純さん、橋本環奈さん、上白石萌音さん、川口春奈さんなどです。

   〈⑤ ラニー・ブエデ(新猿: 陰: ヒヒ系)〉


 原始猿(ヌオナ・ブエデ)から分派し、進化を遂げた「樹上猿」の仲間で、主に丘陵地帯に生息圏を構えていた一群の猿種は「ラニー・ブエデ」と呼ばれました。「ラニー」とは神語で「丘陵」の意味です。小型でも牙系の戦闘的な猿種であり、基本的には樹上で生活を営んでいますが、一部の種類は地上にもテリトリーを広げて岩場などに生息しており、樹上と地上の中間を行く猿種です。ヌオナ・ブエデの小型種から進化したオナガザル系の猿種であり、高山地帯に生息する「ネーウ・ブエデ」と並んで新世代猿とか現代猿と呼ばれる新型系の猿種と言えます。これらの猿種は樹上でも地上でも四つ足歩行の状態から(二足歩行を殆どしていない状態)いきなりヒト化された猿種である事から、チンパン属やゴリラ属出身の人間とは骨格や体型が異なり、やや小型ではあるものの、俊敏で素早いアスリート人間として活躍している様です。ラニー属の特徴は獣性の名残があるのか、男性も女性もやや反抗的な性質(気骨がある)であり、従順なタイプでは決して無い事です。小柄な背丈の割に、筋肉質のガッチリとした体付きをしており、関節が強く、ジャンプ力やダッシュ力に長けています。

 女性の多くは手足や首が細い割に引き締まったグラマラスな体型をしており、胸板が厚く、乳房そのものが大きい方が多い様です。また少数派の乳房が貧弱なタイプの方は、反対にお尻が大きく、いずれも性的な魅力に富んだ魅惑的な体型をしています。四つ足時代の名残なのか、子宮の位置が高く(奥まっている)、チンパン属やゴリラ属の女性と比較すると10cm〜15cmも子宮高である事から、その分産道(バギナ)が長く出産が大変ですが、子宮壁も含めて筋肉の質自体が大変柔らかい為に、大きな胎児を産み落とす事が出来ます。また、子宮の位置そのものが第三チャクラ孔に相当する理由から(普通は第ニチャクラ孔)、子宮の底部に潮袋を4つ保有しています。一般に、ラニー属の女性は性的な魅力を秘めた核爆弾とでも言いましょうか、古猿系や旧猿系と比較すれば、新猿系は身体の様々な点で優れていると思います。ただし、これは新猿系でもラニー属に関してだけの話ですが、食事の取り方次第では「上半身おデブ」になるケースがあって、たとえおデブでも運動は出来るものの、病気予防の観点からも「メタボ化」は避けたい所でしょうか。一般に、ラニー属は強力な筋肉や靭帯を備えている事から噛む力も尋常ではなく、筋力が有り過ぎて逆に骨折し易いので注意が必要です。

 ラニー属の有名人と言えば、男性ではトム・クルーズさん、宇野昌磨さん、岡田准一さん、阿部一二三さんなど、いずれも小柄で気骨のあるタイプですが、日本の女優ではセクシー系の広瀬すずさん、石原さとみさん、上戸彩さん、沢尻エリカさん、石田ゆり子さん、本田翼さん、篠崎愛さん、筧美和子さんなどです。男性も女性も比較的気性がきつく、普段は「近づいて来るなオーラ」を放っている事から、ファンにとってはそれが逆に魅力的に感じるのかもしれませんね。高い運動能力を備えており、小さい時から鉄棒クルクル、跳び箱ピョンピョン、縄跳びクルクル、疾風ダッシュが看板の高性能スポーツ・カーの如き肉体をしています。現代で言えば、路上競技(ローラースケートやスケボーやBMXやブレイクダンスやパルクール)の達人とでも言いましょうか、チンパン属やゴリラ属の者には絶対的に真似が出来ない「芸当」や「曲芸」をアスリート猿達は軽くこなしてしまいます。「運動能力は高くても頭がパーなのか」と問えば、それが意外や意外、体の切れ味も良いが頭の回転もシャープであり、やはり「進化猿だわ」と関心せざるを得ません。ちなみに、この私はチンパン属の肉体を拝借しておりますが、自分の体を思う様にコントロール出来ない事から、進化猿の肉体を配当された方達を見ると思わず「いいなー」と憧れてしまいます。交換出来るものなら「交換シチクリ」と思っております、ブヒブヒ。

   〈⑥ ネーウ・ブエデ(新猿: 陽: オナガザル系)〉


 原始猿(ヌオナ・ブエデ)から分派し、進化を遂げた「樹上猿」の仲間で、主に高山(山奥)の森林地帯に生息圏を構えていた一群の猿種は「ネーウ・ブエデ」と呼ばれました。「ネーウ」とは神語で「高い山々」の意味です。生息圏の違いから来るのか、同じ祖先から分派した猿種とは思えない程ラニー属とネーウ属は見た目が違っており、片方はピチピチとした弾丸みたいな筋肉爆弾の体付き、もう片方は大変しなやかで柔軟な筋肉を備えたスマートな体付きをしています。どちらも現代猿のアスリート猿、古猿や旧猿と比較すれば、新猿系はやや小型ではあるものの、両者は高性能スポーツカーである事に変わりは無く、馬力勝負の「ポルシェ」と美しいフォルムの「ランボルギーニー」の違いでしょうか。フィギュア・スケートの「羽生結弦選手(ネーウ)」と「宇野昌磨選手(ラニー)」を見れば、猿種の違い(体型の違い)が一目瞭然で分かります。細い体から繰り出される伸び伸びとした自由な手足、柳の枝の如き弾力性のある柔軟な骨格と筋肉、そのしなやかな体から鞭(むち)を打つ様に放たれる強烈なスマッシュは、テニスにしてもバドミントンにしても野球にしてもハンドボールにしてもゴルフにしても、超一流を感じさせます。

 ネーウ属は殆ど地上には降りて来ない樹上猿、まるで鳥類や神様の様に下界を見下ろして生活していた事から、ヒト化された後も「やった、やられた」のギスギスした俗世的な人間関係を嫌う傾向にあります(非戦闘的)。眺望の効く高い所が大好きで、狭くて窮屈な閉鎖空間を嫌い、常に日差しを浴びて太陽と一緒に過ごしたい開放的な性分は天性だと言えましょうか。生粋の樹上猿であるネーウ属は「バランス感覚」や「平衡感覚」に優れているばかりか、瞬発力や跳躍力や動体視力や反応力に富んでおり、持久力は無いものの、総合的な運動能力はトップ・クラスと言えます。体操選手の世界は「ラニー」と「ネーウ」の世界、一般の猿種が介入出来る世界ではありませんね。ネーウ属の最大の特徴は「いくら食べても太らない」事であり、その特異的な体質だけでも女性には十分「憧れの的」なのですが、そのスリムなボディの他に「小顔」が特徴だと言うからもはや妬(ねた)まざるを得ません。オリンピック競技の体操や新体操やクライミングやシンクロの選手の大半は「ネーウ属」、というよりネーウ属かもしくはラニー属でなければオリンピック選手にはなれないと言った方が早いかもしれません。

 そんな超アスリート系のネーウ属ですが、猿時代の食生活と人間時代の食生活が異なるせいなのか、消化器系の分解酵素や補酵素の関係上、脆弱な腸機能を呈している方が多く、また便意を我慢する事が出来ず(猿時代は垂れ流しだったから)、頻繁にトイレに駆け込む姿を目にします。女性の性機能は「ラニー属」と一緒であり、豊満な乳房ではないものの(むしろペチャパイ)、子宮高で産道が長く、潮吹き袋を備えた柔らかくて高性能な性器を保有しています。体の大きさや滲み出てくる品格は古猿のヌオナ・ブエデには敵いませんが、美しさと可愛さに関しては現代猿も負けておらず、綺麗な方が一杯居ます。スポーツ界では数え切れませんが、日本の女優では永野芽郁さん、今田美桜さん、多部未華子さん、宮沢りえさん、吉田羊さん、松雪泰子さん、その他大勢です。

※写真はWikipediaより

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